コラム/インタビュー

2019/12/04

自己PRとは?ESの書き方や例文を徹底解説

就職活動を行う中で自己PRに頭を悩ませる人は多いのではないでしょうか。
就職活動を進めていく中で、必ずと言っていいほど自己PRを書かなければいけないタイミングはやってきます。

書き方が分からずネットで検索をしてみても、どれを参考にしたらいいのかよく分からない人もいると思います。

そこで今回は、人事の視点から自己PRのポイント・書き方について丁寧に解説していきます

自己PRとは


就活に置ける自己PRとは、企業に対して「自分の良いところ」をアピールすることです。自分の長所や特徴を、どのように企業に伝えられるかといった点がポイントになります。自己PRは、企業が採用活動を進めていく中で、エントリー者を見極める上での一つの指標となります。就活生からすると、採用活動の中で一番初めに企業に対して自分をアピールする場面です。

そこで重要になってくるのが、

「自分は何者であり、何ができるのか」

といった内容です。企業は、自己PRの内容から、あなたに対して深堀りを進めていきます。

最近では、「ES・自己PRは参考にしない!」などと言う人事の方も増えてきていますが、そうは言っても現代の採用活動ではまだまだ重要視している企業がほとんどであるのが現状です。採用担当者の方と直接会う前に、自己PRは行き渡る訳ですから、しっかりと対策をしなければいけないのは当然の事でもあります。会う前の段階から、自分の事をアピールするのですから、良い印象を与えられた方が良い事は皆さんも理解できると思います。

採用者側になって考えた時に、良く分からない人と会うのは気が引けますよね?とりあえず話しをしてみようと思ったとしても、周りの人と比べた時に期待値が変わることは理解できるのではないでしょうか。これらの事を理解するだけでも、自己PRを作成する上で大きな違いが生まれてきます。それでは、具体的にどのようなポイントを注意しながら書き進めていけば良いのかについて、次から説明していきます。

自己PRを書く上で抑えておきたいポイント

人事視点から考えた時に、自己PRを書く上で抑えておきたいポイントは大きく分けて3つあります。
それが以下の3つです。

それでは、これらについて順に解説していきます。

「活躍できる人」であることを証明する

自己PRを書く上で抑えておきたい3つのポイントの内、まず1つ目が”「活躍できる人」を証明する”ことです。

会社の目的とは、「利益を追求する事」です。ビジョンを掲げ、それを達成していくだけでは会社は存続していく事ができません。どんな会社であれ、利益を生み続けられない会社は会社として成り立たないのです。

その為、会社では毎年のように新卒採用で新たな「活躍できる人材」を求めます。人の良し悪しでは無いのです。会社を大きくしていく為には、どんなに良い人でも「活躍できる人」と見られない限り採用には至りません。

活躍できる人と聞いて少し後ろめたさを感じる人もいるかもしれませんが、安心してください。ここで言う活躍できる人とは、「事象を捉えて行動ができ、概念を学べる人」の事を指します。

なので、会社で即戦力として活躍できる人でないと内定を貰えないのかと言えばそういう事ではありません。学生時代に自ら何かを成した人や実績を残した経験が無くても「活躍できる人」と評価されることはあります。

活躍できる人とそうでない人の違いは、先ほど述べた通り、「事象を捉えて行動ができ、概念を学べる人」の事です。ここで大切になってくるのは、これまでの自分の人生のエピソードをどのように捉えてどのように現在過ごしているのかという事です。

まずは、自己分析をしっかりと行い、自分の過去と現在の過程を整理してみましょう。自分が時間を注いできた事、自分が大切にしている事の中には必ず、事象を捉えて行動し、概念を学んできたエピソードが必ずあります。

得意技を伝える

1つ目で挙げた「活躍できる人」を深堀りしていくと、自分の得意な事が見えてきます。人には、皆得意・不得意が存在します。自己PRで伝えるべきポイントは、この中でも得意の部分です。

当たり前でしょ。と感じる人も多いと思いますが、意外と人事の方にはその得意技は伝わっていない事が多いのです。

得意技とは、単に自分が得意な事ではありません得意と言える根拠と背景、それによってどのような効果を生むことができたのか、と言ったところも含めて得意技として伝わります。少し厳しい事を言えば、口で言う事は誰にもできる事です。

しかし、その根拠と効果は人によって大きく差が出ます。得意技は同じでも、根拠と効果は人と同じになることはありません。自分の得意技はエピソードと絡めることでさらに相手に印象付ける事ができるのです。

分かりにくい人の為にもここで少し具体例を見てみましょう。

【例➀:悪い自己PR】
得意技→対応力
根 拠→ゼミやサークル等、大人数の人の中で過ごす時間が長かったから

【例➁:良い自己PR】
得意技→対応力
根 拠→ゼミやサークル等、グループとして活動する時間が長い中で、意見が割れる事があってもグループとして何が最適かを考えて行動してきたから。

これら2つの自己PRでは、得意技である対応力に変わりはありませんが、根拠の部分で明確な違いがあります。皆さんも➀と➁を比べた時に、どちらの方が対応力が有りそうかというと、➁の方が対応力があるように受け取ったのではないでしょうか。

このように、得意技とは、同じ能力であってもその根拠や背景で大きく受け取り方が変わってきます。あなたの得意技をより企業の人にアピールする事において、明確な根拠と背景を絡めながら作成していくことを意識しましょう。

1点集中で攻める

これは、少しテクニック的な要素となってしまいますが、自己PRを書く際は1つの内容に絞りましょう。

ついつい自己PRとなると、伝えたい内容が多くなりすぎて2つや3つを詰め込んでしまいがちですが、人事の人からすると結局その人がどんな人なのかが見えにくくなってしまう事に繋がる要因になります。

あなたが自信を持って伝えたい事とその要因・それをどのように活かすことができるのかについて集中的に伝える事がポイントです。

後のエピソードや自己PRポイントについては、面接でいくらでもアピールすることができるので自己PRの際は最も自信を持ってアピールした事について書くようにしましょう。

自己PRを書く上で抑えておきたい書き方

これまで、自己PRを書く上での抑えておきたいポイントについて解説してきましたが、次はその書き方について解説をしていきます。書き方に関しては、企業によって事例と異なるケースも出てきますが、ここでは全てにおいて共通する書き方について解説していきます。

自己PRを書く上での抑えておきたい書き方は以下の3つです。

それでは、これらについて具体的に説明していきます。

結論を先に述べる

自己PRを書き進めていくにあたってまず初めに書くべき内容は、結論です。

これに関しては、他の記事でもよく書かれている事が多いですが、何事でも文字で説明をする際は結論から伝えることがベターです。結論から伝えることにより、読み手を引き付けることができるからです。

ここで紹介したのが、「PREP法」といった文章構成方法です。

PREP法を使えば文章を書くことが苦手な人にありがちな論理性を持たせる事が出来なかったり、構成がぐちゃぐちゃになることを防ぐことができます

➀P・・・結論(Point)
➁R・・・理由(Reason)
➂E・・・例え(Example)
④P・・・結論(Point)

特に文章を書くことが苦手な人は、上記の文章構成方法を用いて作成してみてください。➀から④まで上から下に書き進めていく事がポイントです。

あなたの自己PRは何なのかの問いに対して、まず結論から述べることによりその後の理解度を高めていくことが出来ます。読み手に考える手間を与えない事は、文章を書く上で非常に大切な事です。

自己PRを書く際は、まず自分は何者なのかから伝えるように意識しましょう。その際に、単なる自己紹介とならないようにすることも意識するようにしましょう。

エピソードを入れる

結論を述べたら、その根拠となるエピソードや背景を伝えましょう。

これは、説得力を高める為に非常に大切となるポイントです。あなたが自信を持って打ち出せる自己PRの理由は何のか。より具体的に説明することが大切です。

自己PR全体の文章を読んだ時に、読み手に「なぜ?」の疑問を与えない事が理想の自己PRです。読み手の不快感は評価に直結します。説得力ある自己PRを作成する為に、作成しては、読み返し、修正する事を癖付けるようにしましょう。

単に自分の事について書き進めるのではなく、その企業の求める事なども意識して書き進められることが出来るとなお良いでしょう。

最低でも8割程度は埋める

最後は、文字量に関してです。これは、企業によって大きく分かれるところなのですが、一般的には8割程度は埋めるように意識しましょう

長くなり過ぎては、内容が伝わりにくくなってしまい、あまりに短いと理解度が薄くなってしまいます。しかし、内容がしっかりと伝わる事が大前提ですので、内容が伝わる文章になっていれば文字量にこだわる必要はありません。指定された範囲に収まるように書くようにしましょう。

8割程度というのも、あいまいな数字ではありますので、もし具体的な文字量などが知りたいという人には、400~500字程度を目安に作成すると良いでしょう。400~500字程度にまとめるとちょうど読み手が1分程度で読むことができる量となります。

あくまで参考程度ではありますが、文字数を意識したい人は、400~500字程度を意識すると良いでしょう。

もし、長くなり過ぎてしまったり、短くなり過ぎてしまった場合は、無理に伸ばしたり、削ったりするのでは無く、読み手になったつもりで読み返し、綺麗な文章になっているのか確認をしてみましょう。

それでも、修正箇所や解決策が見つからなかった場合は、就活エージェントや先輩・友人に見てもらい、内容がスムーズに伝わるかどうか見てもらうことをしてみるのも良いと思います。

履歴書・ESに書く自己PRのサンプル・例文①対応力

それでは、ここまで解説してきた自己PRを書く上で抑えておきたいポイント・書き方を用いて実際に作成した自己PRを見てみましょう

イメージを作ることができるだけで、実際に自分で書くときに大きく変化が現れます。参考例を見て、どのように書き進めれば良いのか見ていきましょう。

参考例:対応力編

参考例の解説

これまで解説してきたポイントがよく抑えられた文章となっています。
結論から先に述べ、因果関係もはっきりとし、文字数も440文字と適量です。
どういう活躍できる力(対応力)があり、そのエピソードにも説得力がありますよね。
エピソードも長期インターンについて述べている為、ストーリーにバラつきが無く頭の中に入りやすくなっています

履歴書・ESに書く自己PRのサンプル・例文②コミュニケーション能力

先ほどは、対応力についての例文を開設しましたが、もう一つ参考例を見てみましょう。
次は、コミュニケーション能力についての参考例です。

参考例:コミュニケーション能力編

参考例の解説

自己PRを書く上での抑えておきたいポイント・書き方が文章の中に綺麗に落とし込まれています。
文字量も、500字丁度で、論理的に自分PRを書くことが出来ています
最後に企業の求める人物像と絡めながら、自己PRを出来ているのも大変良いポイントです。

まとめ


自己PRの書き方について頭を抱える人は、就活生の中にたくさん居ます。PRすることが自分の中で決まっている人は、あとはそれを分かりやすく伝わるように文章を作成すれば良いのですが、自己PRすることが無いといった人は何を書いたら良いのかから考えなくてはなりません。

焦って作っても、良い自己PRを作成することはできません。なぜなら、自己PRとは自己分析の延長線上にあるからです。まずは、周りを気にせず焦ることなくじっくり自分を分析することから始めてみてください。

大丈夫です。世の中同じ悩みを抱えている人はたくさんいます。自分自身を思い知り、自信を持てる自己PRを作成していきましょう。