コラム/インタビュー

2019/06/03

インターンに参加する目的を明確にしよう!

インターン参加者は年々増加傾向にあります。企業は学生との接点を持つためであったり、自社や業界への認知をしてもらったりするために、学生は企業や業界への理解を深めるためや経験値としてインターンが行われています。今回の記事では、インターンに参加するにあたっての心構えである目的の明確化について記載していきます。

目的と目標の違い

インターンの目的についてお伝えする前に、そもそも目的とは何なのかについてお話します。皆さんは「目的」と「目標」の違いを知っていますか?目的とはある物事や取り組みに対して最終的に求めているゴールのことを指しています。一方、目標はある目的を達成するために必要な道標のことです。ですから、目的を定めてその達成のために必要な要素であったり必要なプロセスのことを目標と呼びます。また、目的は内容や時間軸が変わることのない不変なものである一方で、目標は定期的に修正される可変なものというのも注意点です。
具体例を出して説明していきましょう。大学受験を例として考えます。大学受験は何のためにするのでしょうか?人それぞれ考えはあると思いますが、今回は○○という学問を学びたいとします。○○は△△大学でしか学べないとすると、目標はまず○○を学ぶために△△大学に合格する必要があります。つまり△△大学に合格することが目標です。では△△大学に合格するためにはセンター試験で8割取らないと合格できないとすると、本番で8割を獲得、11月までに模試で7割の点数をとれるようにしなくてはなりません。これらもまた目的に対する目標たちです。では11月に模試で7割取るためには夏休みの8月までに苦手な分野を解消する必要がある、というのも逆算的に出した目標です。
つまり今回の例では左の図のような関係性が目的と目標の関係性です。また、不変なのか可変なのかというところですが、今回の例では学びたい学問が変わらない限り目的は変わることはないです。一方で目標は11月や8月などを置いていますが、もっと早くに苦手克服ができれば目標は上方修正されていくことでしょう。このような関係性が目的と目標の違いを示しています。

目的を持つことの大事さ

さて、冒頭で長々と目的と目標の違いを述べてきました。ではインターンにおける目的とは何でしょうか。内定を取るため、専門性を身に着けるためなど何でも構わないと思います。ですが、多い事例であり、よくない目的の代表が「インターンに参加することが目的」というパターンです。このような考え方でインターンに参加することははっきり言って時間の無駄遣いです。無目的にインターンに参加するのであれば、その時間を使って遊びやおいしいご飯を食べた方がストレスもかからず、体力も削らす体に優しい時間を過ごせるでしょう。数えきれないほどのインターンが存在する中で、中には企業のイメージとは異なる内容のインターンが存在しており、単純な作業を要求してくる長期インターンがあったり、インターンとは名ばかりの企業説明会のような1Dayインターンが存在しています。無思考的に企業のネームバリューや思い付きでインターン先を選んでしまうことは結局時間の無駄遣いになったり、納得感の低い経験となってしまったりするでしょう。そして何より大事なことは、「インターンは目的ではなく目標であり手段である」ということです。インターンに参加する中で何を身に着けたいのかどんな経験を得てどう変わりたいのかといった目的を明確に持ち、そのためにインターンに参加することが目標であり手段となっていくのです。ですから、参加するインターンに対して自分なりの目的を持つことが大事です。

目的を持つためには

インターン参加を考えるにあたって目的を持つことが大事だと伝えました。では、目的を持つためには何が必要なのでしょうか。最初の第一歩として必要なのが自己分析です。自分のことは自分が一番よく知っていると思うかもしれませんが、自身の潜在的な価値観や行動特性はなかなか意識的に振り返らないと見えないことが多いです。ですので、インターン参加を目指すにあたってまずは自己分析を行いましょう。自己分析をするにあたっての注意点は自己分析を「させられる」のではなく、「する」ことを意識することが大事です。させられた自己分析はありがちなアウトプットや誘導されたままに答えている場合もあり、実際の経験に基づいているのかであったり本当の自分の価値観を見つけるためにも自ら能動的に自己分析を行うようにしましょう。
では、自己分析を行うことでどんなことが得られるのでしょうか。それは本当にやりたいことを見つけられるということが最も大きいと言えます。自己理解を進めることで自身が将来、持続的に取り組みたいことややりたいことに対してこれから取り組むことを考えやすくなるでしょう。また、今熱意をもって取り組みたいことが明確に見つかり、時間を有効に使うことや充実した生活を送ることができるでしょう。そうして、自己理解が深まることによって企業へ自身を売り込む際にもなぜこの企業なのかという背景が明快になり就活時に想いを伝えやすくなっていくのではないでしょうか。

目的を持ったインターンとは

では、目的を持ったインターンとはどういうことでしょうか。前項で書いたようにまずは自己分析を行いましょう。そのうえで、自己の目的に対応した目標を達成するためにインターンという有効な手段を使うといいでしょう。インターンをただするのではなく、何を得たいのか、どんな成長を遂げたいのかを描くことで、インターンを選ぶ際により判断軸が明確化したり、想いのよらない面接により企業から落とされてしまったりすることも少なくなるでしょう。では目的を持ったインターンがどのような正の影響を与えるのでしょうか。それは意思と行動の連動です。目的が明確にあるため、常に目的や目標を意識した行動や選択をとることができ、やりがいを感じないような業務や無思考的な作業ではなく、常に自身の思い描くような取り組みであったりその中での挫折を経験することができるでしょう。
そして生涯の規模間で考えたときに、インターンで得られる成長の目的が人生の目標の一つとなると理想的といえるでしょう。

インターンに参加する目的例

1.将来進みたい業界の知識をつける

将来の就職したい業界が明確に定まっているのであれば、就活時の企業へのアピールや就職後の活躍を目指して希望する業界でインターンをしてみるといいでしょう。その際には、積極的に社員とコミュニケーションをとり知識を増やすことやプロジェクトを一つ任せてもらい裁量権のある中で自身の力を試してみることを目標に置いていくといいでしょう。そのためにも、そのような社員とかかわったり裁量権をインターン生にも与えてくれる企業を探すことが最初の一歩になっていきますね。

2.自身のやりたいことを明確化する

自己分析だけを行っても自身のやりたいことや将来働きたい業界が明確に定まるとは限りません。そこで、多種多様な短期インターンに多く参加しあらゆる経験をとることも目的の一つとなるでしょう。この目的に対しては、より目標を強く持つことが必要となるでしょう。やりたいことを見つけるために、一つ一つのインターンで何を得るのかという目的を定めたり、自身の行動規範を定めることで様々な経験を積みながら将来の目的を定めていきましょう。

大切なことは行動力

いかがでしたか?これまで目的なくしてインターン参加するなど時間の無駄である、目標まで描き切り対応した行動をとるようにと伝えてきました。そのようなことは実際には難しいかもしれません。ですがいつまでもいつまでも自己分析を考え続けることもいいとは言えないでしょう。大事なことは常に問いを投げかけながら行動を起こしていくことです。まずは自己分析を通して自らと向き合うようにしましょう。そして、向き合ったら実際に行動してみるのです。一度でも考えてから起こす行動は、何も考えずに行動したり、周りに合わせた行動と比べ何倍もの価値があります。そしてもし、行動しても違和感を感じるのであれば再度考えればいいだけのことです。このように、インターンに参加することを目的にするのではなく、目的のためにインターンに参加するような大学生活の時間の使い方をしていきましょう。