面接風景
コラム/インタビュー

2019/10/24

緊張する。面接で緊張しない方法、直前に対策を徹底解説

96.2%。
この数字が何だか分かりますか?

これは「面接の時に緊張を感じたことがある」と回答した就活生の割合です。

就活をしながら、どうしてこんなに緊張してしまうんだろう?いつも通りにできればもっとうまくいくのに……などと感じることもありますよね。

この記事では、
・どうして就活では緊張してしまうのか?
・緊張とはどのように付き合うべき?
・面接で緊張してしまった時の解消方法
について解説します。

面接で緊張するのは自分だけではない。就活生の多くが緊張している

面接というのは緊張するものですよね。まして絶対にこの企業に就職したい!と強い気持ちで臨むシーンでは余計にしてしまうかもしれません。

でも安心して下さい。緊張しているのはあなただけではありません。先程96.2%という数字を出しましたが、こちらは全薬工業株式会社が2019年に全国の就職活動経験者 940 名を対象として実施した調査結果です。基本的には程度の差はあれど全ての就活生が緊張しているということです。

「緊張」について知ってみよう

人は緊張すると、眠れない、手足が震える、頭が真っ白になるなどの症状が体に出てしまいます。果たしてこれは一体何なのでしょうか。

プレッシャー

そもそも「緊張」とは?

緊張は、もともと動物が生存を掛けて戦う、または逃げるための生理的な機能の一つと考えられています。脳がストレスを感じた時に交感神経を興奮させて身体機能をより高める準備をする反応のことです。このとき脳内ではアドレナリンが分泌され、覚醒させたり集中力を高めようとします。

「緊張」は野生時代の 名残

つまり緊張というのは、人類が狩猟生活をしていた時の名残であり、その現象が起こることそのものは自然な反応なのです。火事場の馬鹿力とはよく言ったものですが、アドレナリンの効果により普段以上の力を発揮できることもあるので適度な緊張はむしろ効果的です。

面接で緊張してしまう理由

面接をするのに緊張しない人は居ないと思います。
この章では就活と緊張の関係について見てみましょう。

面接に限らず就活中は緊張の連続だから

就活中は採用試験や面接へのプレッシャー、将来への不安などから、あがり症でなくてもただでさえストレス過多になりがちです。また就活というのは通常は短期間で終わるものではありません。そのため長期的に緊張状態にさらされ続けることになります。

面接を戦いと錯覚してしまうから

面接というのは人事の方との直接対決という印象を持つ人も居るのではないでしょうか。そう認識してしまうと闘争本能が呼び覚まされ緊張感が高まってしまいます。目が合うだけでも襲われる標的になっているのでは?という恐怖感でこわばってしまうものだそうです。

頭を抱える

しかし考えてみて下さい。
運命を決める重要な面接という場に臨んでいるのです。

あなたと同様に、面接官の方も緊張しているとは思いませんか?

就活生が就職先という人生に於ける大切なことを決めようとしているのに対して、面接官は自分の判断によって会社の命運が決まってしまうという立場にあります。

お互いに目的を最善の形で果たす為に対話をしている訳であり、面接官はあなたの敵ではないのです。過剰に苦手意識を持つ必要はありません。

面接官は自分の会社の未来の為に就活生を採りますが、同時に就活生の未来についても考えています。

成功に向かって

例えば能力はとても高いけれど、志向的に社風に合わない就活生が居たとします。それであれば不採用の方がお互いのためです。能力の高い学生が欲しいと思って合わない学生を採ってもお互いに幸せになりません。

またここまで面接官が学生を選ぶという話ばかりをしてしまいましたが、面接は選ばれるだけでなく学生の側からも企業を選ぶ場です。緊張している場合ではないですよね。

自分を良く見せたい気持ちがあるから

そもそも面接で緊張してしまうのは、自分を良く見せようと繕って普段と違う姿で振る舞おうとするからです。

もちろん最低限のマナーは必要ですが、そのままのあなたでぶつかっていこうと思えばそんなに緊張することもないはずです。

更に緊張した余裕のない状態で面接に臨んでいては判断できるものもできなくなってしまいます。

常に「この会社に入りたいけど、ダメだったとしても大丈夫」くらいの気持ちで居るのが丁度いいと思います。そんな自然な姿のあなたを見て欲しいと思ってくれる企業との出会いを見付けるのが面接なのです。

「失敗してはいけない」などの気持ちは一旦捨て、一方的ではなくお互いに相手を見極める場という認識を持ちましょう。

友人とくだらないおしゃべりをする時に緊張する人は居ないですよね。緊張というのは真剣にその場に臨んでいるからこそ起こる反応です。

緊張は悪いものではありません。緊張してはいけないという思い込みが外れたら、不思議と少し緊張が収まるのではないでしょうか。

面接で緊張しない方法、直前にできる対策

それでも緊張するよ!という方も多いと思います。
ここでは面接で緊張しない方法について書きます。可能な限り事前に対策しておきましょう。

面接に慣れておく

何といっても場数を踏んでおくことが緊張しないための最大の対策です。よく言われていることではありますが、志望度がそこまで高くない企業であってもまずはたくさん受けてみましょう。

なぜ慣れが必要かというと、自分の用意した回答が面接官の求める内容か精査するためです。

面接に対してある程度の想定問答を作ると思いますが、それが刺さるかどうかは自分で判断するだけでは分かりません。実践の場に何回も出すことでふさわしい回答に近付けることができます。

刺さる回答をして面接官から良いリアクションが貰えると、緊張の糸が少しほぐれる筈です。それを繰り返すことで面接=緊張するものという思考から抜け出すことができます。

イメージトレーニング

とはいえ体は一つしかありませんし、実際の面接に行ける回数は限られると思います。

そこで活用したいのがイメージトレーニング。スポーツ選手がイメトレを活用しているという話はよく聞きますが、それを面接にも応用してみましょう。

陸上の十種競技で日本記録を保持している武井壮氏は自分の体を思い通りに動かす練習として、上に上げた両腕を真横に下げて90度になるところまでぴったりと下ろせるようになることを推奨しています。実際にやってみれば分かりますが、これはかなり難しいです。脳内では90度に下ろしているイメージでも、実際に90度になっていることはあまりないことがやってみると分かるでしょう。

人間が行動を起こす時、脳内にはまず「これをしよう」というイメージを持ち、その後に体を動かしています。

上に述べた通り、イメージと同じように体を動かすのは簡単には出来ません。しかし具体的なイメージを何度も繰り返していると、脳は実際に動いたと錯覚するようになり、だんだんと脳はイメージ通りに体を動かしてくれるようになるのです。上手に脳をダマすことが鍵です。

幸いにも脳内で行うことなので、移動中でも待ち時間でもいつでも何回も出来ます。活用しない手はありません。

ではイメージトレーニングとは具体的にどうしたら良いのでしょうか?

まずはなりたい自分の姿を紙に書き出します。できるだけ細かく書いた方がイメージしやすいのでおすすめです。

次にその人物になりきります。自分は既に理想の姿になっているという前提のもとに判断や行動をするのです。理想の姿の自分と面接官が話している様子を繰り返し脳内で再生しましょう。具体的にイメージできているほど自分の中に入りやすくなります。

想像した回数は、大きく言ってしまえばリハーサルをした回数のようなものです。その繰り返しの結果、自分は大丈夫という良い思い込みにつながります。電車に揺られている間など、スマホゲームなども悪くありませんが、こういったことにも活用してみましょう。

入念な準備

緊張の大きな理由となるのが準備不足です。その不安感は緊張としててきめんに表れます。

これだけやったから自分は絶対に大丈夫だ、そう思えるまでしっかりと準備をして本番に臨みましょう。

荷物準備

面接の準備についてはこちらの記事も参考にしてみて下さいね。

面接でうまく答えられなかった。落ちる?答えれない時の対処法

面接恐怖症になる原因!就活での自信喪失克服方法もご紹介

面接で逆質問を求められた!どんな質問をするのが正解?

就活のプロに相談する

自分でできる対策を行った後は大人の力も借りてみましょう。学校のキャリアセンターや様々なサービスのキャリアカウンセラーに相談すると、模擬面接をしたりアドバイスを受けたりすることができます。そういったサービスを探して利用するのも手です。

▼相談してみる

JobSpring
個々人に合わせた就活対策を練ってくれる点が強みのエージェントです。事前の準備を十分にしておくために、面接についての自身の課題を共有し、面接対策を行ってもらうと良いでしょう。JobSpringは、利用者の方の内定率91.7%と、内定率がかなり高いので、安心して面接対策を任せられるかと思います。→JobSpring

キャリアチケット
年間1万人と、多くの就活生のサポートを行っているエージェントです。実績が多いエージェントなので、同じく面接で緊張してしまう就活生の方のサポート経験も豊富にあるでしょう。→キャリアチケット

面接直前にできる緊張緩和させる方法

待合室

万全の態勢で面接に来た!
それでもやっぱり緊張してしまう……。

そんな時に使える、緊張をほぐす簡単な方法です。

深呼吸

緊張の反対に、休憩や睡眠時には副交感神経が強く働いてリラックス状態を保つ機能が高まります。通常はこれらの自律神経がよく調和して身体機能を制御しています。

交感神経が高まり過ぎてしまったと感じた時は深呼吸をしてみましょう。交感神経優位から副交感神経優位に切り替わり、リラックス状態に戻ることができます。

リラックス

しかし注意してほしいのは、必ず先に息を吐いてから吸うという順番にすることです。緊張状態というのは過呼吸に近くなっていることが多いため、先に吸ってしまうと吸気が過剰になり更に呼吸が苦しくなってしまいます。

まずは肺の中の空気を全て出し切りましょう。これ以上はもう吐けないというところまで来たらやっと吸います。これも一気に吸うとまた緊張感が高まってしまいますので落ち着いてゆっくり吸いましょう。

新鮮な空気をたっぷり吸い込んだら通常の呼吸に戻ります。その時はもう緊張状態が少し緩んでいることに気付くのではないでしょうか。

ソチ五輪出場時の浅田真央選手が試合前にしきりに深呼吸をしていたのも話題になりました。深呼吸というのはたった10秒で極限状態の緊張を適度な緊張に和らげる魔法なのです。

筋肉をゆるめる

緊張している時、体は無意識のうちに力が入ってしまっているものです。
面接を待っている間に、頭の先から足の先まで意識的に力を抜いてみましょう。

やり方は簡単で、頭頂部からおでこ、目、ほお、鼻、口元、あご、首……と体の上から順に力を抜いていくだけです。慣れていない人は難しいかもしれないので普段から練習しておきましょう。寝る前に行うとリラックスして睡眠に入りやすくなるのでおすすめですよ。

どうしても力を抜く感覚が分からない人は、肩を上げ下げする、首を動かす、手首や足首をくるくる回すなど実際に体を動かしてみて下さい。それだけでも固まった体が少し緩みます。

緊張していると伝える

いざ面接!
しかし面接官の顔を見たら緊張してしまった……ということは往々にしてあると思います。

そんな時は「緊張しています」と思い切って伝えてしまいましょう。中途半端な気持ちであれば緊張などしません。それだけ強い気持ちでこの場に臨んでいると面接官も分かってくれる筈です。手のひらの真ん中に緊張をほぐすツボがあるので、こっそり押してみるのも良いでしょう。

まとめ

面接で大切なのは、「自分は大丈夫」と思えることです。しっかりと準備をしておきましょう。やってやり過ぎることはありません。

面接官も誰かの親であったり、会社で上司に怒られたりしている普通の人間です。あくまで対話から判断を導く場なので、面接だからといって特別に感じる必要はありません。

面接の結果はコントロールできませんが、自然体でやるべきことをやれば結果はおのずと付いてきます。「面接をする」ではなく、「会話をする」気持ちで臨みましょう。