コラム/インタビュー

2019/11/27

就活はいつから始めるべき?外資系、大手、ベンチャー別に徹底解説

みなさん、「就活」っていつからはじめるべきなのかきちんと理解できていますか?

表向きにはまだ、大学3年生の3月に情報解禁、大学4年生の6月に選考解禁となっています。

ですが、今では大学3年生の年内のうちに内々定を出す企業、また自社の長期インターンシップに参加した人からしか採用しない企業など、企業の採用の形も大きく変わりつつあります。

そのため、大学3年生の3月の情報解禁まで何もせずにいると、気づけば周りの友達はみんな内定をもらってる!なんて状況にもなりかねないのです。

「自分の志望業界のエントリーもう終わってた!!」
「友達の中で自分だけまだ何も動けてない、、、」

なんて事態をなくすためにも、自分が志望する業界や企業の選考がいつからなのかしっかり理解しておく必要があります。

今回は、特に早くから選考がはじめる外資企業、選考自体は他の企業と変わりがなくとも、リクルーター制度やインターンからの直結採用があるために早くから動く必要がある大手企業やベンチャー企業、また少し特殊な理系の就活の4つに分けてご紹介します。


就活いつから始めるべき??①外資企業編

経済産業省の「外資系企業動向調査」によると、平成29年の時点で外資系企業の数は3,217社となっています。

また、グローバル化が進んでいる今、今後も外資系企業の進出は増加していくと予測されています。みなさんが何気なく気になっている企業も実は外資系企業だったなんてこともあるでしょう。

例えば、外資系戦略コンサル会社のベイン・アンド・カンパニー、外資系メーカーのP&G Japan、外資系総合コンサルのアクセンチュア、外資系投資銀行のUSBグループなど、よく耳にする企業も外資系企業なのです。

では、就活する上で外資系の企業と日系の企業で異なる点はどこなのでしょうか?

それは、職種別採用を行っているという点です。そのため、ひとりひとりの業務も明確となっており、新人の頃からその職種のプロフェッショナルとして、結果が求められるのです。

そして、外資の就活が日系の就活と違うのは、今回のテーマでもある「選考が早い」という点です。では、具体的に説明していきます。

選考時期が早い

日系企業の多くは経団連に加盟しており、採用選考の時期をきちんと守っている傾向にあります。

ですが、外資系企業は違います!!

早くから就職や自分の将来に向けて積極的に動いている意欲的な学生を採用したい!という想いで、早い時期から選考活動を行っている企業がほとんどです。

そのため、外資系企業のほとんどが大学3年生の10月からエントリーを受けつけ、年内には内々定を出しているのです。

「年内に就活を終わらせたい!」「本命の日系企業を受ける前に内定をゲットしておきたい!」という方は外資系企業を受けることをオススメです!

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サマーインターン・説明会に参加すべし

外資系企業の特徴として、「サマーインターンで内定を出す」つまり、内定直結型インターンを取り入れているということがあげられます。

サマーインターンのエントリーや開催時期については日系企業と同様で、エントリーが6~7月、開催が8月~9月となっています。

ですが、日系企業のサマーインターンと同じように「業界・企業研究のため」という理由で参加するのではなく、実力次第では本選考に有利に進むことができるということを頭に置いて参加しなければいけません。

そのため、インターンに参加するまでにある程度、自己分析や業界・企業研究をやっておく必要があるでしょう。

次に、外資系企業の説明会です。説明会も選考と同様に日系企業よりも早いです!

日系企業では、サマーインターンやウィンターインターンという名の会社説明会を行っている企業もありますが、本格的に説明会が始まるのは情報解禁される大学3年の3月になります。

一方で外資企業は、大学3年の10月が会社説明会の山場となります。
そのため日系企業に比べて半年近くも早いということです。
「サマーインターン終わったー」と一息ついている時間はないのです。

外資系企業の特徴

外資系企業の特徴として、日系企業よりも個人の成果を重視するという点があります。
そのため、入社して即戦力として活躍できる存在だということを選考の際にアピールできなければなりません。

外資系企業の就活において求められるのは

・論理的思考力
・英語能力

この2点になります。

論理的思考力においては、自己PRや志望動機など、どんな質問に対しても論理的に応えることがポイントとなります。

例えば自己PRであれば、

「私の強みは○○です」
「この強みは仕事をする上で○○で活かせると考えます」
「なぜなら今までに○○という強みを活かし、こんなことを成し遂げることができたからです」

このように、ただ強みをアピールするだけでなく、いかに具体的に、論理的に話せるかが重要なのです。

また、論理的思考力をみるためによく使われるのが、フェルミ推定とケース面接です。

フェルミ推定とは、実際調査することが難しい数量を、いくつかの手がかりを元に論理的に概算することです。

例としては、「地球上に猫は何匹いるか?」「日本に信号機は何機あるか?」などがあり、想像もつかないような数値を推量することとなります。

ここで求められるのは、数字が正しいかどうかではありません!どんな仮説や論理を立て、どう考え結果を出したのかという「過程」が重視されます。

ケース面接は、フェルミ推定の応用とも言われています。

例を挙げると、「都内の駅前にある居酒屋の売上を2倍にするにはどのようにすべきか?」
「夏祭りでアイスクリームの利益を昨年の3倍にするにはどうすべきか?」などです。

フェルミ推定の応用と言われているだけあり、フェルミ推定に比べるとより実践的でビジネスよりのものとなっています。

フェルミ推定について詳しく知りたい方はこちら
フェルミ推定とは?役に立たない?問題・例題をご紹介

このケース面接でもフェルミ推定同様、どのような仮説を立てているのかという結果までの過程が重要となります。

次に英語能力です。

外資系の企業では、英語面接や英語でのグループディスカッションを適用しているとこもあります。

たとえ英語が苦手だとしても、企業側は前向きな姿勢で面接やディスカッションに臨めているかを見ています。

ですが、日本語だと自分の強みを活かせるのに、英語になると自分の考えをうまく伝えられないとなると悔しいですよね。

そうならないためにも、最低限の英語能力はつけておく必要があるのです。

ここまで紹介した、「論理的思考力」と「英語能力」というのはすぐに身に付けられるものではありません。

そのため、外資系の企業の選考を受けたいと思ったのであれば、できるだけ早い時期から対策をしていくこと必要があるのです。

就活いつから始めるべき??②大手企業編

「大手企業に就職したい!」と思っている人は多いと思いでしょう。

ですが、大手企業の割合は全体の0.3%なのです。
この0.3%が実際どのくらいかと言うと、約1万社です。

1万社と聞くと「多いじゃん」感じるかもしれませんが、日本に約380万社あると考えるととても少ないことが分かると思います。

しかし、「倍率が高いと分かっていてもどうしてもやっぱり大手企業がいい!!」という方がほとんどでしょう。

そこで、大手企業への就活を成功するにはどの時期にはじめ、どんな対策が必要となるのかをご紹介します。

リクルーター制度が多い

皆んさんは「リクルーター制度」という言葉を聞いたことがありますか?

リクルーター制度とは、社員が新卒者の就職活動に関わることを言います。
リクルーターの主な役割は、就活全体の悩みを聞きながら、自社の魅力を伝えるということです。

企業がリクルーター制度を導入している理由は様々ですは、新卒採用に関わらず、全体的に人手不足となっている今、「優秀な新卒人材を早く確保したい!」という想いが強いということが挙げられます。

そして、このリクルーター制度を特に導入しているのが大手企業なのです。

リクルーターに接触する方法としては次のようなものがあります。

・学生課でOBOGが志望企業にいないか確認する
・企業説明会に参加した際や参加後にアポイントを取る

リクルーター制度を活用するメリットとして次のようなことが挙げられます。
・企業とのミスマッチを防げる
・一部選考の免除や特別選考のチャンスがある

まず企業とのミスマッチを防ぐということ。もちろん説明会や1DAYインターンに参加することで企業のことをある程度は理解できるでしょう。

ですが、リクルーター制度を利用することで、現役の社員に直接質問をすることができ、現場の「生の声」を聞くことができます。また、直接質問することで他の他の就活生が知らない情報を得ることもできるので、志望動機を考える際に有利となります。

そして、一部選考の免除や特別選考のチャンスがあるということ。

先程、企業がリクルーター制度を導入している理由として「優秀な人材を早く確保したい!」という想いがあると紹介しましたね。

そのため、リクルーターとの面談を通じ、就活生の関心の高さを判断し、良い評価を得ることができると、1次・2次面接の免除などもありうるのです。

ですが、「リクルーターに接触できた=絶対内定」というわけではないということも頭に入れて置いてください。

大手企業の採用活動の時期

先程、リクルーター制度についてご紹介しましたが、実際リクルーターに接触する時期、またインターンや説明会、ES・面接選考はいつからなのでしょうか?

上記から分かるように、大手企業の新卒採用活動は経団連から指定されている通りに勧められる傾向があります。

ですが、先程ご紹介したリクルーター制度については、リクルーター面接といった形を取り、大学3年の3月頃に内々定を出すという企業もあります。

就活いつから始めるべき??③ベンチャー企業編

「ベンチャー企業」と聞いてあなたはどんなイメージを持ちますか?

ベンチャー企業の定義つけはきちんとはされていませんが、次のようなことが挙げられます。
・設立年数が浅いこと
・人数が200人以下であること
・時代に合わせて新しいことに挑戦していること

そのようなベンチャー企業では、「好奇心旺盛な人」「挑戦意欲・成長意欲が高い人」など仕事への取り組む姿勢などを重視される場合が多いです。

それを踏まえた上で、どのように就活をすればいいのかをご紹介します。

インターンからそのまま入社できることもある

ベンチャー企業の新卒採用の特徴として、長期インターンをしていた学生をそのまま採用するということがあります。

ベンチャー企業では、社員数が少ないためにインターン生でも社員と同じように裁量権のある業務を任されることが多いです。そして、長期インターンともなると最低でも3ヵ月は一緒に働いていることとなります。そのため、選考を行わなくても、その学生のことがすでに分かっているのです。

またベンチャー企業では、新しい事業が毎年のようにできるようなとこも多いです。そのため、「安定」のために働きたいという人よりも、「若いうちからたくさんの経験を積みたい!」「新規事業の立ち上げに関わりたい」などといった考えを持った人を好みます。

そのような考えを持っている学生は、「学生のうちからも経験を積みたい」と長期インターンに参加している人が多いです。「好奇心旺盛な人」「挑戦意欲・成長意欲が高い人」が好まれるともご紹介しましたが、長期インターンに参加している学生こそ、そのような人物だと判断されるのです。

ベンチャー企業での長期インターンのメリット・デメリットについてはこちら
ベンチャー企業で長期インターンをするメリット・デメリットや探し方

採用時期が外資系企業に似ている?

先程、外資系企業は選考活動が早いとご紹介しましたね。

実は、ベンチャー企業も同じように選考活動が早い傾向があります。

長期インターン生の採用もそうですし、サマーインターンや秋の1DAYインターンで優秀な成績を残した学生に対し、特別選考・早期選考などを行っています。

そのため、「ここの選考は絶対に受ける!」と早い段階から決まっている企業があるならば、特別選考や早期選考が受けられるように、サマーインターンの時期には動き出しておくようにしましょう。

就活いつから始めるべき??④理系出身編

理系学生の場合は、文系学生よりも大学の勉強や研究による拘束時間が長く、就活に掛ける時間も制限されるかと思います。

また、文系に比べ、大学で学んでいることがより専門的なものになるために、就職先もその専門制のある業界を志望する人がほとんどだと思います。例えば、情報、電気、機械、建築、薬学などがあります。

さらに、そのように専門的になってくると、筆記試験も文系学生とは違う専門的なものになったり、面接では技術面接なんてものが追加されたりもします。

つまり、文系学生と理系学生では、企業が求めているものが違っているということです。(専門外の分野への就職の場合は文系学生と変わりません。)

今回は、文系の就活と理系の就活はどう違うのかについて触れていきます。

大学の推薦枠

理系学生には、学校側の推薦応募による就活方法もあります。

学校の勉強や研究で忙しい理系学生の中には、推薦をもらって早く就活を終わらせたいと考えている人も多いでしょう。

では、「学校推薦」とはどんなものなのでしょうか?

学校推薦の特徴として次のようなことが挙げられます。

・1部の選考が免除される
大学が優秀な人材と認めた学生を推薦するために、ESや1次面接が免除されることが多い です。中には、最終面接だけで内定が決まるということもあります。

・内々定後の事態が難しい
推薦制度では、企業と自分だけでなく、学校も関係してきます。学校と企業の信頼関係が あり、推薦枠をもらえているので、辞退すると、次の年の推薦枠などにも影響が出てきま す。

・推薦枠=絶対内定ではない
「推薦枠さえもらえれば内定は間違いない!」と思っている学生は多くいますが、決して そうではありません。いくらESや1次面接を免除されていても、その後の選考は他の学生 と同じです。気を抜かずに、きちんと企業分析や自己分析を行ってから挑まなければなり ません。

学校推薦の実施時期については、経団連が定めている企業の情報解禁がされる大学3年の3月頃からが多いでしょう。

ですが、だからといって大学3年の3月まで何もしないのではいけません!
就職課に行くと、過去の推薦枠があった企業のデータが残っているので、それを聞き、自分の行きたいと思う企業をいくつかピックアップし、企業研究をしておくといいでしょう。

また、方法については学校によってさまざまで、掲示板に張り出されるだけのこともあれば、説明会が実施される場合があり、さらに学内での選考も書類だけだったり、面接を行ったり、と様々です。

しっかりと情報を入手して、「推薦の選考終わってた、、、」とか直前になって「何すればいいか分からない」なんてことにならないようにしましょう。

理系学生の文系就職

これまでは、自分の専門分野での就職を考えている学生向けに「推薦」という方法をご紹介しました。

ですが、理系学生の中にも技術職や研究職などの専門職ではなく、営業職や事務職などの総合職への就職を考えている方もいるでしょう。

「理系学生が文系就職するのって難しいのかな?」と思っている方、大丈夫です!!
理系就職よりも倍率などは上がり、競争は激しいですが、理系だから不利なんてことは全くありません。

ですが、先程も言ったように、理系学生と文系学生では求められているものが違います。
そのため、ガクチカや志望動機を話すにしても少し工夫が必要です。

例えですが、専門職となると、その分野に近い人は面接官となる場合があるので、自分の研究してきたことをガクチカや志望動機に入れこんでも内容を理解してくれるでしょう。

ですが、文系就職においては、理系の人が研究してきたような専門知識など全く分からない人ばかりです。

また、専門職では、「知識があればいい」「仕事ができればいい」という企業もあるので、研究内容を話すこと事態がアピールになることだってあります。

一方で、文系就職の場合には、研究内容が直接仕事に繋がることがほぼありません。よって研究内容や成果よりも、コミュニケーション能力や課題解決力などが求められるのです。

そのため、研究をしていく過程でどんな問題が起こって、それについてどう考え、どう解決したのかをまとめらえるといいでしょう。

そして、文系就職理系学生は「いつから」就活すればいいのかということについては、外資系企業、大手企業、ベンチャー企業とどの企業を受けるかによってかわってくるのでこれまで紹介してきた時期を参考にしてください。

まとめ

今回は「就活いつから?」をテーマにお話してきました。
どこを受けるのかによって、選考の時期は様々です。ですが、今回紹介した時期というのはあくまでも目安です。

「就活いつから?」と悩んだならその時からはじめればいいのです。どのタイミングではじめても早すぎるなんてことは決してありません。

のちのち後悔することのないよう、早め早めから行動していくようにしましょう!