就活コラム

2020/09/10

【無い内定(NNT)】就活で内定がまだない人の特徴や原因、対策法をご紹介

2020年8月段階で21卒の内々定は69.1%という数値が出ています。(2021年卒内々定率調査2020年8月)

70%の人が内々定しているということは、まだ内定を獲得していない人はもう10人中3人しかいないという計算になります。この記事にたどり着いた人の多くは、焦りや不安を感じているのではないでしょうか。

あるいはこれから就活を始めようと思っている人も、内定が取れなかったらどうなってしまうのだろうと気になるでしょう。

今回は内定が獲得できなかった場合どうなってしまうのかや、無い内定(NNT)の人はどうしたらいいのかについて解説していきます。無い内定にならないように、また無い内定になってしまっている人は一刻も早く脱出できるように、行動を起こしていきましょう。

無い内定(NNT)とは

まず無い内定(NNT)とは何かについて解説します。

無い内定(NNT)とは、内定を1つも獲得していない就活生を指す悲しい言葉です。

経団連によって、企業は10月1日以降に内定を出すように決められています。そのため学生は企業から正式な採用通知を10月1日以降に受け取ることで、初めて正式に内定となります。

しかし多くの企業は、この採用通知を渡す前から「あなたには10月になったら採用通知書を送ります」と就活生に内定の連絡をしています。これを「内々定」とよく呼びます。

一方で、内定をいつまでも取れない人もいます。この内々定にかけてそういった人たちのことを指す言葉として生まれたのが、無い内定(NNT)です。

「無い内定」の末路

内定がどれだけ欲しくて頑張っても、採用枠の都合や面接官との相性によってはどうしても取れないことはあります。

無い内定になってしまった際はどのような道を選べるのかについてこれから解説していきます。

①就職留年する

1つ目は、就活留年です。

就職留年とは、就活のためにあえて大学を卒業しない方法です。就活留年をしておけばまだ大学生というステイタスが残るので、就活でも「新卒」という肩書を持ってもう一度就活ができます。

就活の面接で「○○大学の××です」と「○○大学卒の××です」と言うのでは、他の就活生と比べての恥ずかしさや気まずさが全然違います。また、在学中の学生のみを、募集の対象にしている企業も多々あります。そういった就活のしやすさという面で、新卒というステイタスを残せることはメリットです。大学に籍を残すので、大学のキャリアセンターといった施設も利用できます。

また就活イベントや就活サイトの登録時には大学情報の登録が求められるので、卒業していては不便なことが多いです。こうした点で、留年して大学に残るのは就活をやり直す際に便利といえるでしょう。

就職留年の1番の問題は、金銭的な負担が大きいことです。

金銭的な負担が大きいのが就職留年の課題です。

就職留年すると、1年分の学費が追加でかかりますし、実家から離れた場所に住んでいるのであれば、当然その分の家賃や生活費も考えなくてはいけません。

余分にかかる学費を節約するためにの手段として、休学という手もあります。就職留年するためにあえて単位をとりこぼそうと考えている方は、半期休学することで、追加で1年分支払う予定だった学費を、半期分に抑えることも可能です。

ただし大学によっては、就活が理由の休学を認めない大学もあるので注意です。
その場合もゼミの教授にお願いするなどして留年させてもらう方法もあるので、ゼミに所属し、教授との関係値がある方は、一度相談してみてもよいでしょうる。
また、「就活の結果が不振だったため」と正直に休学申請するのではなく、「経済的理由」と申請し、半期休学する方も多いようです。
事実、学費を抑えるための休学であり、間違いではないので、所属する大学の規定を確認した上で、休学制度はうまく利用しましょう。

休学や留年ができたとしても、就活をする中で、学生生活が1年延びた理由は必ず聞かれるでしょう。少々答えづらい質問が飛んでくることは覚悟し、事前に準備しておかなくてはなりません。

【メリット】
・新卒という肩書を使える
・大学の施設が利用できる
【デメリット】
・就活留年したいと思ってもできないことがある
・1年分の学費や生活費等、追加費用が掛かる
・選考時に厳しい質問が飛んでくる

②既卒で就活をする

2つ目は、既卒での就活、いわゆる就職浪人です。

大学4年間を共に過ごした仲間と一緒に卒業したい、学費や下宿費用をもう1年分支払うのが厳しいという人は、既卒での就活を選ぶことになるでしょう。

大学に在籍していると、テストの有無や卒業要件の確認、休学・復学の手続きなどやるべきことがたくさんありますが、既卒であれば就活に専念できるのがメリットです。その分、情報収集や選考対策がじっくりできます。

一方で、やはりデメリットもあります。上の見出しの就職留年のところで述べたように、新卒向けの就活サービスの中には、現役大学生のみを受け付けているものも多いので利用できるものが限られます。学生時代のように、あらゆるサービスを駆使しての就活は難しくなるでしょう。
就活サービスだけでなく企業側も、新卒採用は大学在学中の学生のみが対象で、既卒は募集していないことが多いです。既卒になるとエントリーできない企業も多くあるので注意しましょう。

選考を受ける際の難しさも既卒にはあります。集団での選考では、他の就活生が「○○大学の△△です」と言う中で、自分だけが「○○大学卒の××です」と言わないといけないのは、ちょっと気まずさを感じますね。

また面接の際には、なぜ新卒の時に就職しなかったのか理由を聞かれるでしょう。このデメリットは上述の就職留年とも重なる部分ですが、就職留年よりも既卒の方が、色眼鏡で見られることが多く、不利になりやすいことは踏まえておいた方が良いでしょう。

【メリット】
・就活に専念できるので、たっぷり時間を使える
・めんどくさい大学の手続きなどは不要
【デメリット】
・利用できない就活サービスが出てくる
・選考時に厳しい質問が飛んでくる
・既卒の募集をしていない企業もある

③大学院に進学する

3つ目は、大学院への進学です。

学校でまだ学んでみたいことがある人や、勉強が全く苦にならない人は大学院への進学を選ぶのも手でしょう。また留年や既卒という経歴を嫌って進学する人も一定数います。

大学院への進学は、学校の在籍年数を必要以上に延ばさず卒業を後ろ倒しできるため、就活において、人事に何の違和感も感じさせないのがメリット。ESに不自然な点がなく、面接時にも必要以上に突っ込まれないので安心です。

また当初は進学が本望でなかったとしても、大学院に進学することで勉強にはまり、何かしらの専門性を身に付けられるかもしれません。専門性があれば就活の幅が広がりますし、自身の市場価値が高まるのもメリットといえます。

一方でデメリットも存在します。

大学院での勉強は学部と比べて難易度が高く、かなり時間が取られます。特に理系は夜通しの研究や論文発表に追われることになり、忙しい日々です。そのため、どうしても大学院での勉強が苦しいと感じる人は、2年間苦労が続くでしょう。
「就活の時間稼ぎのため」という動機だけでは、なかなかやっていけるものではないので、実際に院進後に取り組まなければいけない研究に興味が持てるかどうかは、しっかりと考える必要がありそうです。

また、大学院の勉強に時間がとられているうちに、就活がなおざりになってしまい、就活に出遅れてしまうという事態も考えられます。
当然ながら2年分の学費もかかりますし、困ったら大学院へ進学するというのも、必ずともおすすめとは言えないのです。

【メリット】
・選考時に突っ込まれにくい
・就活で有利になるような専門性を身に付けるチャンス
【デメリット】
・勉強で忙しくなる
・大学院に時間を使いすぎて、就活に出遅れてしまう
・大学院の学費がかかる

「無い内定」になる就活生の特徴・原因

就活に対してダラダラと取り組んでいても、一生懸命取り組んでいても、無い内定になる可能性はあり、その理由は一見さまざまです。しかし実は無い内定の人には共通した特徴や、原因があります。

ここでは無い内定になってしまう就活生はどんな人か、解説していきます。

①就活を始める時期が遅い

就活を始める時期が遅いと、無い内定になりやすいという特徴があります。

夏のインターン参加者の中で優秀な人に内定を出したり、秋・冬のインターン参加者限定の選考枠を設けたりと、就活はどんどん早期化しているからです。3月に説明会に行き、6月から選考が開始するという従来の感覚では取り残されてしまいます。

また就活の早期化の流れに合わせて、就活生の多くも、早いうちから自己分析やインターンの応募を積極的に行っており、ライバルのレベルも日に日に上がっています。そのような状況下なので、就活を始める時期が遅いと当然不利になります。

②受験と就活を同じように捉えている

受験と就活を同じようにとらえている人も、無い内定に陥りやすいといえます。

「たくさんの科目を3年間勉強し続けてやっと合格した大学受験と、比べれば就活はまだまし」と考えている人がいたら、無い内定候補なので気を付けるべきです。

受験と就活は全く別物であり、さらに言うと難関大に入るよりも大手有名企業に入る方が難しいでしょう。なぜなら、受験勉強は必ず答えがあるような問題を解きますが、就活はそうではありません。筆記試験に加え、面接を通じてコミュニケーション能力や企業との相性、人となりなど、答えのない部分を中心に見らるからです。

答えのない部分を評価し、合否の結果を出すのは人なので、どれだけ準備しようが、タイミングや縁の問題もあります。
「コミュニケーション能力は抜群に高いといわれるから面接は通るだろう」などと安心できるようなものでなく、その年の採用戦略でコミュニケーション能力が重視されるか定かではありませんし、いくら周囲からの評価が高かろうが、面接官に評価されなければ意味がないのです。

受験とは異なり、「これさえやれば受かる」といった正解がないことを理解していないと、間違った努力の仕方をしてしまい、無い内定に陥りやすいのです。

③自己分析が足りていない

自己分析が足りていない人も無い内定になりやすいでしょう。

上で述べたように、就活は志望動機や人となりが重要視されます。そこで大切になるのが自己分析です。これを疎かにしてしまうとなかなか面接を勝ち抜けません。

企業側も、内定を出した学生に辞退されてしまっては困りますし、入社後に活躍してくれる人を探すために、自社への志望度が高い学生や、会社の文化に合う学生を面接で見極める努力をしています。
当たり障りのないことや嘘、その場の機転で何とかしようと考えている人は、無い内定になりやすいです。ドキッとした人は、下の記事で紹介しているツールなどを用いながら自己分析を深めてください。

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▶︎就活の自己分析診断ツール!22卒におすすめ一覧

④エントリー数が少ない

エントリー数が少ない人も、無い内定になりやすいです。

内定獲得や選考を受けるには、まずエントリーする必要があります。それが少なければ、その分内定を獲得するチャンスが減るのは自明のことです。

やる気が出ない、満足する条件の企業が少ない、有名企業がいいなど理由はさまざまだと思いますが、結果としてエントリー数が少ないまま就活を進める学生は、無い内定になりやすいと言えます。

「エントリーしたい企業がない」という方は、自己分析や企業研究が足りていない可能性も。誰しも、認知していないものに対して興味は持てません。そもそも知らないから興味を持つに至っていない、ということは往往にしてあります。
就活生の平均的なエントリー数を目安に、エントリー数が足りていない人はインプットを増やす努力をするようにしましょう。

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▶︎就活のエントリー社数は何社が適切?少ない時の対処法も

⑤大手病になっている

「周りの友人たちが大手企業から内定をもらっているから、自分も大手企業じゃないと嫌だ。」
「周りの人に自慢できるような会社に入りたい。」
「よく名前も知らない会社は怖いから、名前を聞いたことのある会社しか受けない。」

など理由は色々あると思いますが、とにかく大手企業に入ることばかり考えている大手病にかかっていては無い内定になりやすいでしょう。

近年就活は売り手市場と言われており、数字で見ても21卒の有効求人倍率は1.53倍と就活生が有利な状況です。(リクルートワークス研究所 第37回ワークス大卒求人倍率調査より)

しかし従業員数5000人以上の規模の企業の有効求人倍率は21卒が0.6倍、20卒は0.42倍と、とても狭き門です。さらに新型コロナウイルスの影響で、22卒以降は採用枠がより狭まっていくことが予想されるため、大企業への道は険しくなると予想されます。

こうした大企業の壁の高さを理解せず大企業ばかり考えている人も、無い内定状態になりやすいと言えるでしょう。

自分も大手病なのでは?と不安な人は、こちらの記事も読んでみてくださいね。

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▶︎大手病とは?かかると何が悪いの?治し方はある?

⑥面接で自分の言葉で話せていない

無い内定になりやすい人の特徴の最後は、面接で自分の言葉で話せていない点です。

面接ではあなたの人となりや、コミュニケーションが上手に取れるのかをみられています。そのような場にもかかわらず、自分の言葉で話さずに、就活サイトや事前に用意した答えをつらつらと話していては、評価されないのは当然です。

内定が取れていない状況での面接は非常に緊張しますし、事前に質問を予想して回答を作っておきたい気持ちもわかります。しかし本当にすべきなのは回答を丸暗記するのではなく、いつでも自分の考えをスラスラと話せるほどに、自己分析をしておくことです。

焦る気持ちはわかりますが、面接の場で事前に考えてきた回答を音読するような就活生は、無い内定になりやすいでしょう。

「無い内定」にならないために!


ここまで無い内定の末路や、陥りやすい人の傾向について解説してきました。改めて、無い内定にはなりたくないと感じた人も多いのではないでしょうか。

ここからは、無い内定にならないためのポイントを解説していきます。

①自分の就活の軸を見直す

1つ目は自分の就活の軸を見直すことです。

就活を始めるにあたり、「就活の軸が必要と聞いたからとりあえず決めた」という人はいないでしょうか?自分の就活の軸が中途半端と自覚があるならすぐに見直して、本当の就活の軸は何なのかを明確にしましょう。

就活の軸が曖昧なまま進めていると、本気で働きたいと思う企業に出会えません。その結果、エントリー数が少なくなり、内定がもらえない確率が高まります。また、もしエントリーしようと思える企業があったとしても、軸がしっかりしていないと志望動機が弱くなったり選考対策の方向が間違ってしまったりします。

「自分の就活の軸はこれ」と断言できる人も、一旦見直すことをおすすめします。たとえば大企業や高給であることを重視している人は、なぜそこが大事なのかを掘り下げてみてください。

就活の軸が曖昧な人も、高く設けすぎている人も、一度見直してみたうえで就活に取り組んだ方が、自分に合った企業にめぐり会えます。見直した上で、やはり自分はこれで行くと決めればそれでも構いませんが、気付かないうちに必要ない部分に固執してしまっている可能性もあります。周りの人や就活サービスなどで相談してみるのも良いかもしれません。

②相談できる先輩や友達をつくっておく

2つ目は相談できる先輩や友達を作っておくことです。

就活は情報戦ともいうように、周りの友人や先輩と協力し合う方が有利とされています。先輩からは過去の経験をヒアリングできますし、友人からは企業の選考情報などを得られるからです。
一緒に就活イベントに参加してみるのも良いでしょう。参加者との会話の中で、新たな企業やインターン、就活サービスを知る機会がきっとあるはずです。

就活イベントでは初対面の人と一緒にグループディスカッションをしたり、企業担当者との面談をしたりするので、1人でその場に飛び込むのはなかなかハードルが高いもの。友人たちと一緒なら気軽に参加できますね。

ここで、編集部おすすめの就活イベントを2つご紹介します。

1つは「digmee tryout」です。このイベントを運営するdigmeeは、登録からイベント参加申込まであらゆることをLINEで済ませられるお手軽さがウリの就活サービスです。友人と一緒に登録して、参加してみてはいかがでしょうか?
まずはdigmeeをLINEの友達に追加してみてください。

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▶︎【21・22卒必見】digmee(ディグミー)の評判や使い方を解説!合説の内容と参加企業も紹介

もう1つは「MeetsCompany」です。株式会社DIYの運営するこの就活イベントは、最大で1度に8社と面談できます。年間1500回以上実施しているので、友人と日程を合わせて一緒に行きやすいのは魅力的なポイントですね。参加費も当然無料なので、一度参加してみるのをおすすめします。

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▶︎【口コミ付き】Meets Companyとは?就活イベントの内容や特徴を解説

あなたの就活事情を知る先輩や友人が多ければ、仮に内定がなかなか取れなくても、相談に乗ってもらえるでしょう。一人で抱え込まずにいられるよう仲間を増やすといった点でも、相談できる先輩や友達をつくっておくことは重要です。

③就活エージェントを利用する

3つ目は就活エージェントを利用することです。

就活エージェントは自己分析の進め方やES添削、面接対策といった就活サポート全般を無料で行ってくれるサービスです。就活のプロである就活エージェントを早期から利用しておくことで、無い内定を未然に防ぎましょう。

編集部より、おすすめの就活エージェントを2つ紹介します。

1つはキャリアチケットです。キャリアチケットは初めての面談から内定獲得まで、キャリアアドバイザーがマンツーマンでサポートしてくれる密着型の就活エージェントです。サポートしてくれるキャリアアドバイザーの質が良いと非常に評判がよく、業界でもナンバーワンの人気を誇ります。

もう1つは、JobSpringです。こちらの就活エージェントは何と言っても、JobSpringdを利用して就職した人の早期離職率が0.1%という驚異のマッチ率です。その理由として大きいのがAIを用いた自己分析サポート。エージェントとの面談だけでなく、AI診断も利用して自己分析をしていくので、より納得感のある自己分析が実現できます。

自己分析に不安がある人は、JobSpringdに登録して自己分析サポートを受けてみると良いでしょう。

まとめ

今回は無い内定について解説してきました。

無い内定になりたくてなっている人はいません。しかし真面目に就活に取り組んでいても、どうしてもそのような状況になってしまうことはあります。テキトーに就活をしていれば、その可能性はより高まるでしょう。

そうならないように、本記事で挙げた対策をしてください。今すぐ行動を起こして無い内定からの脱出を図りましょう。22卒以上の人は、無い内定に陥らないために、早めに就活を始めることをおすすめします。