コラム/インタビュー

2019/05/14

もう悩まない『自己分析』

就職活動で、多くの人が悩む『自己分析』。突然、自分ってどんな人物なのかと聞かれてもなかなか簡単には答えられません。
そこでこの記事では、自己分析を円滑に行っていく為の4つの要素を示していきます。

『自己分析』は、就職活動をして行く上で最初から最後まで付いて回ります。また、無事内定を勝ち取り、新社会人として仕事を始めてからも自分自身の働き方を教えてくれます。難しそうに感じると思いますが、皆さんの先輩社会人も同じように悩みながら完成させてきています。心配せずに、いい機会だと思って、自分自身と向き合ってみましょう。

自分自身の欲求を知る

欲求とは、様々な判断や行動をするときに動機となる一番根っこにある気持ちのことです。これを知ることで、自分が今までしてきたこと、判断してきたこと、他にも挫折経験からの立ち直り方など、いろいろなことの理由を明確に知ることができます。
その人の欲求を知ることは、その人を知る一番の近道です。限られた時間の中で自身を理解してもらい、売り込む就職活動において自身の欲求を知っていて、言語化できる人とそうでない人では大きく差がつきます。
欲求理解が、人柄理解へとつながる例は、私たちの身近にあります。例えば、漫画のキャラクター。読んでいる中で感情移入し、悲しみ喜びをともにしますよね。名作と呼ばれる作品に出てくるキャラクターはその欲求がはっきりと物語の中に描かれています。スラムダンクの桜木花道は、誰にも負けたくない、勝ちたい、負けるのが本当に嫌、という欲求があります。僕のヒーローアカデミアの緑谷出久は、人の役に立ち、困っている人を全員助けてあげたいとヒーローを目指し、猪突猛進していきます。他にも、映画、小説などに出てくるキャラクターたちは何かしらの欲求を抱えています。それが、目に見てわかりやすいほど、魅力的な姿に写っているはずです。

今、自己分析をしようとしているあなたも、先ほど述べたような欲求を抱えています。何でも知りたい好奇心旺盛なのか、だれにも負けたくない負けず嫌いなのか、みんなを救いたい勇者なのか。この他にも、様々な欲求が存在します。自分の欲求がどこにあるのか、一度過去の経験を掘り返し、考えてみると他の就活生から頭一つ飛ぶ抜けた自己分析をおこなえます。

ほかの人と違うところを探す

自分は普通と思っていたが、他人からみたら異常、特別と言われること、言い換えると、他人より、ストレス、労力を感じずに頑張れることを探すということです。
 
これは一つ目の欲求と関連してくることですが、自分では当たり前にできるけど他人からみたらすごい、変わってる、よくやれるな、ということは案外たくさんあります。昔から好きこそ物の上手なれという言葉がありますが、まさにその通りです。
これは、仕事していく上で自分の強みとなるところです。自分以外の人が10の時間と力を使ってやっていることを、自分は1の時間と力でできる。なぜなら、自分ではそれをやることは普通で当たり前だから。
この要素は一人で考えていても、なかなか答えが出てきません。1つ目の欲求がわかってきたら、それに基づいて普段していることを家族・友人などに話してみましょう。また、他の人に私の変なところってある?、そんなになんで頑張れるのと思うエピソードはない?などの質問をしてみるといいでしょう。

自分にとってストレスを感じること就職活は何かを考える

『自己分析』となると、多くの人が自分のできること、得意なことに注目します。しかし、今後社会人として、働いていく上で、自分がどんなこと、どんな状態に弱さを抱えているかを知っていることは、大きな強みになっていきます。知っているから、回避も克服の仕方も考えられます。また、単に企業に選ばれるのではなく“自分”を主語において、企業を取捨選択することで能動的な就職活動に変化していきます。ここでは、その仕方について紹介していきます。

自分が不得意とする事、環境のヒントは自分自身の過去にあります。就職活動で、よく言われる『挫折経験』の『挫折』にあたる部分、それが自分のストレスを感じる状態を知る大きな手がかりです。そういう経験をいくつかを集めて共通点を探していきましょう。何で、どうして、と自分の中で質問をしながら、『挫折』を因数分解していくと、大まかな傾向がわかってきます。

例えば、考える時間が少なすぎて計画が綿密に練れないことにストレスを感じる人、失敗した原因が曖昧、なぜそのような評価になったのか決定プロセスが明らかにされないなど、全ての因果が理解できないことにストレスを感じる人もいます。その感じ方の強さ、ポイントは人それぞれです。自分自身のことが少しわかってきたら、他の人とも話し、その違いからさらに自分の力を100%発揮できない状況について、理解を深めることができれば怖いものなしです。

どんな環境で自分がイチバン活躍できるかを考える

これはより具体的に働くことを想定した自己分析の指標となります。ここまで、自分のやる気のスイッチが入る源にある欲求について、他者よりも少ない労力で他の人より成果を出せること、自身のストレスとなる状況について分析を行ってきました。そこから、自分自身が得意とするフィールドを導き出します。こうしておくことで、就活で様々な企業の理念や良いところに出会ったとしても、自分自身と企業との距離を適切に保つことができ、後悔のない企業選択ができます。

自分の強みと弱み、それが活かせる、逆に弱点にならないそんな環境を探していきましょう。そして、その環境をリストアップして置き、説明会等で比較します。

例えば、ある人は、裁量の幅が広くあまりいろんなことに対する規制が少ない環境が良いかもしれません。また、ある人は、とても負けず嫌いなので、結果が常にオープンになっていて、果敢な挑戦を許してくれる場所が最適かもしません。このように、一人一人、得意とする環境は異なります。あらかじめそれを深掘りし、理解しておくことで企業に振りまわされない就職活動、ブレない芯を保つことができます。加えて。働き始めてからも、その環境での自分の立ち振る舞いがある程度想像できているので、他の人より一歩有利な状態で社会人を始めることができます。

今回は、『自己分析』の際に考えるべき4つの要素について書きました。途中でも述べたように、自分の欲求を知ることが自己分析では何よりも大切です。また、それを知った上で、他人と話してみるのもかなり有効な手段です。自分自身が知らない魅力は、案外家族や友人がちゃんと知ってくれています。
自分が何にやる気を感じ、どんなことでストレスを感じるのか、逆にどんなことだと苦に感じないのかを考えましょう。それを活かして将来はどんなことができるようになっていたいのかをどんなことでも一度書き出しみるとよいです。
就職活動では、定型文のような自己分析やPRの方法が脚光を浴びがちです。確かに、そのような武器も時には、有効な手段となり得ます。しかし、大前提として同じ人はいないということを覚えておきましょう。「自分自身とは何者であるか」は他人との違いの中に答えがある可能性もあります。自分を定型文にまとめ上げるのではなく、自己分析では特に、他者と異なることを恐れずに自分自身と向き合うことが出来ればたくさんの答えが見つかります。