コラム/インタビュー

2019/05/15

業界はどうやって決めるの?

社会には、様々な仕事があり、一定の共通項を持つものを業界と呼びます。例えば、ものを店頭で売る小売業界、人材に関係することを全般に行う人材業界など、現在日本には沢山の業界があります。ここでは就活で業界を絞る時期とぶれない方法についてご紹介します。

いきなり業界を絞れと言われてもなかなか決めるのは難しいです。就活生の中には、小さい頃からの夢を持ち続け、最初から希望業界を決めている人もいます。しかし、そのようなケースは稀で、ほとんどが悩みます。また、就職活動をしていると、魅力的な業界が多くて、自分の行きたい業界が揺れ動いてしまう、という話もよく聞きます。それは今社会で働いている先輩たちも例外ではなく、就活をしていく中でここでなら頑張れると思える業界に出会い、就職しているのです。では、どのようにして自分に合う業界を見つけているのでしょうか?

多くの業界を知る

一般的に、就職活動では、いくつかの業界に的を絞って活動していきます。たくさんの業界を満遍なく受けるよりも、絞っていた方が効率的に自分に合った仕事を探せるのが主な理由です。

しかし業界を絞る前にできるだけたくさんの業界について知ることが重要となります。業界を絞るということは、言い換えると、数ある業界の中から自分の興味のある、もしくは希望する業界を選択することを意味します。例えば、新しく車を買うとき2台の車から1台を選ぶより、10台の車から1台を選んだ方が自分がより良いと思うものに出会う確率は高くなります。業界を絞ることも、大雑把に言ってしまえば、この新車選びと同じです。沢山の業界を知ることが、遠回りに見えて、最終的には自分自身の納得のいく、業界を見つけることにつながります。多くの就活生が勘違いしているのが、就活を始めたら、可能な限り早く業界を絞り、効率的に動かなければならないという点です。晴れて社会人になるとなかなか他業界を知る機会は少なくなります。就活生の今だからこそ、知れる情報があります。ですので、社会を勉強するいい機会だと思って積極的に多くの業界に興味を持つようにしてみましょう。

自分自身を知る

先ほど新車選びを例に選択肢が多ければ多いほど、良い選択ができるという風に話しました。しかし、その選ぶ際に、自分が何を基準に選ぶかが明確でないと一つに絞ることができません。ここで、一つに絞るためには、自分がどのような部分に着目して業界を見るかを知る必要があります。そのために必要になるのが、自分自身を知ることです。言い換えると、自分が活躍していたいフィールドに必要な条件を知るということが大切になってきます。この条件がより明確であればあるほど、志望業界はブレなくなってきます。

自分のことを知るには、やはり自己分析がどの程度できているかが重要になってきます。自己分析で必要になるのは、自分自身の欲求を知ることです。欲求とは、様々な判断や行動をして行くなかで最も根幹にある気持ちのことです。ある人は、誰にも負けたくないという欲求を抱え、ある人みんなを救いたいという欲求を持っています。この欲求のあり方は、人それぞれ違います。また、もっている欲求もさまざまに変化します。この気持ちをベースに、自分の得意とする環境がだいたい理解できます。負けずぎらいな人は、結果がわかりやすく、常に挑戦を必要とする環境が良いかもしれません。人によっては、それに加えて、挑戦するスピードが早い方がいい人もいますし、そうでない人もいます。このように自分の欲求が満たされるには、どのような環境が必要なんだろうかということを考え、それに必要なことをリスト化してきましょう。

 逆に、自分がストレスを感じる環境について知っておくとより自分にあった環境を知ることができます。このことを知るには、過去の挫折経験について深く考えることが大切です。なぜそのような気持ちになったのか、どんな事が苦しかったか、などいくつの共通点がみえてくると思います。この共通項を見て、自分がストレスを感じてしまう状況、環境を割り出しましょう。

このように自分自身を知る事が大切です。そうする事で、より能動的な就職活動へと変化して行きます。業界がブレてしまう、多くの原因は自分のことを知らないことにあります。なぜなら、各会社は、その会社の魅力を伝えるのがかなりうまい人を送り込んできているからです。当然、どの会社、業界も面白く感じるでしょう。しかし、そこに自分はどう思うのかという指標が存在していれば何も怖いものはありません。自分が選ぶという意識を忘れないでください。

業界を絞る際のポイント

業界を絞る際には、どれくらいの大きさの業界なのか、業務が展開していくスピードはどうなのか、どんな雰囲気なのか、などをみるといいでしょう。説明会やインターンに行く前に事前にチェックリストのようなものを作成し、その項目を見ながら業界のことを知っておくとより効率的です。一番いいイベントが、合同説明会です。人材斡旋会社や大学等が行なっている合同説明会には多くの企業が集まります。一回の合同説明会で最低でも4つの業界をみることはできます。この際には、先ほど言ったチェック項目を元に、各業界にする質問を最初から作って行きましょう。どの業界にも、同じ質問をすることで、様々なことを理解することができます。質問への回答内容も当然のことながら、その質問への回答の仕方、言葉の選び方がどのように違うのかは、その回答者の属していrる環境に強く依存しています。それをみながら、少しずつ選択を行なって行くと良いでしょう。

ここまで述べてきたことは業界を絞った後の会社選びにも応用できます。業界のなかでも、多くの会社があります。その一つ一つが独自のスタイルを持っています。それらを見極めて、今度はさらに選んでいかなければなりません。ここでも、先ほどのようなチェック項目を持って、その会社説明会や選考に進むと良いです。業界より、さらに数は多くなり、本当に選べるのか心配になるかもしれませんが、このことができていれば問題ありません。

とにかく知ることから、選択は始まります。当然のことですが、知らないことを選び取ることはできません。焦る気持ちもわかりますが、ここは人生を決定する大事な場面と割り切り、慎重になりましょう。

ここまで、志望業界の絞り方、またそこからのブレない方法について書いてきました。志望業界を決定するには、まず、社会の仕事をしっかりと理解することがスタートです。次に重要なのが、自分の活躍フィールドを知ることです。その二つを知った上で、自分が納得できる、頑張れると感じた業界を志望します。また、ある程度業界が絞れたら、決めすぎないのがブレなくさせる為の一番の手段です。業界は一つに絞れなくてはならないという、固定概念に縛られずに、いいと思った業界があれば果敢に挑戦しましょう。先に書いた、絞り方ができていれば、それは、非効率的ではなく、反転して自分自身が活躍できる場に就職できる効率的な方法となります。

就活の場になると多くの人がプレッシャーを感じてしまいます。ですが楽しい将来を想像してみることで自分に合った業界・会社に出会えるでしょう。