就活コラム

2020/10/06

高学歴なのに就活で失敗してしまうのはなぜ?どんな対策をしておけば安心?

就活を始めると、学歴の重要性が身に染みて分かる場面は少なくありません。大学によっては企業説明会にすらエントリーできないところもあります。

そのような状況をふまえ、高学歴のお陰で就活もイージーモードだろうと考える人もいるかもしれません。

しかしその発想はとても危険。高学歴というたったひとつの拠り所だけでうまく切り抜けられるほど、就活は甘いものではないからです。余裕な態度はいつしか、「自分には高い学歴があるのに就活がうまくいかない、なぜだろう」という焦りに変わってしまうでしょう。

本記事では、高学歴が就活に失敗するよくある理由、高学歴が就活に失敗しないためのコツについてお伝えします。

高学歴が就活に失敗するよくある理由

それではまず、高学歴が就活に失敗するよくある理由を見ていきましょう。

志望度の高い企業しか受けない

1つ目は、志望度の高い企業しか受けないためです。

企業を探していると、本命からちょっと興味があるくらいまでさまざまな志望度のところが見つかるでしょう。その中の、志望度が高い企業数社にしかエントリーしていない人は危険です。

「興味のない企業なら受けない方が良いのでは?」と考えるかもしれません。しかしエントリー数が少ないと、ESをブラッシュアップしたり面接慣れをしたりする機会が得られず、選考の通過率が落ちてしまうのです。

自信のある人ほど志望度の高い企業しか受けませんが、ある程度の内定を保持するまではエントリーの幅を広げましょう。学歴が優位になるのは書類選考までです。ポジティブに考えても、せいぜい一次面接くらいまでしか有利に働かないでしょう。

また、志望度の高い企業がなかなか見付からない人は、自己分析や企業研究が足りていない可能性が高いです。まだ就業経験がない状態での今の自分の知識や認識、価値観で、興味が持てる企業がない、と判断するのは早計かもしれません。

就活でのエントリー数の平均は23.1社と言われています。これより少ないようなら、自己分析や企業研究が足りていないのでは?という疑いを持ちながら、より力を入れて真剣に企業探しをしてみるのがおすすめです。

平均エントリー数についてもっとよく知りたい方はこちらの記事も参考してください。エントリー数を増やすための方法も載っていますよ。

あわせて読みたい!
▶︎就活のエントリー数は何社が適切?少ないときの対処法も

自己分析不足で最終面接で落ちる

2つ目は、自己分析不足で最終面接で落ちるケースです。最終まで行ったのにすべて落ちるのは、高学歴の就活生によくあるパターンと言えます。

就活を進めながら「どうしてこんなに何回も面接をするのだろう?」と感じた人もいるかもしれませんが、採用時の面接は段階によって役割が違います。たとえば一次面接は最低限の常識がありコミュニケーションができるかを計る、二次面接は現場社員も交えて仕事への適性を見るなどです。

その中で最終面接は、入社可否の最終チェックで、規模にもよりますが社長か役員と話すのが一般的です。人間的にも能力的にも適性があると判断された人のみが最終面接に進んでいるので、ここで見られているのはその企業への志望の本気度や熱意です。そしてお眼鏡に敵えば晴れて内定が出ます。

なぜここで落ちてしまう学生がいるかというと、自己分析が足りず、自分が本当に入りたかったわけではないのにここまで来てしまったからです。よくよく考えたら「難易度や知名度が高い企業に入社したかったから」が一番の動機になっていたせいで、純粋な熱意がアピールできなかったのです。

最終面接の手前まではうまくごまかせても、いざ本気度を中心に問われたらたじろいでしまうのは、自己分析不足の証拠と言えます。

座学だけで選考対策を済ませる

3つ目は、座学だけで選考対策を済ませた気になっていることです。

たとえば企業研究をする際に、多くの人は会社説明会に出向いたり、OB訪問で先輩社員に話を聞いたりしようとします。そういったことをせず、軽くウェブサイトを見ただけでその企業について知った気になってしまうのは危険です。

また、就活は経験がものを言います。どれだけ優秀であっても慣れていないとなかなかうまくいきません。

いくら「自分は話をするのが得意だ」と思っていても、回答を考えておくだけでなく、模擬面接などの実践をしないと本番でしどろもどろになってしまうでしょう。練習して臨んでも、面接の場の緊張感のせいで思った通りにできないのが普通なのですから。

企業の人に話を聞かずに企業について知った気になってしまう、実際に模擬面接をしないなど、座学だけで選考対策を終えてしまう人は厳しいと言わざるを得ないでしょう。

自分の学歴を過信している

4つ目は、自分の学歴を過信しているせいです。

高学歴な人は、採用試験で有利な面があるのは確かです。一定以上の学歴がなければ説明会すら参加できないケースもある中で、そこを問答無用でパスできる点では、学歴は有利に働くといえます。

しかし、それはESまでの話です。一次面接以降ではほとんどの場合、人事は学歴よりも目の前の学生の人間性を見ます。採用基準に基づき、「この人とは一緒に働きたくないな」と判断されてしまえば、高学歴だろうと成績優秀だろうと選ばれません。

高学歴であれば足切りに合うことはないでしょうが、学歴が加点要素となり、面接通過になることはまずないと思っておいた方が良いでしょう。

マクロな視点だけで志望企業を選んでいる

5つ目は、マクロな視点だけで志望企業を選んでいるためです。

この企業は伸びているから、この業界は成長産業だから、などの条件を視野に入れながら就活を進めるのは悪いことではありません。しかし、そのマクロな視点だけで志望企業を選んでいてはつまづいてしまうでしょう。

なぜなら、「その企業がどうか」の発想しかないため、実際に自分がその企業に向いているか、その業界での業務にやりがいを持てるかなどの自分視点が欠けているからです。

本来であれば、「自分はこんな仕事がしたいから、それを実現できる企業を探そう」といった流れのはず。しかしマクロな視点しかない人は、思考の中に自分が介在しないのです。

株主になるのならそれでも良いですが、就活は違います。自分がその企業の中で働くことになるので、企業の成長度合いだけでなく、実際の業務にやりがいを持てそうか、入社後に自分がバリューを発揮できそうかという視点を必ず入れながら志望企業を選びましょう。

高学歴が就活に失敗しないために


それでは、高学歴が就活に失敗しないためには、何に気を付けたら良いのでしょうか。

インターンに参加する

1つ目は、インターンに参加することです。

インターンシップは本選考に比べ、志望度などがあまり見られません。設問への回答さえきちんと埋めれば通りやすいものと言えます。当然ながら本選考より合格のハードルが低いです。

本選考の一発勝負にあまり自信のない人は、先にインターンに参加しておきましょう。これだけでもかなり就活を有利に進められます。実際に働いてみることで企業を見る目が養われ、入社後のイメージが具体的にできるようになるからです。

中でも一番大きなメリットは、そこでさまざまな人たちとのつながりができること。たとえばリクルーターや社員、参加している他大学の学生などです。

こういったつながりは、インターンが終わっても役に立ちます。学生からは今後の情報収集ができますし、社員からは選考についての案内が来るかもしれません。もちろん高いパフォーマンスを発揮できれば、そのまま採用というケースも期待できるでしょう。

高学歴を利用して本選考よりは比較的入りやすいインターンに参加し、次の一手につなげましょう。

学歴が有効なのは足切り段階までだと理解する

2つ目は、学歴が有効なのは足切り段階までだと理解することです。

「学歴フィルター」の存在が公になって久しいですが、逆に高学歴の自信がある人にとっては自分たちに有利に働くので喜ばしいかもしれません。

しかし、これはESの段階までの話です。面接に進んでからは、学歴が武器になることはほぼないと思っておいた方が良いでしょう。どれだけ学歴が高かろうと、的外れな回答をしたり、コミュニケーションが円滑に取れなかったりしたら、あっさり落ちます。

たとえば面接官がOBだったケースや、同じゼミの先輩だった場合には多少は有利になるかもしれません。学閥がまだ存在する企業であれば、その企業で力がある学閥、または面接官が所属する学閥の大学出身者ということで好意的に見てもらえる可能性もゼロではないでしょう。

しかし、上記のような形で学歴が有利にはたらくのは、運が良かった場合の話です。いずれにせよ面接内容がぼろぼろであれば落ちるのは間違いありません。

高学歴という実績はパスポートではなく、あくまで足切りを回避できるだけのものです。高学歴という事実にあぐらをかかず、準備をしっかり行ってください。

他人のいう「負け組」に惑わされない

3つ目は、他人のいう「負け組」に惑わされないことです。

世間的に、「○○大学を出たのなら□□辺りの内定を取るだろう」といったイメージが残っているのは否めません。人によっては「○○なのに□□にも行けないなんて負け組」などと言う可能性もあるでしょう。

しかしそれは周りが勝手に考えている基準です。彼らにとってはそれが勝ち組負け組を分かつ指標かもしれませんが、それがあなたにも当てはまるとは限りません。

周りの目を気にして、行きたくもない難関企業に入っても意味がないですよね。内定を取るのは「○○の内定を取った」と周りに言うためではなく、あなたが社会で活躍するためです。他人の言葉に左右されず、自分が良いと思う道を選んでください。

スカウトサービスを活用する

4つ目は、スカウトサービスを活用することです。

スカウトサービスは、通常の就活とは反対に、学生が登録したプロフィールを見た企業がスカウトを送る就活の仕方です。

プロフィールはテキストで登録し、内容も多くのESと似ているので、これはいわばESと同じようなものと言えます。先ほど学歴フィルターについて触れましたが、同じようにスカウトサービス上では、高学歴の学生は優位な立場になりやすいのです。

高学歴だから必ずたくさんのスカウトが来るとは限りませんが、せっかくの学歴を有効利用できるよう、まずは複数のサイトに登録してみましょう。サイトによって特色が違うため、3つ全てに登録するのがおすすめです。

①業界ナンバーワンの利用者数!OfferBox

OfferBoxはスカウトサービス最大手で、6,500社以上の登録企業があります。もっとも多くの企業の目に自分のプロフィールが届くサービスといえるでしょう。オファー率は90%以上です。

OfferBoxに登録しておくと、自己分析ツールのAnalyzeU+が利用でき、社会に出て活きる強みや克服しておくべき弱みが分かります。その結果を見た企業からスカウトが来る仕組みもあるので、より正確なマッチングが期待できます。

②企業の本気度が分かる!キミスカ

キミスカは、企業の本気度が分かるスカウトサービスです。スカウトには「気になるスカウト・本気スカウト・プラチナスカウト」の3種類のパターンが存在し、上位のスカウトは送れる数が限られているので、企業の自分に対する本気度合いが分かります。

自分のストレス耐性や価値観傾向などが分かる業界最高レベルの適性検査も受けられますので、ぜひ利用してみてください。

③オンラインの講座も使える!dodaキャンパス

dodaキャンパスは、教育大手のベネッセが運営するスカウトサービスです。登録後は、スカウトサービスのみでなく、オンラインキャリアイベント「dodaキャンパスゼミ」を通して、グループディスカッション講座や、広告、食品、金融など、業界ごとの業界分析の講座を無料で受けられます。

大手企業から業界をけん引する優良企業まで6,200社を超える企業が利用しているので、知名度が低い今こそ登録のチャンスです。

就活サービスの特別な案内を利用する

5つ目は、就活サービスの特別な案内を利用することです。

就活エージェントや就活イベントをやっている企業は、新卒が欲しい企業に学生を送ることで報酬を得る人材業を営んでいます。

そういった人材会社は、学歴があまりよくない学生よりも、高学歴な学生の方が紹介しやすいという理由で、「学歴不問」と言いながらも高学歴層の学生の囲い込みに力を入れているところが多いのです。

たとえば一定水準以上の学歴の人にだけ、個別にインターン情報や早期選考、高学歴な学生を対象としたイベントなどの案内を送っています。

このように、高学歴層のみを対象とした就活支援、早期選考や一部選考免除の案内がもらえるのは、高学歴な学生の特権です。利用しない手はないでしょう。

中には興味のない通知もあるかもしれませんが、不要と感じれば退会すれば良いので、まずは登録だけでもしておくのがおすすめ。

登録すべき就活エージェントが分からない人は、こちらの記事を参考にすると良いでしょう。

あわせて読みたい!
▶︎本当に使える新卒エージェントってどれ?おすすめのサービス6選

まとめ

今回は、高学歴が就活に失敗するよくある理由、高学歴が就活に失敗しないためのコツについてお伝えしました。

高学歴だから就活に成功したり失敗したりするわけではなく、あくまで自分の心構えや準備次第です。この記事をお読みいただき、どんな失敗をしがちかと失敗しないために大切なことが分かったと思いますので、今の自分に必要な対策をしてみてください。

もし一人では不安な人は記事内の就活サービスなどを利用するのも良いと思います。学歴を最大に生かしながらも慢心せず、就活を進めましょう。