就活コラム

2020/07/01

ESの自己PRとガクチカって似てるけどどっちが大事?両方同じでいいの?

就活の際にほぼ必ず聞かれるのが自己PRとガクチカ。この違いに戸惑ってはいませんか?

同じようなものですが、共通した内容でも問題ないと認識する人もいれば、別々に聞かれているなら違った回答を用意すべきと考える人もいるでしょう。違うものにするとしても、この2つに関連性を持たせた方が良いのか、全く違ったエピソードにするのが望ましいのかでまた悩んでしまいますよね。

いずれにせよ、いざESを書くときに慌てないよう、違いを知った上でそれぞれの適切な回答を事前に用意しておく必要があります。

本記事では、自己PRとガクチカの違い、エピソードの選び方、自己PRとガクチカの書き方と例文、そして通過率をアップさせるためにすべきことをお伝えします。

自己PRとガクチカの違いとは

まずは自己PRとガクチカの違いについてお伝えします。

一般的に、採用担当者は自己PRでどんな人なのかを把握し、ガクチカで今後仕事で起こりうる困難にぶつかったときどう対応するのかを見ていると言われています。

明確な線引きがあるわけではないので、「絶対にこれが正しい」というものではありません。しかし、「何を知りたくてこの質問を設定しているのか」の視点に立つと、なんとなく違いが見えてきます。

ガクチカは自己PRの中のひとつとも言えますが、違いはおさえておきましょう。

自己PRでは「人柄」や「長所」を書く

自己PRでは「人柄」や「長所」を書きます。

文字通り、自己PRは自分自身がどのような人間かをPRすること。人事担当者はそのPRを通し、あなたについて知りたいと思っているのです。

そのため、人柄や長所が伝わるようなキーワードを盛り込んだストーリーを用意します。

ガクチカでは「困難を乗り越えたエピソード」を書く

いっぽう、ガクチカでは「困難を乗り越えたエピソード」を書きます。

「学生時代に力を入れたこと」とは、困難があっても乗り越えて達成した何かです。

つまりこの回答からは、仕事で起こりうる困難にぶつかったときにどう対応するのかを透かして見ています。

自己PRとガクチカは同じエピソードでもいいの?

自己PRとガクチカは採用担当者が見たい部分が少し違うとお伝えしましたが、はたしてこの2つは同じエピソードでもいいのでしょうか?

できるだけ違うエピソードを使う

結論からお伝えすると、できるだけ違うエピソードを使うようにしましょう。

両方とも同じだと、「この人はこれしか経験がないのかな?薄い学生生活だな」と思われてしまうからです。

エピソードがたくさんある人の方が、困難にぶつかっても過去の経験からの知恵で乗り越えられそうだと感じませんか?

もし自分が採用担当者だったら、ひとつしかネタを持っていない人よりもたくさんある人の方を採用したいと思うのではないでしょうか。できるだけ違うエピソードを使って、深さを見せましょう。

そもそも、自己PRでは「人柄」や「長所」を書き、ガクチカでは「困難を乗り越えたエピソード」を書くとお伝えしましたが、それぞれを表現しようと思うとおのずと違う話になりますよね。

ひとつも見付からないとしたら自己分析が足りないのかもしれません。こちらの記事を参考にしながら、アピールの仕方を考えてみてください。

自己分析を「特技」「貢献」「好み」から考えよう!

自己PRとガクチカに一貫性を持たせる

違う話とはいえ、自己PRとガクチカに一貫性を持たせることも考えなくてはなりません。ここがずれていると、両方に信憑性がなくなってしまうからです。

たとえば「私は物静かで落ち着きがあると言われます」という自己PRも、「明るいムードメーカーでサークルをいつも盛り上げていました」というガクチカも、それぞれは悪くありません。しかし同一人物がこの2つを話すと、「どっちが本当?」となってしまい、両方とも信用してもらえないのです。

自己PRとガクチカの書き方

それでは、自己PRとガクチカはどのように書けば良いのでしょうか。それぞれ伝わりやす
い書き方がありますのでご紹介します。

自己PRはPREP法で書く

自己PRはPREP法で書きましょう。

PREP法は、文章構成方法のひとつです。

①Point 結論
②Reason 理由
③Example 例
④Point 結論

それぞれの頭文字を取り、PREP法と呼びます。

最初に結論、つまりアピールしたい内容を伝え、続いてその理由を述べ、例となるエピソードを話した上で、再度結論を伝えます。

自己PRなので、文字通りアピールしなければなりません。最後は自分のアピールした内容が入社後どのように役立てられるのかで締めましょう。

自己PRに関してはこちらの記事も参考にしてください。

<例文あり>新卒生必見!自己PRの書き方・まとめ方のポイントを見本と共に解説!

ガクチカはSTAR法で書く

ガクチカはSTAR法で書きましょう。

STAR法も文章構成の方法のひとつで、何のために何をしたのかが明確になる構文です。

①Situation 状況
②Target・Task 課題
③Action 行動
④Result 結果

これらの頭文字をつなげてSTAR法と呼びます。

最初に自分が置かれている状況を述べ、次にそこでの課題を伝え、続いてその課題に対して自分が取った行動を話し、それを通してどのような結果になったかで結びます。

結果そのもの、それによる周囲への影響、自分自身に起こった変化などにより、ガクチカから得た学びや成長の内容を伝えましょう。取り組む前後の変化を入れると説得力が増します。

ガクチカについてはこちらの記事も参考にしてください。

ガクチカって何?書き方のポイントと例文もご紹介。

エピソード別!自己PRとガクチカの例文


これらを踏まえながら、自己PRとガクチカの例文をエピソード別にお届けします。参考にする際はコピペをするのではなく、構成の部分をまねてみてくださいね。

ガクチカの例文①バイト編

私が学生時代に力を入れたことは、アルバイト先の雑貨店での商品販売です。

大学に入ってすぐに始め、2年間真面目に働いたことで店長からの信頼も得て、昨年からは仕入れの一部も任せてもらえるようになりました。自分がいいと思った商品を実際に店頭に並べられたのは大きな喜びでした。

しかしあるとき、近隣に似たようなお店ができたせいで売り上げが落ちてしまったのです。そのお店は、うちとは違ってガラス張りになっており、どのような商品が売っているか外からでもよく分かりました。

そこで、道行くお客様の注目を集めるため、季節ごとに店頭にディスプレイを設置しました。それぞれに商品の魅力を伝えるポップを作成して貼り、使い方が難しそうなものには手順を書いたフライヤーを横に置くなど、それぞれの良さをお客様に伝えられるように努めました。

これにより売り上げが戻っただけでなく、以前より月額5%ほど多く売れるようになりました。
(395文字)

ガクチカの例文②サークル編

私は学生時代、訴求の仕方を工夫することでダンスサークルの規模拡大に力を入れていました。

ダンスサークルを立ち上げたものの、ポスターを貼っても誰も入ってくれませんでした。しかしダンサーをしている友人から、他の大学のサークルと比べてもいいと言われたので、何とかアピールしようとさまざまな手を尽くしました。

まず踊っているところを撮影し、かっこよく見えるように編集してYouTubeにアップしました。またWebサイトの内容もダンスのかっこよさが伝わるクリエイティブに刷新し、外部の人が見てもサークルの活動内容や雰囲気が分かるようにしました。それだけでなく、学校内でもゲリラ的にダンスをし、集まってくれた人たちにビラを配りました。

やがてかっこいいと口コミで広がり大人気になって、引退する頃には100名近くが所属するようになり、切磋琢磨することで実力も高まって大学のダンスコンテストで入賞するまでになりました。
(398文字)

自己PRの例文①部活編

私は高い協調性を持っています。大学ではバスケットボール部のマネージャーとして、辛い練習に音を上げる人がいれば励まし、ケガをした人がいたらお見舞いに行くなど、細かい部分でみんなのサポートをしました。

最初は選手としてレギュラーになるために頑張っていましたが、私では無理でした。しかし退部しようとすると、周りの人たちから激しく引き留められたのです。

理由は、私がいるとチームが円滑に回るからとのことでした。プレーで評価されない自分に存在価値はないと思っていましたが、逆に存在そのものが評価されたことに驚きました。

必要としてくれた気持ちに応えるためにマネージャーになり、チームの雰囲気を良好に保って士気を上げることに集中しました。大会でチームがベスト4になると、監督からは「お前が6人目の選手だ」と言われました。

数字を改善するために相手方と一丸となって取り組む貴社の営業でも、持ち前の協調力を生かします。
(397文字)

自己PRの例文②学業・研究編

私は勤勉な性格です。大学の授業も決してサボらず、課題に真剣に取り組むことで、全科目でA評価を取得しました。

出席すれば単位がもらえるものから滅多に良い評価をもらえないものまでありましたが、単位の取りやすさではなく本当に興味のある授業だけを選択したにもかかわらずこの成績を収められたのは大きな自慢です。

とりわけAをもらえる人は1割と言われている授業には全身全霊で取り組みました。授業を受けるだけでなく、そこで触れた内容に関連する書籍を図書館で探して読み漁りました。さらに毎回の授業内容とその考察を併せてレポートにまとめ、提出しました。

テストの成績もさることながら、積極的な姿勢も評価されてAを取れたのは自分の自信になっています。業界のリーディングカンパニーである御社では、常に新しい事例に向き合うことが多いと思いますが、自ら知識を得続けることを怠らずに目標を達成していきます。
(326字)

自己PRとガクチカができたら人に見てもらおう

よーしいいのができたぞ!と思っても、ちょっと待ってください。確かにそれはあなたの目から見たらいい内容かもしれません。しかし他の人が見たときに、あなたの魅力がしっかりとアピールできるものになっているでしょうか?

せっかくなら、より良いものにするために他の人にも見てもらうのがベター。おすすめの方法をいくつかご紹介します。

就活エージェントに添削してもらう

まずは定番の、就活エージェントに添削してもらう方法です。

就活エージェントに登録すると、専属のキャリアアドバイザーが付き、就活全般のサポートをしてもらえます。もちろん全て無料で利用でき、就職先のあっせんも受けられるのが嬉しいところ。

サポートの中にはESの添削も入っています。就活のプロの目から、あなたの自己PRやガクチカを、より人事担当者に響くものにしてくれるでしょう。

スカウトサービスでESの質を試す

スカウトサービスでESの質を試すのもひとつの手です。

スカウトサービスとは、先に自分のプロフィールを登録し、それを見た企業からスカウトが来る就活の仕組みです。企業を探してESを送る一般的な就活とは逆、と考えるとイメージしやすいと思います。

プロフィールの項目の中でも自己PRとガクチカは企業が必ず見る項目です。たくさんのスカウトが来れば登録内容が良いということですし、来なければ再考の余地があります。

またスカウトが来たとしても、自分が志望する業界や職種からはあまり来ない状況であれば、内容を見直す必要があるでしょう。再度しっかりと業界研究をし、好まれそうなものに差し替えてください。

このように、自分のプロフィールに対する企業の評価が分かるのがスカウトサービスの良いところです。自己PRやガクチカができたら、志望企業に送る前にここにアップして感触を探るのがおすすめ。

とはいえ、ただ名前を登録しただけでは企業はどんな人か分からないためスカウトしません。少し時間はかかるかもしれませんが、プロフィールは8割を目安に埋めるようにしましょう。

スカウトサービスはいくつかありますが、OfferBoxは大手企業・東証一部上場企業を含む6,000社近くの企業が利用しており、業界ナンバーワンです。多くの企業からプロフィールを見てもらえますので、積極的に活用しましょう。

あなたのESの評価を確かめよう!

自己PRとガクチカとあわせて知りたい!志望動機の書き方

今回は、自己PRとガクチカの違い、エピソードの選び方、自己PRとガクチカの書き方と例文、そして通過率をアップさせるためにすべきことをお伝えしました。

自己PRとガクチカ一貫性のある違う内容にするのが大切なこと、企業が必ず見る項目なので精度を上げるには第三者にチェックしてもらうべきとお分かりいただけたのではないでしょうか。

さて、自己PRやガクチカと同じくらい大切なのが志望動機。どれだけ熱意があっても、上手に伝えられなければ採用担当者には響きません。

志望動機の書き方についての記事もたくさんありますので、併せて参考にしてくださいね。

<例文あり>新卒の志望動機を書くコツと書けない時の対処法

志望動機がない・思いつかない人向け!志望動機の書き方講座

就活生必見!〜志望動機の書き方〜