コラム/インタビュー

2020/07/29

新卒就活のエントリー数の平均ってどのくらい?絞ると内定は出づらくなるの?

就活中の皆さん、企業のエントリーはどのくらいしていますか?

就活を始めたての頃は、「とりあえずエントリーしよう」と思ってしまいがちですが、あまりに数が多いと収拾が付かなくなってしまいます。一方で、序盤からあまり絞り過ぎると持ち駒が薄くなり、後半になって慌てることになりかねません。

このように、ワンクリックながらなかなかコントロールが難しいのがエントリー数。はたしてどのくらいが適切なのでしょうか?もし少な過ぎると何か問題があるのでしょうか。

本記事では、就活の平均エントリー数、エントリー後の平均内定数、エントリー数を絞るリスク、エントリーする企業が見つからない時の対処法について解説します。「エントリーってどのくらいしたらいいの?」と悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

就活の平均エントリー数は?

まずは、就活の平均エントリー数はどのくらいなのか調べてみました。
出典:キャリタス就活2020 2019年3月1日時点の就職活動調査

2019年のエントリー数は平均23.1社(3月時点)

2019年に就活を行った学生への調査によると、エントリー数は3月時点で平均23.1社でした。自分のエントリー数と比べてどうでしょうか?

数字だけを聞くと多い気がするものの、大手ナビサイトでまとめてエントリーをしている人にとっては少なく感じるかもしれません。

この数字を聞いて、「同じくらいかも」「自分の方が多い」と感じた人は、今のところいいペースといえます。

4月以降6社ほど増やす学生が多い

データの続きを見ていくと、4月以降に6〜7社ほど増やす学生が多いようです。就活の進み具合にもよりますが、7月1日時点では、エントリー数の平均が29.7社となります。
出典:キャリタス就活2020 2019年7月1日時点の就職活動調査

内定の出る時期などを考えると、最終的に29〜30社にエントリーしているということですね。

エントリー後の平均内定数は?

それでは、エントリー後の平均内定数はどのくらいなのでしょうか。

内定した企業数をエントリーした企業数で割り、計算してみましょう。

平均内定数は2.3社

平均的内定社数は、7月1日時点で2.3社です。

就活生一人あたり2~3社から採用されているということになります。

エントリー数に対して内定率は7.7%

先ほどエントリー数の平均は29.7社とお伝えしました。ここから計算すると、2.3÷29.7×100で、エントリー数に対しての内定率は約7.7%となります。

内定率7.7%は、100社にエントリーすると7.7社から内定が出るという意味です。そうなると、単純な計算上の話にはなってしまいますが、100÷7.7で、1社から採用されるために約13社にエントリーしなければならないことになります。

最初の頃は右も左も分かりませんから内定率は低いでしょうし、徐々に上がっていくはずなので、こちらはあくまでならした場合の数字です。

とはいえ、「本当に志望する○社にだけエントリーしよう」と考えていると、少し厳しい戦いになりそうというのはお分かりいただけるのではないでしょうか。

この辺りの話は後述します。

エントリー数が少ない人は平均を目安にしてみよう

ここまで読んで、思わず自分のエントリー数を数えた人もいるのではないでしょうか。

もしも、「自分のエントリー数は少ないかもしれない」と感じた人は、平均を目安にしてみましょう。つまり30社未満の人は、そこまでエントリーを増やしてみてください。

エントリー数を絞るリスク


ここまで、エントリー数を頑張って30社までは増やそうとお伝えしてきました。それはなぜかというと、エントリー数を絞ることにはリスクが伴うからです

ここでは、それについてひとつずつ見ていきます。

狭い視野で志望企業を選んでしまう

まずは狭い視野で志望企業を選んでしまうこと。視野が狭い状態というのは、企業分析・自己分析が十分でない状態を指します。この状態では内定が取れたとしても、入社後に「もっといろいろな企業を見て決めれば良かった」と感じてしまう可能性が高まります。

エントリーしたい企業を見付けられるのは、自分がやりたい仕事や携わりたい業界が分かっていればこそです。そもそも自分で認識している自分像が正しいとも限りません。そのせいで選択の幅を狭めるのは将来にも関わります。

しかし多くの人がこの状況に陥りがちです。なぜなら、ほとんどの人は企業のエントリーが解禁されたタイミングで就活を始めるから。つまり、エントリーする段階では自己分析ができておらず、企業についても十分に理解ができていないせいなのです。自分のことも企業のことも分からないまま選んでいるので、当然ミスマッチが起こりやすくなります。

特に、「聞いたことある会社がいいから有名なところにエントリーしよう」「明るいとよく言われるから営業職だけエントリーしよう」など、なんとなく選んでしまっている人は危険。

自己分析や業界研究をしっかりしていないと、後悔してしまう結果になりがちです。とはいえ、就活を始めるタイミングが遅かったと悔やむ必要はありません。ここからでも挽回できる方法はあります。

まずはエントリーし、多くの企業の選考を受けること。選考は自分が評価される場ですが、同時に社員の方と直接話すチャンスでもあるので、企業や業界について知りたいことを聞けます。さらに面接でアウトプットする過程で自己分析がはかどることも多いので、意外とおすすめです。

選考は途中で辞退もできますし、平均よりもエントリー数がかなり少ないと感じている人は、「ちょっと興味があるな」程度の企業も見ておきましょう。

もしエントリーしたいと思える企業が見つからないのであれば、就活のプロに頼ってみるのが吉。専属のキャリアアドバイザーが自己分析や業界研究をサポートしてくれますので、積極的に活用しましょう。

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選考・面接慣れの機会が得られない

選考・面接慣れの機会が得られないのももったいないですね。

就活は、始めたての頃はなかなかうまくいきません。たとえ脳内で何回もシミュレーションしたうえで臨んでも、面接官を前にすると緊張してしまい、その通りにできるケースはほぼないと言っていいでしょう。

面接が上手になる一番の方法は、とにかく慣れることです。それには当然ながら回数をこなすのが必要となります。もちろんただ回数だけ増やせば良いのではなく、終わった後に振り返りを行い、良かった点と悪かった点をまとめて次に生かすところまでいってやっと実力として付いてきます。

もし自分の第一志望群の企業にしかエントリーしていなかったら、最初の面接から本命企業に挑むはめになります。ぶっつけ本番ではなかなか思う通りに話せず、必然的に通過も難しくなるでしょう。

選考・面接慣れの機会が得られないだけでなく、エントリー数が少ないと、必然的に一社一社の重みは大きくなります。そのため、たくさん受けている人に比べてひとつ落ちたときのショック度合いが強く、落ち込んでしまいがちになり、次への気力が出づらくなる弊害もあります。

エントリー数を増やすのは、イコール面接練習の場を増やすことなので、ぜひ積極的にエントリーしましょう。

全て落ちた時に替えが効かない

当然ですが、全て落ちた時に替えが効かないのも問題です。

早い段階であればまだ募集している企業にエントリーできますが、志望する業界の選考が遅い場合、全落ちした際に取り返しが付きません。

もちろん、そこからエントリーできる企業もあることはあります。しかし、この段階になってしまうと必然的に志望度の低い企業しか残っていないので、その状況を避けるためにも、ある程度のエントリー数は確保しておく必要があります。

内定率を上げるのは簡単ではないですよね。であれば、母数を増やした方が内定の数を増やすのに早道なのはお分かりいただけると思います。

「絶対に行きたい会社」「そこそこ行きたい会社」「それらに類似した業界・業態の会社」「行きたくない会社」など、企業情報を目にしたらそこが自分の志望度ではどこにランク付けされるのか考えてみましょう。

「絶対に行きたい会社」「そこそこ行きたい会社」のみエントリーする人が多いですが、「それらに類似した業界・業態の会社」まで視野を広げて最初からエントリーしておくと、平均程度のエントリー数がキープでき、全落ちを回避できる可能性が高まります。

エントリーする企業が見つからない時は

ある程度の数はエントリーした方が良いと分かったけれど、「エントリーする企業が見つからない」「どんな企業にエントリーしたらいいか分からない」と悩んでしまう方もいるかもしれません。

エントリーする企業が見つからなくて困ったときの対処法をお伝えします。

スカウトサービスに登録する

まずはスカウトサービスに登録すること。

スカウトサービスとは、就活ナビサイトの逆で、学生のプロフィールを見た企業からスカウトが来るサービスのことです。

事前に自己PRなどを登録しておくと、企業の方から学生を検索してもらえ、この学生に会いたいと思ってもらえれば選考の一部免除などもあります。

どこにエントリーして良いか分からないなら、一旦ここに登録してスカウトを待ってみてはいかがでしょうか?

また、ここに登録していると、今現在の自分がどのくらい企業から求められているか、言い換えれば市場価値が高いのか低いのかも分かります。

スカウトサービスにはいくつかありますが、おすすめはOfferBoxです。企業の利用数が業界ナンバーワンな上に、資生堂やMicrosoftといった有名企業も利用しているので、思いがけないチャンスを得られるかもしれませんよ。

就活エージェントに企業を紹介してもらう

次に、就活エージェントに企業を紹介してもらうことです。

就活エージェントは、学生一人一人に専属のキャリアアドバイザーが付き、あなたのかわりに企業を探してくれるサービスです。最初のカウンセリングで希望条件などを伝えると、それに見合った企業を紹介してもらえます。

どこにエントリーしたら良いか分からない人は、就活エージェントに登録し、キャリアアドバイザーに正直に相談してみましょう。

ただ、就活エージェントはたくさんあり、キャリアアドバイザーの質はピンキリです。「希望とは全く違う企業しか紹介されなかった」というクチコミが多数寄せられているところもあります。

そんな中で自信をもっておすすめできるのが、「キャリアチケット」。本当に学生に親身になってアドバイスをくれるキャリアアドバイザーが多数在籍していると評判です。

「視野になかったけど、なんだか良さそう」と思える企業と出会えることはもちろんですが、キャリアチケット経由でエントリーすると、ESを免除してもらえることが多いので、効率よくエントリー数を増やすことができます。

ES免除でエントリーできるイベントに参加する

ES免除でエントリーできるイベントに参加する方法もあります。就活エージェントが開催しているものが一般的です。

たとえばキャリアパークは、合同説明会、就活セミナー、会社説明会、インターン説明会などの多様なイベントを、東京と大阪を中心に開催しています。

それだけでなく、中には内定に直結する選考会もあります。こちらに参加することで、ESなしで面接まで進め、場合によっては一次面接をスキップできるケースも。

キャリアパークに登録し、イベント検索をして興味のあるものに参加しましょう。

まとめ

本記事では、就活の平均エントリー数、エントリー後の平均内定数、エントリー数を絞るリスク、エントリーする企業が見つからない時の対処法について解説しました。

企業をあまり絞り過ぎない方が良いこと、エントリーする企業が見付からないときにはさまざまなサービスが利用できるとお分かりいただけたのではないでしょうか。

就活は一度遅れを取ると、それが致命傷になってしまう懸念もあります。なかなかエントリーできない場合は、とりあえず就活エージェントなどのサービスを利用してしまうのも手です。

自分にとっての適切なエントリー数を保ちながら、無理なく就活を進めてください。