コラム/インタビュー

2019/03/11

就活はいつから何をはじめればいいのか?

大学3年生ともなると、そろそろ就職活動を……と考え始める方も多いのではないでしょうか。

周りから就職活動を開始したといった声を聞くと、何もしていないと取り残されるのではないかという焦りも感じるようになるかと思います。しかし、いざ就職活動を始めようと思っても何から手をつけたらいいか分からないという声もよく聞かれます。

そこでこの記事では、成功につながる就職活動の始め方について解説します。

近年、学業の妨げにつながる恐れから就職活動の対象を大学4年生にしてほしいという多くの意見が大学からあがったことにより、多数の大企業が大学4年生を対象とした選考に切り替えました。

しかし優秀な学生は大企業からの内定を獲得するとそちらに行ってしまう傾向が強いことから、先手を打って学生を確保するために中小企業では大企業の選考よりも早く就職活動を開始しているのが現実です。

そんな中、学生は何から取り組めば良いのでしょうか。

就職活動に意識を向けよう

まずは日常生活でも就職活動を意識することから始めましょう。

3年生になる前からESを用意する必要はありません。しかし実際にESを作成する時に備え、就職した時に戦力となれるような資格を取得しておきましょう。具体的には普通自動車運転免許や日商簿記2級、TOEICなどです。

地方に就職が決まれば、移動手段として運転免許がほぼ必ず必要となります。またグローバル展開する企業への入社を狙うのであれば、TOEICのハイスコアを持っていることはとても大きな武器です。

それだけでなく、就職活動を始める前にたくさんの豊かな経験を積んでおくことも準備のひとつです。自由に使える時間が多い大学生のうちに海外旅行や様々なボランティアなどを行うことで自分の世界を広げることができます。

視野を広く持つことで自分の可能性に気付いたり新たな目標の発見につながることもあります。後にこの経験が就職活動の面接やグループディスカッションの対策に使えることも多いでしょう。

実際に社会人に会おう

就職活動を始める前までは、多くの人は社会人と関わる機会はほとんどないはずです。あるとしてもアルバイト先の社員の方くらいでしょう。

そこで、実際にOB訪問などを通して様々な分野で活躍されている社会人の方に会い、話を聞き、自分の考えをぶつけてみましょう。「働くとは?」「社会に貢献するとは?」といった点に関して自分なりの考えを持てるようになることが大切です。

加えて、世の中にはどのような業界や企業があり、それぞれの業界でどのように人々が働いているのかを知る事もできます。そうすれば「就職活動か……」という消極的な動機ではなく、自分なりの社会に出る意義・やりがいを持って、積極的に就職活動に臨むことができるようになるでしょう。

また社会人の方々と会うことで、ネットの情報では得られない社会や企業の生の情報を得ることができ、氾濫する情報に流されずに就職活動を進めていきやすくなるはずです。

選考(自己PR・面接・グループディスカッション)を経験しよう

受験勉強で志望校の過去問を解くのと同じように、就職活動でもまずは相手を知ることがとても大切です。自分がこれから向かう対象物をきちんと把握し、足りていない部分を認識し、これからやるべきことを明確化することが重要になります。

いきなり選考対策のセミナーや面接の対策本に手をつけるのではなく、まずは一度実際に経験してみましょう。そうするとやみくもに選考対策するよりも、ずっと効率的に対策を進めていくことができます。

また序盤のうちに選考を経験することで周りの就活生よりも大きく経験値を蓄えた状態となり、後の内定のかかった選考で有利な状態となります。選考対策は「量」が大切です。経験しているとしていないでは大きな差が生まれるでしょう。

就職活動のリアルを知り、ノウハウをためよう

書店に行けば就職活動本がずらりと並んでおり、ネットには大量の情報が溢れています。それだけの情報に囲まれる中、何が本当に重要かを見極めるだけでも多くの時間が費やされてしまうでしょう。

それよりも実際に積極的な就職活動を行った先輩や内定をいくつも獲得した先輩に会い、就職活動のコツ、要領のいい進め方についてなどを聞くことが一番です。そういった方々から経験談を聞いたり就職活動に関して分からない点を質問することで、リアルな就職活動事情を知ることができます。

より良い就職活動モデルを把握することができれば、横道にそれることなく効率よく進めていくことができるでしょう。そして就職活動に対する不安や焦りも大きく緩和されるのではないでしょうか。

自己分析で自分を見つめ直そう

自己分析は就職活動の準備において重要ですが、一方でいつどこにいてもできるものでもあります。今まで過ごしてきた学生生活・人生経験を振り返り、得意なことや好きなことを知り、それと同時になぜそれが得意なのかや好きなのかも考えることで進みたい道が見えてくることでしょう。

何の仕事がしたいか分からず、自分がどのような業界に向いているかも見当が付かないという場合は、過去にうまくいって嬉しかったことや何をしている時にやりがいを感じるかということを振り返ってみましょう。

併せて自己分析で重要なのは「なぜ」を徹底的に掘り下げることです。経験をひととおりリストアップするだけで終わってはいけません。採用担当者が知りたいのは「○○を経験した」という事実ではなく、その経験を通して身につけた価値観です。

つまり表面的な経験だけを伝えるのではなく、自分の価値観や人間性を伝える必要があります。そのためのひとつの方法として「なぜ」という自問自答を繰り返していくというのが有効なのです。そうすることで自分が本当に大事にしている価値観が見つかる可能性が高まるでしょう。

例として「部活動を4年間頑張った」という経験を「なぜ」という質問で掘り下げてみます。なぜ4年間頑張れたのか?それは辛い練習であっても自分の成長が実感できると楽しく感じられたから。なぜ自分の成長が実感できると楽しいのか?それは努力が目に見える形で現れることで、充実感を感じて満たされるから。

このように掘り下げていくことでESや面接でアピールできる価値観が見えてくるでしょう。自己分析だけでなく他己分析も効果的です。併せて行うことで自分では気付かない自分も見えてきます。

自己分析が主観的なものであるのに対し、他己分析は他者からの目線で自分を客観的に捉えることができます。他己分析で自分の特徴を把握したら、きちんとそれを踏まえてその後の選考に活かすようにしましょう。

まとめ

就職活動が本格化する前の段階でどれだけ自己分析や志望業界へのフォーカスなどの準備ができているかはその後の選考結果を大いに左右するでしょう。就職活動が本格化する大学3年になってから始めては遅いのです。書類選考や面接で使える自己PRは早い時点で固めておくことが大切です。

卒業後の進路や自分の将来・キャリアを考えるのに早過ぎるということはありません。今回ご紹介したように、今すぐできることから少しずつ準備をして就職活動に備えましょう。大学生という時間を自分探しや豊かな経験を培う有意義な時間とし、よりよい就職活動へとつなげてください。