コラム/インタビュー

2019/04/25

就活の際ESはいつから提出するの?~業界別に提出時期を確認しよう~

幸先のいい就活を始めるに当たって、まずESの作成は早期であればあるほど有利になります。

就活というのは、スケジュールが過密する傾向があるため、思い通りにならず、そのせいでESの作成までなかなか手が回らないことがよくあります。自己PRに十分配慮するためにも、この準備期間だけはしっかり設けておきましょう。

一般的には、仕事分野・業界別でESの提出時期が異なるので、自分が目指す業界の情報を必ず把握しておきましょう。

このESの提出期間をはじめ、どのように就活を有利に運ぶかを想定しておき、各自で余裕をもってプラン立てすることが大事です。

ESはいつから用意する?

まず知っておくべきこととして、「2月~3月に採用情報公開(エントリー受付開始)」「4月~7月に面接などの選考開始」という就活スケジュールが一般的に見られ、この方針に合わせる形で就活が進められます。

このようなスケジュールの枠組みは一般的にすべての企業にあてはまらず、若干の違いが見られることがあるため、前もって各企業情報を自分で調べておきましょう。

どの企業も「優秀な人材」を採用したいのは同じなので、このスケジュールに少しでも早く慣れておき、ESを提出する期間がわかれば、その自己PRに工夫を凝らすことが可能になります。

基本的なESの準備の進め方、提出期間、就活に見られる経過は以下の通りです。

・就活開始前年の6月から:自己PRを工夫する期間
・就活開始前年の6月から翌年の2月:インターンシップ、企業研修参加
・就活開始前年の9月から翌年の9月頃まで:OB訪問
・就活開始年度の3月から9月頃まで:企業エントリーや説明会への参加
・就活開始年度の3月から12月頃まで:ESの用意と提出
・就活開始年度の3月下旬から1月上旬頃まで:書類選考、面接

一般的にはこのような感じで就活が行なわれるため、ESを準備する期間はだいたい「就活開始年度の3月頃」から本格的になるでしょう。

ESの準備期間は早ければ早いほどいい!

就活が始まれば、毎年多くの新卒生が特定企業に集まってくるため、その際に採用・不採用を分ける切り札となるのはもちろん「ESの出来・不出来(いわゆる充実度)」になります。

つまり、ESの内容が充実していればいるほど企業のウケが良く、その上で、自己PRが他の就活生に比べて魅力的であればあるほど採用される可能性も高まってきます。

ESというのは、もちろん企業に向けてなされる最初の自己PRになるため、そこで得られる自己PRは企業にとって第一印象になります。

この第一印象が良ければ、その後の就活も非常に有利になるため、結局は第一段階での成功を勝ち取るための場面になります。

ESに書くべきポイントは主に4つです。

・自分がなぜその企業を選んだのか?
・その企業へ入ってどんな仕事に就きたいか?
・将来のビジョンは持っているか?
・自分の能力(ウリになる部分)を明記すること

基本的にこの4つのポイントを集中的に考えておき、とにかく「相手にわかりやすく伝えること」が前提です。

新卒生の自己PRで最もよく求められる点は「学生時代に何を学んできたか?」「どんな活動実績を残してきたか?」などで、とくにその大学時代の経験を仕事に向けて、具体的にどのように活用させていくかという点が焦点になるでしょう。

自分が大学時代に得た経験をポイントごとにまとめておき、せめて3つくらいのエピソードとして伝えられると良いでしょう。

つまり、このESの内容を充実させるための期間が必要になるため、ESを用意するのはできるだけ早期が望ましくなります。

業界別でのESの提出期間

さて先述ではESの必要性をご紹介しましたが、このESの提出期間というのは具体的にどのようになるのでしょう?

一般的な就活では4月から6月頃に面接が始まるため、それまでにESを提出することはどの業界を希望する場合でも必須となります。

基本的にESを提出する期間は2月から4月頃です。この期間に合わせてESを作成しておき、さらに同内容のESをコピーして、複数の希望会社に提出するためのESを常時携帯しておくようにすると便利です。

・一般企業:3月下旬
・出版業界:3月上旬
・新聞業界:3月上旬
・電機メーカー:3月下旬
・IT業界:3月下旬
・プラントエンジニアリング業界:2月末~3月上旬
・テレビ(報道)業界:1月中
・アパレル業界:3月上旬
・運送業:2月下旬~3月上旬

一般的にこんな感じですが、これは飽くまで平均的な提出期間となるため、それぞれの企業で指定している期間をあらかじめ調べておくことが大切です。

このESの提出期間に合わせて就活プランが細かく組まれていくため、少しでも早めに自分が目指す企業の方針規定を見定めておき、自分にとって有利な展開で就活を進めていきましょう。

ESの郵送方法について

ESの郵送方法ですが、これは一般的に2種類あります。1つ目は郵送で、これは封筒に必要書類を同封して送る最も基本的なやり方です。2つ目は電子メールで送る場合で、これはとくにIT企業やアパレル業界では多い方針になるでしょう。

まず郵送でESを送る場合には、同封する郵送物の準備と、郵送の締め切り日の確認が必要になります。

この際に選ぶ封筒は「中身が透けないモノ」にしておき、同封書類に見合ったサイズの封筒を選んでおきましょう。つまり、できるだけESを折らないで送ることが基本になります。

封筒の表面に宛名を明記し、裏面に差出人(自分の住所氏名)を書く方法は、通常の郵送の手順通りになります。

そして封をする箇所には「〆」のマークを入れておき、確かに差出人が封入しましたというサインをしておきます。

場合によっては、送付状を同封する場合もあるため、この辺りの情報も事前に企業先に確認しておきましょう(企業で教えてもらえない場合は就活センターでもOKです)。

次に電子メールで送る場合です。この場合は通常の電子フォーマットを使用し、企業側から指定されたアドレスにそのままESを送る形でかまいません。

この場合でも気を抜かず、件名には「ESを送る旨」がきちんと伝わる一文を入れておき、メール本文には「ESの差出人に関する基本情報」を正確に明記しておきましょう。

もちろん電子メールで送る場合はワード添付ファイルになるため(エクセルの場合はほとんどありません)、一度ファイルを添付した後、そのファイルがきちんと開くか確認しておきましょう。

場合によってはシステムバグなどによってファイルが開かないこともあるため、この確認は非常に大事になります。開かないファイルをそのまま送ってしまうと、それだけで企業側からの心象が悪くなり、「使えない奴」のレッテルを貼られる場合もあるため、十分気を付けましょう。

電子メールでESを送る場合の注意点

先述でもご紹介しましたが、最近ではこのESを電子メールで送る場合が非常に増えているため、この辺りのことについてもう少し正確に見ておきましょう。

電子メールでESを送る場合には、まずPDF資料で送る場合と、通常のメール(ワード添付ファイル)で送る場合の2点が見られます。

通常の電子メールで送る場合は先で触れましたように、そのままファイルにESを添付しておき、本文には差出人の基本情報、挨拶、ESを送るに当たっての補足事項などを、正確に記入しておくことが大切になります。

そしてPDF資料でESを送る場合は、まずPDF資料の作成手順を正確に知っておく必要があり、そのESの内容をきちんと保存できるファイル形式・システムサイズを選んでおくことが先決です。

そしてこの場合、相手の企業先で扱っているPCによってはスムーズにファイルを展開することができない場合が出てくるため、確実にその辺りの情報を把握しておく必要があります。

電子・ネット上での連絡のやり取りをする場合は、周知の通り、お互いで使用している機種によってシステム・形式が違う場合が多く見られるため、それによって正確な連絡交換ができない経過は普通に見られます。

このようないわゆる〝連絡疎通バグ〟がないようあらかじめ配慮しておき、着実・確実に連絡が行き届くための環境設定から始めることが大切です。

期間内ギリギリでもESを提出できる?

結論から言えば提出は可能ですが、この場合、相手企業からの印象・心象は限りなく悪くなるでしょう。

すべてがすべてこのようではありませんが、それでも期間内ギリギリで提出するというのは、就活プランを充実した形で組めておらず、前もって報せておいた情報確認も正確にできないことを暴露する姿勢になってしまいます。

先述のようにESの提出というのは、お互いの第一印象を確認し合う場面となるため、その場面で決められたことに余裕をもってできない状態でいると、その就活生に対する評価はずいぶん下がってしまいます。

つまり、就活生にとっては「自分で自分の首を絞めてしまう傾向」になりがちで、その後の就活にさえも影響が出てしまうといった、被らなくても良いはずの結果を被ってしまうことになりかねません。

この点でもESを用意する時点・提出する期間はできるだけ早い方が良く、余裕をもって準備しておくことで、自己PRへの配慮・就活全体における印象づくりにも充実する結果が得られます。

ESはできるだけ早く準備しましょう

ESの準備期間は、先述のようにだいたい就活開始年度の2月から4月頃になりますが、前年から作成しておいても一向にかまいません。

就活期間中ではESを企業ごとに使用するため、できるだけ早く作成しておき、常にいつでも出せるよう携帯しておくことが理想となります。

早ければ早いほど自己PRを充実させることもでき、就活を進めていく上で一度作成したESの改良・校正をすることもできます。

たいてい一度ESを作成した後に、その内容をさらに研ぎ澄ませるための改訂が必要となることが多く、そうすることでさらに多くの企業からの評価も上がります。

ESは一度作成して終わり、というのではなく、一度作成すればその後何度でも流用することができ、特定企業に対する魅力的な内容をいろいろ肉付けすることもできるため、ESの早期の作成は就活のための土台づくりにもなるでしょう。

いざ就活を始める際に焦ってESを作成することなく、事前からじっくりESの内容を考えておき、自己PRに最適の情報を満載させられるよう配慮しておきましょう。

それだけで、採用される成功率が破格に伸びることになります。