コラム/インタビュー

2019/03/15

ESの書き方・コツ

今回は「ESの書き方・コツ」と題しまして、就職活動の
際に魅力的な自己PRをはじめ、ESにどのようなことを書けばよいかという
ことを、多角的な視点からご紹介します。どうぞお役立て下さい。

ESへの自己PRの書き方

企業説明会をはじめ、就職活動時には必ずESで自己PRする機会が
訪れます。このESでどのようなことを自己PRするか、というのが皆さん
気になるところでしょう。

自己PRというのは、自分のことについて何も知らない人へ、自分の魅力を隈なく伝える
こと、と理解しましょう。そのための自己PRをエントリーシートに書かなければならず
、就活生はこの「ESに書くべき自己PR」を念頭に置いた就職活動がベス
トとなります。

・就職活動時でESに書くべき自己PRとは?

就職活動時にはあらゆる情報を収集し、できるだけ自分に合った就職先を見つけてい
きます。その際に「ここに就職したい」という願ってもない就職先を見つけた場合、
やはり就活生としてはその会社へ入社するため、自分の魅力を隈なく伝える自己PRを
工夫しなければなりません。

ESはこの「自己PR」を落ち着いて書くことができるため、「その会社
への第1歩を示せるアプローチ」になります。ではどんな自己PRを書けばよいのでし
ょうか。

就活生がESに書くべき自己PRの最もよい例は、「その就職先で求めら
れているニーズやスキルに、できるだけマッチした自己PR」です。会社はそのESを見て、そこに書かれてある自己PR内容から就活生の全てを判断します。

・就活時のESでは結論から書くこと

これは履歴書や職務経歴書などの「箇条書き」で相手に伝える場合と同じく、何を書
いているのかをわかりやすく書くためのスキルになります。

面接官・人事採用担当者は、就活時には何百人ものESを確認し、そこ
で際立って魅力のある就活生をピックアップしていく傾向となるため、はっきり言っ
て〝いちいちESの内容を深く読む〟という作業に徹することができま
せん。

そのため就活生としては、少しでも自分の能力・スキル・魅力を相手にインパクトを
もって伝えなければならないため、「自分の魅力にはどんなのがあるのか?」という
ことをごく端的に明記する必要があります。

この場合に必須となるのがこの「結論を先に書く記述法(いわゆる結論先行型の書き
方)」で、「自分は○○が得意です」ということを先に明記する形になります。
簡単に言うと、たとえば「私はデータ作成に抜群の定評があります」と先に書いてお
けば、「いったいどこで評価されたのか?」「どんなふうに得意なのか?」と面接官
は少し気になります。

つまり、次の文章、次の文章へ引き込ませる形で書いていくのが効果的となり、連続
したアピール文を書くことを心がけてみましょう。

・ESで求められている内容を書く

ESというのは基本的に「書くべき内容」が決まっており、主に「自己
PR」、「志望動機」、「大学生活で打ち込んだこと(成功談や失敗談などを盛り込む
)」、「定職に就いた後のビジネスプランの組み立て・ビジョン」などで、それぞれ
に的確に答える姿勢で明記する必要があります。

この場合に注意すべきことは、まず〝客観的に書く〟ということと、〝あれもこれも
と内容を盛り込み過ぎないこと〟で、自分が言いたいことを項目欄の設題に沿う形で
端的に記載することが大切です。

まず自己PRの書き方では先述のように「結論から先に書くこと」を心がけ、自分の能
力についてのアピールポイントをできるだけ端的に伝える努力をしましょう。
またこの場合に注目すべき点は「その会社が求めている能力」に沿うことで、その会
社に入社してできるだけ〝即戦力〟になれるウリをアピールしておきましょう。

・私の長所は○○です。さまざまな情報処理に長けており、現状で得た情報を的確にピッ
クアップして活用した上で、その現状把握から最善の解決策を導き出すことに自信が
あります。

たとえばこのような書き方で、「自分は○○ができる」という点を先に伝えましょう。
その後に具体的な長所の説明をします。また短所を書く場合には、〝その長所の見方
を変えれば短所につながる〟という点に着目し、なるべく長所とつなぎ合わせた内容
にしておくとリアリティが出るでしょう。

志望動機を書く場合でも、「自分がなぜその会社を選んだのか?」という点を端的に
まとめておき、その骨子の部分だけを先に述べておきましょう。
そして新卒の就活生がとくに迷うのが「大学時代の成功談・失敗談」の記載項目であ
る場合が多く、この項目だけダラダラとした文章になりがちです。

この場合の見本としても成功談・失敗談の骨子の部分だけを書くよう心がけ、余計な
脚色は省略することが大切です。
エントリーシートを書く場合はそのすべての項目において、ある程度でもビジネス用
語を覚えておくとベターです。

「ビジネスプラン」、「マーケティング」、「経営戦略」、「フィックス」、「プラ
イオリティ」、「バブル景気」、「ソーシャルメディア」、「ストレージ」など、

使える言葉はどんどん使っていきましょう。そうすることで、文体がしっくりときて面
接官も読みやすく、文意が端的に伝わりやすくなります。

ESへの自己PR例文・エピソード

ESで書くべき自己PRの最重要アピールポイントは、「資格取得」と、「
現在の自分がどんなことに没頭し、何について勉強しているか」、また「その勉強をも
ってその後にどう生かしていくか」という3点が見受けられます。

この3点をもって会社は就活生のアウトラインについて判断し、その就活生の大まかな
人間像を想像します。そして「会社に入社してから、この人材は本当に使えるかどうか
」という、その後のビジョンについて想定します。

この会社側の就活生に向けたビジョンにおいて、先述の資格取得や「勉強している内容
やその後の活躍目標」というのは、非常に大きな意味を持ち始め、やがてはその就活生
当人にとっての非常に有利な立場を構築します。

ESに自己PRとして書く協調性


仕事をするときには「協調性」が必要です。協調性というのは、どれだけ自己中を抑
えて周囲の空気に合わせられるか、また皆がしていることに協力できるか、という内
面的な特徴です。
新卒の就活生にとってもこの協調性を伝える項目はとても大切で、組織で協働するす
べての社員にとっては欠かせない採用基準ともなるでしょう。

この人間性に関わる内面的な特徴をESで自己PRにすることは「その人
の人間性のあり方」が顕著に出るものとなり、たとえ能力に比重を置いて採用しても
、人間関係のために辞職されてしまったら何にもならない、などという不安材料の表
出・払拭にもなり得ます。

〈ES上の協調性の自己PR〉

「人のために何かすることが好きで、これまでには介護士を目指していたほど「縁の下
の力持ち的存在」にあこがれていました。しかし自分の夢は貴社様の仕事にあって、
ぜひそこで自分の能力を伸ばしたいと希望しております。」

自己PRの骨子を言えば、「人のために何かすることに喜びを感じる」という点にポイ
ントを置くことが大切になります。

ESに書く自己PRとして書く責任感


責任感が強い人であれば、たいていどの会社も好印象を持って採用します。責任感と
いうのは「自分がしたことへの責任」と、「社会的責任」という2つがあります。

仕事をする上ではどちらも必要で、会社ですることが「そのまま世間に影響を与えて
いる」ということに必ず配慮しておく必要があります。

〈ES上の責任感の自己PR〉

「これまでどんなことにでも必ず責任感をもって従事してきました。自分で決めたこと
は必ず最後までやり遂げるという確固とした性格を大事にしていますので、この会社
を選んだことにも責任を持ち、そこで与えられた仕事を最後までやり遂げる覚悟でい
ます。」

簡単に言えばこのような内容で、とにかく「1度決めたことは最後までやり遂げる
」、または自分の言動には社会的責任をもって対処するという、常識を持った自己管
理の徹底がよい自己PRとなります。

 ESに自己PRとして書く行動力


行動力や実践力というのは、仕事をする上で最も大切なスキルになります。何かよい
アイデアを引き出せても、それを実行しなければ何にもなりません。

たとえば上司から「企画を出してくれ」と依頼されたとして、それについてのアイデ
アを頭の中で豊富に用意していても、見える形に用意できなければ第三者には伝わら
ず、会社で使用する際の起案書としては採用されません。

〈ES上の行動力の自己PR〉

「コツコツタイプの性格ですが、「ここぞ」というときには実行力があると自負してお
ります。仕事に対するアイデアを存分に引き出し、それをぜひ貴社のために役立たせ
たいです。そのためにどんどん計画書を提出させていただき、貴社にとっての利益に
結びつけていきます。」

大まかに言えばこのような内容で、とにかく「行動力を形にすること」を心がけた自
己PRを工夫して下さい。

 ESに書く自己PRとして部活動


クラブ活動やサークル活動はESで自己PRを書く際に、とても柔軟かつ
強い自己PRになってくれます。
と言うのは、そのクラブ活動・サークル活動において、その就活生の人間性や趣味、
また特技やスキル・能力といった点が、そのまま反映される場合があるからです。

どんな内容のものでもよいので、それまでに部活動・サークルに所属してれば、その
内容を詳細に自己PRとして書くようにして下さい。ESで書くべき自己
PRは、「自分の内容を伝えられること」です。
そのためクラブ活動・サークル活動は最適な武器となり、そこでの活動内容・活躍を
もって、その後の会社生活への成功へとつながります。

ESでの自己PRとして、クラブ活動・サークル活動を書く場合には、次
の3点に注目して下さい。

・協調性を伝えられる内容
・行動力を伝えられる内容
・アイデア力、独創力、創造力を伝えられる内容

この3点に着目し,ESでの自己PRに換えて下さい。

〈ES上で部活動を自己PRとして書く〉

「学生時にはギタークラブに所属していました。そこで皆で企画したライブを催した際
には、オリジナルの曲を演奏し、さらに「ライブをどうずればもっと盛り上げられる
か」というアイデアを皆で出し合っていました。ライブが成功したときは、皆で感激
しました。」

とにかく自分の能力や協調性といった「ヒューマンスキル」を伝えるつもりで自己PR
を工夫して下さい。ESでの自己PRには、人間力と能力の2点が重要で
す。

ESへの自己PRの文字数目安

ESに書くべき文字数ですが、これは一般的に決まっています。決まって

いると言うより常識的な目安となりますが、だいたい300字から400字です。それ以上の
長さになるとダラダラ感が目立ってしまい、かえってよくありません。

伝えたい自己PRを簡潔に明記しておき、それをESにいくつか個別にして
書く方法が魅力的です。
「あれもこれも伝えたい」となった場合には、その複数の自己PRを箇条書きにするつも
りで書けるよう工夫して下さい。

・ESで自己PRを400字書く

400字というのは自己PRを書く上では「やや長い」感じになります。しかし文章の表
現法によってはこの400字でも、見栄えが良い体裁に仕上げることもできます。
まず箇条書きで「自己PRにできる内容」書き、その自己PRを1文で伝える程度の文体
にしてみて下さい。

・ギターを弾ける
(オリジナル曲を作り続けてきており、レッドツェッペリンが得意です)
・パソコンスキルが高い
(主にデータ処理が短時間でできる。簿記1級を所持)

こんな体裁でかまいません。この自己PRの内容をあるていど文章で肉づけし、ES上でもおかしくない体裁にできるよう工夫して下さい。

ESへの自己PRが書けないときの対処法

ESを前にして、文章が苦手な人や、また「書くべき自己PR」が何も引き
出せない人も多数いるでしょう。
その場合は情報収集をし、ESの書き方や自己PRの魅力的な書き方・簡単
な書き方というものを、自分で探す方法が有効です。
自分で自己PRを引き出そうと奮闘していても、煮詰まれば煮詰まるほど、さらに困惑し
てしまいます。
そんなときに情報収集をして新しい情報を得てみれば、それまでの煮詰まった姿勢や心
がたいていの場合解き解れ、想像力も柔軟になります。

その情報収集によって獲得できた「ESでの自己PRの見本」を参照し、真
似て書いてみてもOKです。
「あ、これなら自分の自己PRにもなる」と言える内容の見本を見つけてきて、それをそ
のままESに自己PRとして書いて下さい。

ESの自己PRと長所の違い

ESに書く自己PRと長所の違いを言えば、「こうしたい、ああしたい」とい
った半分夢を語る内容のものが自己PRとなり、資格取得にはじまる客観的に自分を見た上
で、この能力に秀でていると言えるものが長所になります。

つまり、自己PRは「自分で言えること」であり、長所は主に「他人から言われること」で
、主観的な内容か、客観的な内容かで区別されます。

この点を踏まえた上で、ESで書く自己PRには「自分で引き出せる自己PRと
なる特徴」を存分に書き込み、長所の項目では取得している資格や「以前に他人から言わ
れた自己PRになる自分の特徴」を書いて下さい。

ESへの自己PRは白紙ではいけないのか

ESで書く自己PRは、「就活生のことを何も知らない会社側・面接官」に

自分のことを紹介できる、唯一の書類上での報告です。さらにその自己PRの内容によっ
ては、面接や書類選考をかなり有利に展開することもできます。

そのため自己PRが白紙では、就職活動をする際に初めからハンデを自分に負わすことに
なり、採用にたどり着ける有利な自分の情報(自己PR)を何も伝えられない結果となっ
てしまいます。

就職活動時にはアルバイトでも正規雇用の場合でも、必ず必須の項目であると認識して
下さい。自己PRの内容がどんなに乏しくてもかまいませんので、必ず何か「自己PRとで
きる内容」を明記するようにして下さい。
そうすることで就職活動において有利になるのは間違いありません。

ESの自己PRにタイトルは必要か

ESに書く上で、自己PRにタイトルは必要ありません。
書き出しから終わりまで、ただ作文をする感覚でOKです。タイトルをどうしても書きた
い場合であれば書いてもかまいません。
ただし、わかりづらいタイトルを書き込むのはやめましょう。

内容とタイトルが適合していなければ、タイトルを書き入れたことでかえってややこし
くなります。
それでは読み手から「文章構成が下手」というレッテルを貼られる場合もあり、むしろ
タイトルをつけない方がベターです。
エントリーシートに書く自己PRは飽くまで「自分についての情報」ですので、その「情
報」が伝わりさえすれば問題ありません。
そのための文章力や表現を工夫することの方が、妙な飾りつけをすることよりもずっと大
切です。

ESに書く自己PRは「自分の宣伝」

いかがでしたか。今回は「ESへの自己PRの書き方・例文」と題して、シ
ーン別でいろいろな視点からお得情報をご紹介しました。

ESに書く自己PRというのは「他人に伝えるための自分の宣伝」に他なら
ず、それ以上・以下でもありません。とにかく「自分を魅力的に見せる宣伝」をまず心
がけ、嘘は書かない上で、なるべく体裁よくESを仕上げることが大切で
す。

ESを前にして自己PRがどうしても書けない場合でも、情報収集すること
により悩みは解決します。
心を柔軟にし、あまり身構えないで存分に自己PRを楽しみましょう。
ここでお伝えした情報が、少しでも皆さんに役立ててもらえれば幸いです。