就活コラム

2020/09/16

働きながらの転職って難しい?どんなやり方で進めればいいの?

働きながらの転職と、辞めてからの転職、どちらが良いのでしょうか?

転職したいけどまだ決意が固まっていない方や、今よりいい会社があるなら転職したいと思っている方も少なくないと思います。

転職=一度辞めてから就活をするしかない、というわけではありません。普通に会社勤めを続けながらでもできることはあります。実際に転職するしないは別として、転職したいという気持ちが少しでもあるのなら、まずは働きながらできる転職活動について知ってみてもいいのではないでしょうか。

本記事では、働きながら転職するメリットとデメリット、辞めてから転職するメリットとデメリット、働きながら転職する際のやり方やポイントについて解説します。

働きながら転職活動はあり?

そもそも、働きながら転職活動はありなの?と感じる方もいるかもしれません。

端的に言ってしまうと、働きながらの転職活動は可能です。働きながらの転職活動と辞めてからの転職活動、どちらを選ぶかによって転職のしやすさに大きく影響を与えることはあまりありません。

転職活動をする際、働きながら取り組んだ人の割合を調査したデータは複数ありますが、平均して8割程度は在職中に転職活動を始めています。一般的に転職活動は働きながら行うものであり、転職したいと思ったら実際にするかは別としてすぐに動き始めた方が良いといえるでしょう。

とはいえ、人によってどちらが向いている・いないがあります。それぞれのメリットとデメリットを順に解説していくので、自分に合った転職のスタートの仕方を考えてみてください。

働きながら転職するメリット

まずは働きながら転職するメリットを見ていきましょう。

収入が途切れる心配がない

一番大きいのは、収入が途切れる心配がないこと。

転職活動をしていると、面接のためにさまざまな企業を訪れます。この交通費が地味にかかりますし、企業への心象を良くするためにスーツやかばんを新調すればさらにお金が必要です。

しかも転職はすぐに決まるとは限りません。なかなか決まらなくても現職の仕事があるうちは続ければ良いですが、先に退職してしまうと焦りはかなりのものになります。徐々に減っていく預金残高に急き立てられ、うつに近い状態になってしまうかもしれません。

一度辞めて給与が入らなくなってしまうと、次が決まっていない焦りから、そんなに入りたくもない企業の内定も熟考せず受けてしまう危険があります。

冷静な判断をできる余裕を持っておく意味でも、収入が途切れないのは大きなポイントです。

職務経歴に空白期間ができない

職務経歴に空白期間ができないのもメリットです。

一般的に、退職から3ヶ月以上空いてしまうと、何か特別な事情がない限り転職で不利になりやすいと言われています。理由は2つあります。

ひとつは、空白期間の間に仕事のスキルが落ちてしまったり、社会人としての振る舞いなどを忘れてしまったりする可能性があるからです。長らくビジネスから離れることで、仕事を取り巻く状況についてキャッチアップできないというのもあるでしょう。

中途採用を行う企業の意図としては、即戦力として人材を採用したいと思っています。しかし仕事から離れている期間が長いと感覚が鈍ってしまうため、あまり即戦力としての期待ができなくなってしまうのです。

もうひとつは、いつまでも就職が決まらない人だと思われてしまうことです。

仕事のかたわらであればいざ知らず、転職活動に集中できる環境があるにもかかわらずいつまでも就職が決まらないとなると、何かしら問題を抱えた人であると判断されてしまう可能性が高いでしょう。企業としても、さすがに3ヶ月もあれば1社くらい決まると思っています。

そういった心配がない点において、働きながら転職活動を行うことは大きな価値があります。

妥協せず転職先を選べる

妥協せず転職先を選べるのも大きいですね。

一度辞めて給与が入らなくなってしまうと、なかなか大きな精神的負担になります。不安に駆られ、次が決まっていないことに対して必要以上に焦ってしまいがちです。

もし本命の企業から選考結果を少し待ってほしいと言われ、その間に滑り止めの企業から内定をもらったとしたら、熟考する余地なく受けてしまうのではないでしょうか。

入った結果として自分に合っていれば良いのですが、そうでなかった場合はまた1から転職活動を繰り返す羽目になります。転職活動はなかなか大変ですし、一度で決めたいですよね。

冷静な目で企業を判断できるという意味で、働きながら転職活動をするメリットは大きいと言えるでしょう。

働きながら転職するデメリット

今度は逆に、働きながら転職するデメリットを見ていきます。

面接のために有給を使う必要がある

まずは面接のために有給を使う必要があることです。これは在職中に転職活動を行う以上は避けて通れない部分と言えるでしょう。

相手企業も通常営業をしながらの採用活動なので、基本的に面接は平日の日中に設定されるのが一般的です。

内定が出るまでの面接回数は2~4回程度なので、1社であれば全て有給休暇でまかなえるかもしれませんが、多くの場合は複数企業を同時に受けることになるはずです。そうなると、有給をそれだけの日数分取るというのは現実的ではありません。

転職活動に専念し切れない

やむを得ないことですが、転職活動に専念し切れないのもデメリットでしょう。

当然ながら在職中は朝から晩まで仕事をすることになります。その間も企業からの連絡は入ってきますし、選考対策もしなければなりませんので、すきま時間をぬって転職活動をすることになります。

ただでさえ仕事で疲れて帰って来て、さらに転職活動もするとなると体力が取られます。また仕事で大事なプロジェクトに関わっていたりすると、おちおち転職活動をしている時間もないかもしれません。

仕事をしながらだと、転職活動に専念し切れないのは致し方ないといえます。現職の業務のスケジュールとの兼ね合いをみながら、効率良く進める必要があります。

辞めてから転職するメリット


それでは、辞めてから転職する場合はどうなるのでしょうか。メリットとデメリットを順番に見ていきます。まずはメリットです。

選考スケジュールが立てやすい

1つ目は、選考スケジュールが立てやすいことです。

在職中は1日の大半を仕事に取られてしまいますが、辞めていれば自分の自由に時間を使えます。多くの場合は企業から指定された時間にそのまま面接を入れられるため、仕事をしながら転職活動をするより選考のスピードが速まるのです。

複数企業の選考を同時に進めるとは思いますが、その場合も基本的には調整に時間を取られることがあまりありませんので、効率的なスケジュールで転職活動ができるでしょう。

準備に時間をつかえる

2つ目は、準備に時間をつかえることです。

在職中はやはり通常業務が中心となるため、始業前か終業後、あるいは休日を上手に活用しながら進めるしかありません。しかし退職後であれば転職活動に集中できるため、準備にも十分な時間を注げます。

しかし余裕があると思うと、人間はだらけてしまうもの。いくらでも時間があると思わず、短期決戦の気持ちで臨みましょう。辞めてから転職するデメリットで詳しく解説しますが、転職活動によって空白期間が長くなると良いことがありません。

急募求人で有利になる

3つ目は、急募求人で有利になることです。有利というより、これに関しては在職中の人はほぼ絶対にエントリー不可能なので、辞めてから転職活動を行っている人の特権といえるでしょう。

急募とは、即日などすぐにでも入社してくれる人材を探している求人です。急な退職者が出たときや、事業の急拡大をはかるときに、すぐに働いてくれる人材は重宝されます。

当たり前ですが、在職中に転職活動をしていると、内定をもらってもすぐに次の会社で働き始めることはできません。現職の仕事の引き継ぎや手続きで、1~3ヶ月くらいはかかるでしょう。

そのため、自分と似た経歴・実績で、すぐに働き出せる方がいた場合、すぐに働き出せる人の方が優先的に採用されることがあります。

とはいえ、どれだけ人出が不足していようが企業が求める要件を満たしていない人は落とされますので、対策はしっかりしておいてください。

辞めてから転職するデメリット

続いて、辞めてから転職するデメリットを見ていきます。

無職の期間が生じる

辞めてから転職すると、無職の期間が生じることが大きなデメリットになってしまいます。

働きながら転職するメリットの中の「職務経歴に空白期間ができない」でも解説しましたが、退職からの空白期間は長くなるほど不利になります。

可能な限り早めに決めるように動くのが大切ですが、人によってはさまざまな事情で空白期間が長くなってしまうかもしれません。たとえば「○○のスキルを磨きたかったので集中して予備校に通っていた」「母が体調を崩していたので祖父の介護にあたっていた」「入社してからひとつの業界しか知らなかったので社会勉強のためにボランティアをしていた」など、さまざまあるでしょう。

面接の際、空白期間については必ず聞かれると言っても過言ではありませんので、答えられるようにしておいてください。

在職中に内定を取ったとしても、そこに行くと決めきれない場合は、下手に空白の期間をつくらないために、「これぞ」という企業からの内定を得るまでは退職しないのも手です。

働きながら転職するやり方・ポイント


ここまで、在職中と退職後に転職活動を行うメリットとデメリットをそれぞれお伝えしてきました。

総合的に見ると、在職中に始めるのがベターと感じた方も多いと思います。

そこで、この章では働きながら転職するやり方とポイントを解説します。

①転職エージェントを活用する

まずは転職エージェントを活用すること。転職エージェントは、さまざまな面での就活のサポートや求人の紹介をしてくれるサービスです。

仕事をしながらだとなかなかまとまった時間を転職活動に割けませんが、転職エージェントを利用することで多くの部分を代行してもらえ、限られた時間でも効率良く進めることができます。

転職エージェントといえば、転職支援実績NO.1のリクルートエージェントです。業界最大級の非公開求人を持ち、一般公開されていない求人だけでも10万件以上あります。

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dodaも業界大手の転職エージェントです。80%以上がサイト上には公開されていない非公開求人なので、自分では見つけられない多くの求人と出会えます。

転職のプロが企業へのエントリー、選考結果のお知らせ、面接日程の調整など内定までをトータルサポートしてくれるだけでなく、必要に応じてキャリアカウンセリングも実施してもらえます。分からないことがあっても相談できるため、不安を解消しながら転職活動を進めることができます。

履歴書や職務経歴書だけでは伝わらない人柄や志向、考え方などを、推薦状として企業に提出してもらえるので、自力で転職活動を行うよりも有利に進められるでしょう。

どちらのサイトも全て無料で利用できますので、試しに使ってみてはいかがでしょうか。

②スカウトサービスを使う

スカウトサービスを使う手もあります。おすすめなのは「Graspy」。

あなたのプロフィールに興味を持った、話題のスタートアップ・ミドルベンチャーからスカウトメールが届きます。魅力的な求人があったら、気軽に返信してみましょう。
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どんな企業があるの?と気になると思いますが、詳細な求人情報を見られるのは登録者のみ。FBと連携して簡単に会員登録も出来ますので、試しに登録してみてはいかがでしょうか。

③平日の朝・夜や休憩時間を活用する

平日の朝・夜や休憩時間を活用するのもポイントです。

働きながら転職するデメリットの中の「面接のために有給を使う必要がある」でもお伝えしましたが、多くの場合、面接は平日の日中に設定されるでしょう。

その時間帯に面接に行くのが難しい場合は、終業後で対応をお願いできないかたずねてみてください。転職活動に取り組んでいる人の多くが在職中なのは企業も分かっています。採用に本腰を入れてくれている企業ほど前向きに対応してもらえるでしょう。始業の早い企業であれば出勤前に面接を設定してもらえるかもしれません。

本来は業務時間でない時間を使ってもらうケースもあるため、出来るだけ丁寧に申し出るようにしましょう。希望を伝えることそのものは問題ありませんので、相談はしてみてください。

しかし面接が進んで役員面接などになると、業務時間外に時間を調整してもらうのが難しいケースもあります。その場合は有給を取って対応せざるを得ません。

せっかく有給を取るなら一社だけではもったいないので、可能な限り複数の企業の面接をその日に詰めるのがおすすめです。

迷っている人はまずは企業探しだけでも始めよう


今回は、働きながら転職するメリットとデメリット、辞めてから転職するメリットとデメリット、働きながら転職する際のやり方やポイントについて解説しました。働きながらでも辞めてからで可能ですが、できることなら働きながら転職活動を始めた方が良いとお分かりいただけたのではないでしょうか。

それ以前に、転職するかどうかも決めていないという方もいると思います。もし迷っているなら、企業探しだけでも始めるのがおすすめ!転職活動をしていく中で、もしかしたら自分が今いる会社も悪くないかもと思える可能性もあります。結果的に転職しなくても、今の会社に居続けようと、心を決めることができますよね。

ある程度の目星だけ付けておいて、実際に転職するか否かはその後に決めても良いでしょう。

後になって「あのときに転職活動を始めておけば良かった」とならないよう、就活エージェントへの登録から始めてみてくださいね!