コラム/インタビュー

2020/07/27

インターンに参加する意味とは?バイトとの違いや企業選びのポイントまで解説

インターンをしていると就職活動が有利になるとよく耳にします。それは本当なのでしょうか?

結論から言ってしまうと、何となく参加しているだけでは有利に働くことはありません。

インターンには短期と長期、給料をもらえるものともらえないものなど、さまざまな形態があり、違った特徴を持っています。それぞれの特徴を掴み、自分の目的に合うインターンに参加するのが重要です。

本記事では、「インターンに参加する目的と意味って何?」というテーマを軸に、インターンの定義から各形態の特徴まで解説していきます。インターンってみんな行ってるけど本当に意味があるのかな?と感じている人や、興味はあるけど目的の違いまでは知らない人はぜひ最後まで読んでみてください。

インターンとは?


まず、言葉の意味についてですが、インターンとは職業体験という意味。


理容師・美容師・医師になろうとする人が,修学後国家試験の受験資格を得るために課される実習訓練。また,その実習生。医師については1968年(昭和43)廃止された。

会社や官公庁で職業体験をする実習生。教育実習生。
(三省堂 大辞林より)

もともとは、理容師や医師になるために課される実習訓練を指す言葉でしたが、最近では業界や職種に関係なく職業体験全体を指すようになりました。

アルバイトとの違いは、その目的です。アルバイトは労働力を提供し、対価として給与をもらうことを目的にしています。一方、インターンの目的は給与ではなく職業を体験することです。つまり、収入を得るためなのか職業体験のためなのかという点で違いがあります。

インターンは3種類


インターンを期間で区分すると3種類。それぞれの特徴について解説していきます。

①1日で企業を知る1dayインターン

1つ目は、1日で企業を知る1dayインターンです。

1dayインターンの期間は半日から終日で、その間に会社の紹介を受けたり日頃の業務を簡単に体験できるワークに取り組んだりします。そのため職業体験というよりは、会社について理解を深める会社説明会の色合いが強いです。

とはいえ、通常の会社説明会とは異なり、ワークを通じて業界や企業への理解を深められるので、就活初期の業界研究や企業理解にはうってつけの機会といえます。

②選考で有利になることも…短期インターン

2つ目は、選考で有利になる可能性がある短期インターンです。

短期インターンは、一般的に1週間にわたって開催され、会社説明や職場見学だけでなく、時間をかけてグループワークや業務体験を行います。期間が1週間あるため、時間に余裕があり、1Dayインターンより濃い内容を体験できるのが特徴です。

グループワークの途中や最後には社員からのフィードバックを受けられるため学びのある時間を過ごせます。業界や業務への理解が深まるだけでなく、今後の参考になるアドバイスももらえるなんて一石二鳥ですね。

また、短期インターン参加者は選考に有利になります。早期選考のチャンスが与えられる場合が多く、インターンのパフォーマンス次第では1次選考免除の優遇を受けられることも。志望企業が短期インターンを開催するのであれば、必ず参加しましょう。

③実践的なスキルが身につく長期インターン

3つ目は、実践的なスキルが身につく長期インターンです。

長期インターンは、1か月以上にわたって社員と同じように業務に取り組むものです。短期間のインターンとは異なり、実際の業務に直接関われるので実践的なビジネススキルを身に付けられます。

また、長期インターンでは給与が支払われるケースが多いので、実践的なスキルを学びながらお金をもらえる点で魅力的です。

さらに長期インターンの場合、自身で希望し、かつスキルの習熟度などによってはそのまま採用につながるケースもあるため、学びながら就職に近付けるチャンスでもあります。

インターンに参加する目的と意味

インターンはとりあえず参加しておけばよいというわけではなく、明確な目的をもって参加しなくては学びはありません。

そこで、インターンにはどんな意味があるのか、事前に確認してみましょう。

企業・業界について知れる

1つ目は、企業・業界について知れる点です。

いくら企業について知りたいと思っても、会社説明会ではどうしても受け身で聞くばかりになり、インターネットでの情報収集も限界があります。一方でインターンは職業体験なので、会社の日ごろの業務やとりまく業界について理解が深まるのです。

とりわけ長期インターンでは実際に働く社員と日常的に話したり、実践的なワークあるいは業務を通じて頭と手を動かしたりする経験が得られます。説明を聞くだけでなく共に働くことで、より日頃の業務レベルで企業や業界への理解が深められるというわけです。

自己分析に役立つ

2つ目は、自己分析に役立つ点です。

長期インターンに参加すると、社員と一緒に仕事をします。それにより、アルバイトや部活動といった日頃の学生生活では味わえない、ビジネスに触れる経験ができます。

実際に業務を行う中で、自身の仕事で重視する条件や得意不得意がはっきりしてくるでしょう。これらが明確になることで、会社選びの軸がハッキリし、自身の強み弱みが仕事にどう生かせるのかを考えるきっかけにもなります。

早いうちから長期インターンを始めることで自己分析がはかどるのもメリットです。ESや面接に活かせるだけでなく、会社選びがやりやすくなり、入社後にギャップを感じる可能性も下がります。後悔しない就活のためには、長期インターンへの参加はおすすめです。

早期に内定をもらえる可能性がある

3つ目は、早期に内定をもらえる可能性がある点です。

短期間のインターンでは、グループワークの姿勢や発言が細かくチェックされています。そして、優秀と評価されるとそのまま早期の選考に招待されるのです。

一方で長期インターンは、数ヶ月から数年にわたり社員と一緒に働く中での働きぶりや成果が評価されます。高い評価を得た際には、そのまま採用となるケースもあります。

インターン生からの採用は通常の選考よりも早く決まるので、一足早く就活を終わらせられるのも魅力的です。

大学生同士の繋がりができる

4つ目は、大学生同士の繋がりができる点です。

インターンに参加すると、他大学の学生と知り合えるチャンスが生まれます。単に人脈が広がるだけでなく、同じインターンに参加しているということは、同じような業界に興味を持っている可能性が高いでしょう。

「就活は情報戦」と言われるくらいに情報は重要です。友人が増えたぶんだけ入ってくる情報も増えるので、インターンで知り合った学生は就活を進めるうえで心強い仲間となります。インターンに参加した際には周りの学生と良い関係を築けるよう意識しましょう。

ビジネススキル・マインドが身につく

5つ目は、インターンに参加することで、ビジネススキル・マインドが身につく点です。

インターンでは、職業体験として実際に業務に携わったり、極めて実務に近い内容のワークを経験するので、ビジネススキルが身につきます。

ビジネススキルとは何か?について、ハーバード大学教授のカッツ氏は以下のように述べています。

テクニカルスキル:PC操作や電話対応の仕方など
ヒューマンスキル:円滑なコミュニケーション
コンセプチュアルスキル:論理的思考力や着想力など

またこういったスキルだけでなく、社会人と一緒に働く中で仕事をするうえでの心構えや意識などのビジネスマインドも身につけられるのがポイントです。

長期インターンとアルバイトの違い

ここからは長期インターンとアルバイトの違いについて解説していきます。既にインターンとアルバイトの違いについて目的をテーマにお伝えしましたが、ここでは実際に携わる業務の観点から解説します。

裁量の大きさ

まずは、裁量の大きさが異なります。

アルバイトは、基本的に社員の指示に従って業務を行います。基本的に言われたとおりにすれば問題なく、大体はマニュアルでルールが作られているため、何か自分から仕事を見つけようと考えても難しいでしょう。

一方インターンでは、仕事を進めるプロセス(過程)は任せてもらえる場合がほとんどです。ですから、どんな手段で進めるのかはインターン生次第。裁量が大きいぶん責任も伴いますが、相応のやりがいがあるといえます。

求められる成果

次に、求められる成果が違います。

上でも述べましたが、アルバイトは基本的に与えられた仕事をこなすのが主な役割になるため、売上の成果などへの貢献はあまり求められません。

一方で、長期インターンでは任されたプロジェクトで成果を求められます。というのも、インターン生は裁量権が与えられ、社員と同等の働きが期待されるからです。

そのため、ただただのほほんと業務をこなしていては長期インターンについていけないでしょう。どうやったら成果が出るのか、周囲にヒアリングしたりインプットとアウトプットを繰り返したりと、トライアンドエラーを繰り返すことが重要になります。その中で実力が身に付いていくのです。

企業がインターンを実施する意味は?

ここまでは、就活生目線で各種インターンの特徴やアルバイトとの違いについてお伝えしてきました。続いては、なぜインターンを実施するのかを企業目線で解説していきます。

企業の認知度を上げるため

1つ目は、企業の認知度向上のためです。

インターンに参加する学生は、自社に興味がある学生ばかりでなく、声をかけられたから何となく来たような学生もいます。そういった層も含め、たくさんの学生に自社の魅力をアピールするのが目的です。

企業としては、より多くの学生にエントリーしてほしいと考えています。その方が多くの学生から選べるため、より優秀な社員を採用できる可能性が高まるためです。

このように、多くの学生に自社の事業内容や雰囲気を知ってもらい、志望してもらえるよう、インターンを実施するのです。

新卒採用でのミスマッチを減らすため

2つ目は、新卒採用でのミスマッチを減らすためです。

採用活動におけるミスマッチは企業がもっとも避けたいポイントです。正しく業務について理解をしないまま入社したためにすぐに退職してしまっては、企業もたまったものじゃありません。

そこで、会社説明会以上に自社への理解を深めてもらえる機会として、インターンを活用しています。つまり、学生により明確に業務内容や企業風土への理解をしてもらうためなのです。

戦力の確保のため

3つ目は戦力の確保のためです。
インターンを通じて早期に内定をもらえる可能性があると述べましたが、逆に企業の側からすると、早期に優秀な人材を確保できるといえます。

そこで、インターンを通じて戦力になりそうな優秀な学生を見分け、欲しいと思った学生に声をかけていくことで早期に戦力を確保していくのです。

また長期インターンは、即戦力の採用を目的としておこなっている企業も多いです。

ほとんどの企業は、学生の意欲や働きぶり次第では、社員と同様の業務や裁量を持ってもらうつもりで長期インターンを実施しています。

そのため、自社にマッチする学生がいた際に新卒として採用することはもちろん、社員同様の働きぶりを学生に期待しているのです。
学生のうちから本格的に働き、スキルやマナーを身につけ、仕事についての自分の価値観を深めたい人には良い機会になるでしょう。

インターンを意味あるものにするために!インターンの探し方


上でインターンに参加する意味と目的について述べましたが、自分の希望に合ったインターンを見つけるのが最初の一歩です。

ここからは、自身の考える目的に沿ったインターンの探し方について解説していきます。

就活サイトを使う

1つ目は、就活サイトを使う方法です。

多くの就活サイトには、就活の本選考情報だけでなく、インターン情報も掲載されています。
登録すると、メールでインターン情報を受け取れることもできるので、まだ本格的に就活時期にさしかかっていない方も早期に登録しておくと良いでしょう。

「就活サイトに登録してもあんまりチェックしなさあそうだな」「なんかめんどくさそうだな」と感じている人は、まず「digmee」に登録するのをおすすめします。digmeeは、登録から情報発信、イベントやインターン参加の応募まですべてLINEで完結する就活サイトです。

登録もサービスの利用も(もちろん退会も)簡単なので、一度登録してみましょう。
関連記事:【21・22卒必見】digmee(ディグミー)の評判や使い方を解説!合説の内容と参加企業も紹介

情報量が多いためたくさんの候補を見つけられる一方で、逆に情報過多で悩めてしまうのが求人サイトの難点。情報が多すぎてインターン先を選べないという方には、次の方法がお勧めです。

就活エージェントから紹介してもらう

2つ目は、就活エージェントから紹介してもらう方法です。

就活エージェントとは、ES添削や面接対策や企業の紹介といった就活全般のサポートを無料で行ってくれるサービスです。企業によってはインターンから早期選考へのルートもあるので、希望する企業や業界を伝え、エージェントの紹介を通じてインターンに参加し、就職に近づいていきましょう。

就活エージェントと聞くと対象が就活生のみに思えますが、そうではありません。就活が本格的に始まる前から利用できます。

将来のなりたい姿や働きたい企業を伝えておくと、その目標に最適な経験が積めるインターン先を紹介してもらえるので、学年問わず、ひとまず就活エージェントに相談してみるのが良いでしょう。

ここで、おすすめのエージェントを2つご紹介します。

キャリアチケット
キャリアチケットは、最も評判が良い就活エージェントの一つです。マンツーマンで、自己分析や企業選びのサポートをしてくれるので、ひとまず相談したいと考える人は、キャリアチケットがおすすめです。
関連記事:キャリアチケットとは?評判・実績・相談できることをご紹介【新卒生必見】

JobSpring
JobSpringは、キャリアアドバイザーによるカウンセリングだけでなく、AIも駆使した自己分析のサポートがウリの就活エージェントです。自己分析の相談をしたいけど、何を話したらいいのかさえ分からないと困っている人は、JobSpringを活用することをおすすめします。
関連記事:JobSpringってどんな就職エージェント?サービスや評判などを徹底解説

逆求人型サイトに登録する

3つ目は、逆求人型サイトに登録する方法です。

逆求人型サイトは、事前に登録したプロフィールを見た企業から学生に対し、インターンや選考に参加しないかとスカウトが来るサービスです。

一般的には選考への参加時に利用されますが、インターン関連のスカウトもあります。主に短期インターンを実施する会社が、多くの学生に自社を知ってもらうために、サイト経由で声をかけてきます。

将来就きたい職種や業界が定まっておらず、色々な企業を見てみたいなと考えている人は、逆求人型サイトに登録するのがおすすめです。

就活生ならぜひ登録しておきたいのが「OfferBox」というサービスです。逆求人型サイトは各サイトに200~300社ほどが登録していますが、中でもOfferboxは6,500社が登録と群を抜いています。自ら探すがしんどいと感じる人は、より多くのスカウトを貰える可能性が高いOfferboxの利用をおすすめします。
関連記事:【OfferBoxとは?】スカウトの仕組みから評判まで口コミ付きで解説

大学のキャリアセンターに相談する

4つ目は、大学のキャリアセンターに相談する方法です。

一般的に、どの大学も学内にキャリアセンターを設置しており、学生の就職に関して全面的にサポートしてくれます。

各大学のキャリアセンターには、その大学の学生を採用したいという連絡が各企業から寄せられます。同様に、インターンに関する情報ももれなくキャリアセンターに届くので、インターン情報が欲しい場合も、まずはキャリアセンターに相談に行ってみましょう。

また学内に存在するため、わざわざ出向いたりオンラインのやり取りをする必要もなく、講義後に立ち寄れる便利さもポイントといえます。

インターンに参加したいけどあまり時間がない、とりあえずまずは話を聞いてみたいと考えている人は、大学のキャリアセンターを活用するのがおすすめです。

まとめ:まずはインターンに参加してみるところから始めよう

本記事では、インターンの種類別の目的や参加する目的、探し方について解説してきました。インターンにはさまざまな種類があり、選び方によっては選考で有利になる場合もあるとお分かりいただけたのではないでしょうか。

しかし、「記事を読んでインターンについて理解した」という状態で満足するのはNG。本当に大事なのは、どんなことをこれから学びたいのか、将来何をしたいのかを自分で考え、実際にそれに見合ったインターンに参加することです。

どういうことをしたいかが見えなくても、とりあえず何らかのインターンに参加してみましょう。参加してみると、やってみたい仕事や自身の課題が見えてくると思います。まずは今日紹介したサービスを試してみて、インターン参加への第一歩を踏み出してみてください。