コラム/インタビュー

2019/10/09

就活における「カジュアルな服装OK」の意図とは?男性・女性別にみる注意点も徹底解説!

就職活動をしていると採用試験の際に「私服でお越しください」と案内されることがあります。

カジュアルな服装で試験に臨めることは、堅苦しいシーツを着る必要がなく、嬉しいと感じる一方で、いざカジュアルな服装を考えると、どんな服装をすれば良いのか迷ってしまいます。ましてや就職活動の経験がないと、「デニムとかTシャツでイイんだ!」と思ってしまいますよね。

私自身も採用試験の際に「カジュアルな服装でお越しください」と指示されて、何を着れば良いのか分からず、洋服屋を駆け回った経験があります。

また当時は「何で私服で試験を受けるの?」と疑問に感じていたので、現在就職をしている方も、同じような疑問を感じているでしょう。

そこで今回はカジュアルな服装を要求する意図と、カジュアルな服装で気を付けるべきポイントを、男性編・女性編に分けて詳しくお伝えしていきます。

カジュアルな服装を要求してくる意図:アパレル業界の場合

まず採用試験において、最も多くカジュアルな服装による試験を行うのが、アパレル業界でしょう。

そこで最初はアパレル業界が、カジュアルな服装を要求する意図について、解説していきましょう。

自社のブランドイメージとあっているかチェックするため

アパレルブランドと言っても、その数は非常に多くあり、それぞれのブランドによって印象が大きく異なります。

例えばキレイ目でシンプルな印象のブランドもあれば、ストリート系のようなラフでカジュアル感が売りのブランドもあります。

アパレル業界が「私服でお越しください」といった場合、自社のブランドイメージとマッチしているのか確認する意図があります。自社のブランドがシックで大人っぽい印象のブランドなのに、応募者がラフで派手な装いでは、働いた際のブランドイメージを壊す恐れがあります。

アパレルブランドにとって、自社の社員は広告のような役割を担っているので、それにふさわしい装いか審査するために、カジュアルな服装による審査を行います。

ファッションセンスをチェックするため

アパレル業界で働く場合、制服などがないので、あくまでも自社のブランドから、社員自身がコーディネートする必要があります。

もしも入社した社員のファッションセンスが悪いと、毎回上司がファッションをチェックして、改善点などを指摘する必要があり、手間もかかるので会社にとっては大変ですよね。

そんな手間を少しでも軽減させるためにも、応募者のファッションセンスをチェックしています。

ちなみにアパレル業界以外なら、スーツで出向いても好印象になりますが、アパレル業界はスーツも、企業の意図から外れるためNGです。

カジュアルな服装を要求してくる意図:アパレル業界の以外

続いてアパレル業界以外で、カジュアルな服装を要求してくる意図は何なのでしょうか、確認していきましょう。

適切な服装が選べるかチェックするため

企業が自由な服装を要求する場合、その場にあった適切な服装が選べるか判断する目的があります。

服装を自由にすることで社会人として必要なTPOが備わっているのか確認しつつ、社会人としての自覚を持っているのかチェックしています。

学生の個性をチェックするため

どんな服装をしているのかチェックすることで、その学生の個性を見極めようとしている可能性があります。

そのため単純にオシャレかどうか見ている訳ではなく、真面目な印象なのか、明るい印象なのかといったこともチェックしています。またスーツを着てきた場合であっても、真面目な人柄を読み取れるので、好印象に繋がることがあります。

カジュアルな服装で気をつけるべきポイント:男性編

まず男性の場合は、オシャレに興味がない方も多く、ボトムスはデニム以外は穿いたことがないという人も多いでしょう。

しかし就職活動におけるカジュアルな服装とは、デニムにTシャツといった、本当のカジュアル服はNGなので、その点をしっかりと確認していきましょう。

■男性のカジュアル服のポイント

・ジャケットは必須

・ボトムスはスラックスやチノパン

ジャケットは必須

男性のカジュアルでは、必ずジャケットを着るようにしましょう。企業によって夏場は、「ジャケットではなくポロシャツなどでもOK」としていますが、別な指示がなければ、これは夏場であっても冬場であってもジャケットが必須です。

夏場だと「ジャケットは暑いのでは?」と不安に感じる場合は、麻やコットンなどといった風通しが良い素材を使ったジャケット選びましょう。

またジャケットと言っても、どんなデザインでも良い訳ではなく、あまり派手なものは避けましょう。黒や紺やダークグレーなどの無難な色で、無地のものを選ぶと良いでしょう。

■OKのトップス

・ジャケット

・襟付きのシャツ

・ポロシャツ(企業から案内がある場合)

■NGのトップス

・Tシャツ

・タンクトップ

・パーカー

・Gジャン

・革ジャン

ボトムスはスラックスやチノパン

男性のボトムスといえば、デニムが一般的ですが、採用試験の際はデニムを避けるようにしましょう。

基本的にはスーツ生地を使ったスラックスや、チノパンなどがおすすめです。

ただしスラックスを選ぶと、トップスのジャケットと同じ生地感になり、セットアップのようになる恐れがあります。セットアップはカジュアル感を強めるので、スラックスを選ぶ際は、ジャケットと違う色を選択しましょう。

ちなみにジャケットのカラーは黒や紺なので、ボトムスはベージュや薄いグレーなどの色を選ぶと良いでしょう。

■OKのボトムス

・スラックス

・チノパン

■NGのボトムス

・デニム

・カーゴパンツ

・ハーフパンツ

カジュアルな服装で気をつけるべきポイント:女性編

続いて女性の場合は、服の種類も豊富だったり、オフィスにおけるアクセサリーもOKだったりするため、どのようなアイテムをどのように組み合わせれば良いのか、迷ってしまうでしょう。

確かに女性は男性よりも、就職活動に適したカジュアル服が多いので、ここでは基本となる装いについて確認していきましょう。

■女性のカジュアル服のポイント

・シャツにカーディガンなどを合わせる

・ボトムスはパンツでもスカートでもOK

・アクセサリーはない方が無難

シャツにカーディガンなどを組み合わせる

女性もトップスはジャケットが無難ではありますが、シャツにカーディガンを合わせる装いも好印象でしょう。とくに夏場などはジャケットが重い印象になるので、カーディガンなどで涼しげな印象を与えると効果的です。

ただしカラーや柄は派手過ぎないものを選ぶ必要があります。デザインが華美になったり、高級ブランドを着用したりしていると、悪印象を与えるので注意しましょう。また露出度が高いアイテムもNGです。

選ぶならシャツなどのシンプルなインナーに、黒や紺、白といった控えめのカーディガンを選ぶと良いでしょう。

■OKのトップス

・ジャケット

・襟付きのシャツ

・カーディガン

・ワンピース

・ブラウス

■NGのトップス

・Tシャツ

・パーカー

・キャミソール

・Gジャン

・革ジャン

ボトムスはスカート・パンツに関わらず丈に注意

女性のボトムスはスカートかパンツスタイルがありますが、就活においては、どちらを選択しても構いません。

ただし、どちらを選択するにおいても、丈の長さには注意しましょう。ミニスカートのような露出度が高いボトムスはNGです。長さはひざ下よりも下にくるアイテムを選びましょう。

またスカートを選ぶ場合は、必ずストッキングやタイツを穿くようにしましょう。パンツの場合は、ワイドパンツはNGなので、スタイリッシュなパンツを選んでください。

■OKのボトムス

・スラックス

・チノパン

・ひざ下のスカート

■NGのボトムス

・デニム

・ミニスカート

・ホットパンツやショートパンツ

・ワイドパンツ

・素足

・黒のストッキングやタイツ

アクセサリー類の着用は慎重に

企業によっては小ぶりなアクセサリーをOKとしているところがあります。またアパレル業界では、アクセサリーの規制がないところもありますが、どこまで着用可能なのかは、企業によってことなるので注意しましょう。

もしも着用に不安があるなら、企業のホームページを確認して、働いている女性社員の写真などをチェックしてみましょう。

ただしアクセサリーの着用が、審査にプラスに働く可能性は極めて低く、良くても悪印象にならない程度なので、何も付けない方が良いかもしれません。

まとめ

このように就職試験で、カジュアルな服装を要求してくる場合、アパレル業界ならブランドとの相性やファッションセンスを確認して、それ以外の企業なら個性やTPOの確認のために実施しています。

そしてカジュアルな装いを要求されていても、デニムや派手過ぎる服装はNGで、基本的にはキレイ目な服装を意識する必要があります。

カジュアル服による審査は、一歩間違えると悪印象になる恐れがあるので難しく、スーツを着てしまう方が無難なこともありますが、企業の目的や狙いをしっかり把握して、カジュアル服を決めれば、有利に採用試験を進められるでしょう。