コラム/インタビュー

2019/04/16

理想的な面接の流れ・自己PRの例や注意点

今回は「理想的な面接の流れ」と「自己PRの例や注意点」についてご紹介します。面接では持ち時間があるため、その時間内に正確な自己PRができなければなりません。その際、ついアピールがダラダラと長くなってしまい、結局何を言いたかったのかわからなくなることもよくあります。
今回はその場合の「自己PR」を効果的に伝える方法をお伝えします。

時間を配慮した面接での自己PRの例

就職時の面接でかける自己PRではあらかじめ持ち時間が決まっており、その時間内で自分の特典を最大限にアピールしなければなりません。ですので持ち時間の有効的な活用と、「その時間内でどう話せば・伝えれば相手への印象がよくなるか」ということに配慮して下さい。
その場合、ダラダラとしたPRは必要なく、面接用に仕上げた「必要なことだけを言うカンペ」が必要になり、それだけを言えば持ち時間が全て終了するという「決められたテロップ」を作ることをおすすめします。それを空で言えるくらいになれば安心でしょう。
面接中にそのカンペが書かれたメモ用紙を読むわけにはいかないので、あらかじめ自分の心の中で整理した「アピール・主張」を用意しておくことが必要です。ここでも自己PRが長々とならないよう注意しましょう。まずはこの練習から始めることです。

・面接中での自己PRの持ち時間が10分
面接には集団面接と個人面接の2つがあり、たいていは集団面接の方法が採られます(最近では個人面接の形式もだんだん多くなってきましたが)。
そのため自分の持ち時間はゆとりを持ったものでなく、たとえば「10分」というごく限られた時間内に収められる場合も出てきます。
さすがに「10分きっかり」ということはありませんが、それでも15分から20分程度のごくわずかな時間で面接をしなければならないという状況は稀ではありません。必ず持ち時間というのはありますので、そこでゆとりを持つ面接への工夫が必要となるでしょう。
そんな「ごく限られた時間内」に面接をし、その中で最大限の自己PRができる練習をしておくことは、どんなに短い面接時間でも対抗できる有力な鍛錬になります。ですので制限時間を設けて面接の訓練をすることは誰にとっても不可欠です。

・面接中だからこそ生かせる自己PR
考え方1つによって、「自己PRを最大限にできるのは、面接という冷静な時間だ」と認識はガラリと変わってきます。面接官と就活生はほとんどの場合初対面で、お互いにその相手がどういう人かさっぱりわからない状況です。
なので面接をする際に面接官は、「あなたのことを少しでもよく知りたい」という集中の目をもって眺めています。
日常生活でも、自分の話をなかなか聞いてくれない状況というのは、得てして忙しく、人の話を聴けるゆとりがない環境下というのがほとんどでしょう。またたいてい人は普段、自分のことだけを聴いてほしいもので、他人の主張に傾聴し続けることは至難です。
そんな「会話に不向きな状況」と違って面接中は、あなたの主張を全て根こそぎ聞いてくれる、とても貴重で有難い空間です。この考え方をまず念頭に置き、自分がすべき自己PRの方法を最大限に生かせるよう工夫してみて下さい。

・自己PRをする際に面接官はどこに注目するのか
就活生はたいてい「面接時に何を話すか」ということを前もって考えており、どんなことを訊かれても答えられるような完璧を期した模範解答を考えます。これは事前の緊張感がなせることであり、誰でも「合格したい」という思いの下で必死になるからです。
そんな就活生の考えることは、実はだいたいどれも同じようなもので、皆が皆も同じ模範解答を言ってもとりわけ目立つ点は出てきません。そんなとき、「1つの目標をどれだけ深く真剣に考えられているか」という姿勢に面接官は注目します。
その企業が売りにしているものがあれば、それについて前もって調べておき、その現状から今後の展望までを自分なりに考えておくことが1つの武器になります。その際、難しいことを言う必要はなく、自分の考えられる限りの解答を用意して下さい。

・面接において自己PRを最大限に生かす方法
面接時の注意点をしっかり踏まえた上で、面接では自己PRを最大限に生かすことに配慮しなければなりません。そのためには持ち時間をフルに活用し、自分が主張したいことがらの内からいくつかをピックアップしておく必要があります。
主張を全部言おうとしても絶対に無理ですから、あらかじめ「自分が主張したい最大のアピール」を3つほど用意しておき、それだけをそつなく面接官へ伝える工夫をしてみて下さい。
たとえばその3つアピールポイントは、「これだけは誰にも負けない自分の才能」、「今、何に努力をしているか」、「仕事にどんなビジョンを持っているか」などがあげられるでしょう。
面接官が常に見ている点は「その人のやる気とビジョン」です。性格や能力などは長くつき合って初めてわかるものであり、5分内という短い時間ではその人の言動から内面を見抜くしかありません。この3つのアピールポイントにそれら全てが表れています。

・面接で自己PRをするのに遠慮はいらない
どんな面接でもそうですが、自己PRをするときに遠慮をしてはいけません。自分の才能や能力を相手に伝える際には「これでもか」というほどの大言を吐いてもよいです。そうすることで相手は興味を持ち、その自己PRがどんなものかと確認したくなります。
そうなれば、あとはその自己PRの内容を1つずつ面接官に伝えるだけでよいです。なので、自己PRの全ての内容を伝えるためにもその大言は2つか3つにしておきましょう。あまりたくさんのことを言ってしまうと、持ち時間に追われてしまいます。
日本人は従来、自己PRの仕方が下手だと言われます。それは遠慮がちな姿勢によるものですので、まずはその習性を払拭しなければなりません。自己PRをするときはこの「遠慮がちな性格」を先に取り除いておいて下さい。そのための訓練は必要です。

新卒生の面接での自己PRの例

新卒生が集う面接で、まず訊かれることは「志望動機」と「仕事へのビジョン」です。自己PRをする際でもこの2つの項目から逸脱しないように誘導し、面接の最後まできちんとその会社への熱心さをアピールできるよう姿勢を備えて下さい。
「仕事へのビジョン」は何も大きな展望である必要はなく、その会社で自分の「できること」から延長させて言えること、つまり即時にそれを実践できることを伝えておくと、さらに具体的なビジョンとなり心象もよくなります。
よく大言を吐きすぎて「できないこと」や、見え透いた覇気を出してしまうこともあるので、面接で空回りをしないためにも地に足のついた自己PRを心がけて下さい。
新卒生の自己PRで会社側は、ごく単純な点だけに注目しています。それは「人間性」、「仕事への覇気」、「コミュニケーション能力」、「実践力」です。

・新卒生には即戦力が求められる
会社は新卒生がどれほど自社に役立つかを最大限に注目し、この人が自分の会社へ入ってきてどんな利益をあげるのか、またその利益はいつ頃あげられるか、さらにそれらの実績をもって将来性はどれほどあるか、などという会社側のメリットを推察します。
なので新卒生が要求されるのは、人間性、円滑に仕事を運べる能力、さらにその会社で何らかの利益を確実にあげるための経験や能力、それらにまつわるスキルということになります。
「面接からすでに仕事は始まっている」と認識し、「自分がその会社に入社したらこんなメリットが会社側にもたらされる」という実践的な自己PRが効果的です。そのためにはまず会社の方針や仕事内容を理解し、自分の売り出し方を把握しておくとよいでしょう。

面接での部活を生かした自己PRの例

たとえば特待生が受験する際の面接などでは、この部活を活かした自己PRがメインとなり、そこでは「どれだけ自分の成長を伝えられるか」が重点になります。当然ながら面接官は受験生の過去を何も知りません。
その「知らない過去」の埋めるために、まずは箇条書きでもよいので「自分の活動実績」を自己PR欄に列挙しましょう。少しでも相手に自分の活躍を知ってもらうため、保険の形としてその実績をアピールできればOKです。
どんな面接でも書類選考が面接の前にありますので、自己PR欄を書く機会は必ずあります。そこでまず、思いきり「自分の経験談・実績」を面接官に伝えることに専念して下さい。

まず「自分の過去の実績」を伝えた上で確認することは、会社側と受験生の部活に対する思いとの「温度差」です。「自分の過去の実績」を伝えた後はそのことを一旦忘れ、次にその部活動をもって「自分の成長を語ること」に注目して下さい。
会社側は受験生がしてきた部活そのものに何ら興味はありません。興味があるのは、「その部活を経てどんな課題と対峙し、そしてどのように乗り越えてきたか」、または「その部活や実績の内容によってどんな人間性がうかがえるか」の2点です。
自己PRでは部活への覇気そのものや活躍・実績だけに焦点を当てず、その部活や実績を残した際に自分がどんな課題と向き合い、どうやってその課題をクリアできたかという「自分史」を語るようにして下さい。

・面接で協調性を自己PRする方法
「協調する」というのは「個人主義に走らず組織全体を大切にすること」で、いわば社会主義や民主主義の考え方に近くなります。会社は主に組織で動くのでこの協調性がない社員はいずれ組織破綻のカギともなり、とくに面接では敬遠されがちでしょう。
どんなに能力や才能豊かでも、組織の会社で働く際には必ず他人と円滑に仕事ができる協調性の方を重視します。会社は個人の大きな一歩より会社全体の一歩の方を重要視するので、面接で自己PRをする際には「協調性を保持するアピール」が必要です。
協調性を大切にしていることを相手に伝える経験談をはじめ、その協調性をさらに円滑に図るためにはどのようなアイデアが必要か、など、少々具体的な「協調性に対する考え方」を示すことができれば効果的です。

・具体的な例を追って協調スキルのアピール
具体的に「自分が協調性を大事にしているか」ということをどう言えば伝えられるのか、というのはやはりむずかしいものです。
その場合の自己PRの例としては、「自分の仕事が誰かの役に立つ」ということを大きく主張する方法があります。
たとえば物流会社なら「贈り物や届け物をすることで誰かの役に立つ」、またクリエイティブな仕事なら「創ることによって社会貢献をはじめ、誰かを喜ばせることができる」など、〝人や社会とのつながり〟を意識した自己PRを工夫してみるとよいでしょう。
どんな仕事でも社会や人とつながっています。その「つながり」に焦点を当てることで、「自分がそこでどのように役に立ちたいか」という旨を詳細にアピールでき、面接での印象をさらにアップさせる効果につながります。

・自分の集中力の高さをアピールする方法
「集中力」は仕事をするときはもちろん、日常生活でも真面目を要するものには絶対不可欠です。つまり仕事をする際にはこの「集中力」があることは大前提で、その上でどのようにして「自分の集中力が仕事に役立つか」ということをアピールしなければなりません。
集中力をアピールするときに「自分には集中力があります」と直接言うのはタブーです。「集中力があるアピール」よりも、面接官はその集中力をどのように持続させ、仕事に成果をもたらせたのかという、少し詳細な内容を聴いてきます。
集中することはよいことですが、その集中にもメリットとデメリットがあります。集中しすぎると、ときに協調性を乱すことがあり、自分本位の姿勢を貫いてしまうデメリットをもたらしかねません。ですので少し多角的な視点を持つことが必要です。

・集中力をアピールする際は具体例と冷静な視点を持つ
面接で「自分に集中力があること」を自己PRする場合、自分がこれまでに集中してやってきた行動やできごとを伝えればそれでOKです。長々と「自分の集中力アピール」をしても相手に伝わるのは「その言葉だけ」になることもあります。
たとえば英語を覚える際、集中して英単語を覚えるためにどんな工夫をしてきたか、や、何かを創作していたとき、その作業を続けるためにどのようにしてどの覇気を持ち続けてきたかなどの、「集中力を自分に宿すためにした過程」を伝えれば大丈夫です。
面接で集中力について自己PRする場合には、まずその集中力を持ち続けることに「どんなデメリットがあるか」を考察する多角的な視点と、これまでの経験で集中力を持ち続けるために自分がしてきた工夫や成果を伝えることに専念して下さい。

・面接での自己PRはわかりやすく冷静に
面接の自己PRで大切なのは「自分を最大限にアピールすること」で、そのための情報と工夫を会得することです。面接の自己PRにはその面接ごとで決まった基準に沿っていることが重要で、その上で自己アピールを最大限に魅力的なものにしなければなりません。
一般的に企業面接では「欲しい人材」を採用するので、そのための就活生の能力・技量といったものが詳細に求められます。
面接時間はあらかじめ限られているため、そこでの自己PRは簡潔に、わかりやすく伝えることが義務づけられます。その上で、「自分の能力がその職先にとって非常に有利・有効であること」を伝えなければなりません。
面接で聞かれることはたいてい同じ内容で、その質疑項目も限られています。そのため事前にその質疑項目を調べておき、メモに落して「自分が伝えるべきこと」を前もって覚えておくのも良法となるでしょう。
「聞かれたことには端的に短く答える」これを念頭に置き、正確な質疑応答ができるよう心がけましょう。