「就活もう無理!こんな無理ゲーやめたい!」
就活を続けていると、そんな風に思ってしまう瞬間もありますよね。
しかし無理だと思っているだけでは内定を取れません。無理の2文字で片付けてしまうのではなく、ここは視点を変え、就活の何がどう無理で、それに対してどうすれば良いかを考えてみませんか?
本記事では、就活は無理と感じてしまう理由、就活がもう無理と思った時の対処法についてお伝えします。
もくじ
就活を無理と感じてしまう理由
はじめに、就活を無理ゲーと感じてしまう理由について解説します。ひとくちに「無理」と言っても、自分はその中のどの状態なのかを確認してみてください。
何をやっていいか分からないから
まずは、とにかくどうしたらいいか分からないから。
周りが就活を始めたし自分も始めなければならないと思うけど、自分のやりたい仕事は何なのだろう?そのためにはどんな会社に行ったらいいのか不明だし、そもそも自分なんかがまともに社会人になれるんだろうか、あーもう分からない!無理!……といった感じでしょうか。
そもそもアルバイトくらいしか就業経験のない状態で、具体的に自分の就職後のイメージを持つのは難しいですよね。
とはいえ、あなただけではなく、みんな最初は何をしていいか分かりませんでした。ですから、あなたが何をしていいのか分からない状態でも問題はありません。重要なのはこの先に行動を起こせるかどうかです。
何から始めていいか分からないあなたに。新卒エージェントで内定を。
周囲と比べて焦ってしまうから
周りに内定をもらった人や、夏のインターンに参加した人などがいると、比べてしまい、すでに自分は出遅れているのではないか、無理かもしれない、と感じることも。
近年の就活は、就活生と企業の動きが早期化していることもあり、
時間がないから
次に、時間がないから。ただでさえ学生生活は忙しいのに、就活が始まるとより時間がなくなると感じている方も多いのではないでしょうか?
今週中にES書いて、あの会社について調べて、来週の面接の対策もしないといけないし、そういえばゼミの課題も明日までだ……。
やることばかりで、途方に暮れてしまいますよね。
日々がいっぱいいっぱいで、気持ちに余裕がなくなると、「こんな状態じゃ就活は無理」と感じてしまうかもしれません。
自分のやりたいことが分からないから
就活では様々なシーンで、自分のやりたいことを明確にすることを求められますよね。しかし、ほとんどの就活生にとって、「やりたいこと」を真剣に考えるのは就活が初めての機会。
これまで考えてこなかったことを考えるのは当然難しいですし、そもそも数日で答えが出るようなものではありません。
そんな中で、やりたいことがあるのが当たり前かのように質問されると、「やりたいことがないなんて、就活無理なのかも」と感じてしまうかもしれません。
圧迫面接をされるから
選考を進めていく中で、圧迫面接を経験したことがある人もいるのではないでしょうか。
回答に対して、重箱の隅をつつくような細かい質問をしてきたり、どことなく否定的なニュアンスで質問されたりしたことはありませんか?
日常会話では、相槌をうったり、頷いたりするのが普通ですよね。
そのため、相槌もなく、話し終えたら質問詰め、といったコミュニケーションは、当然のことながら慣れている人はいないでしょう。この自分の回答が悪かったように思え、自信を失い、面接が苦手になりがちです。
その結果、面接に臨むたびに、就活無理…と思ってしまう人もいるようです。
内定がもらえないから
ESで落ちてしまう、1面接で落とされてしまうなど、さまざまなパターンで内定をなかなか得ることができないことも、無理ゲーだと感じる理由の1つです。
このような状況が続くと、どの企業からも必要とされていないのではないか、とネガティブになってしまう人もいます。その結果、諦めのような気持ちを持ってしまうようです。
学歴に自信がないから
選考で高学歴の学生に会ったり、志望企業が学歴フィルターをもうけていたりすると、自分の学歴では希望の企業に入れないのかも、と感じる学生も多いです。
実際に、学歴フィルターをもうけている企業は、まだ存在するので、自分の志望企業が学歴を重視する企業だった場合は、切り替えて他社を検討するしかないでしょう。全部が全部の企業が学歴で不採用にするような企業ではないので、前年度の採用情報や、新卒社員の出身大学をチェックするなどして、可能性がある企業にチャレンジしましょう。
それ以外の場合において、周りの人と学歴を比べて落ち込んでいる人は、自分が思っている以上に企業側は学歴を気にしないので、ネガティブになりすぎないことが重要です。
想定以上にお金がかかるから
交通費やスーツなど、就活にはお金がかかります。特に地方学生は、首都圏の学生に比べて交通費などの出費もかなり大きくなるでしょう。
また、お金だけでなく、時間もかかるので、バイトで学費や生活費を稼いでいる人には、より大きな負担になります。
精神が限界を迎えているから
就活は決して楽なものではありません。そんな戦いの日々の中で、精神が限界を迎えてしまうのも、就活を無理と感じてしまう理由のひとつです。
自分がなかなか先の面接に進めない時に、周りの友達が順調に選考に通っているのを見ると、「それに比べて自分は……」と自己嫌悪に陥ってしまいますよね。そもそも内定が取れないかもしれない不安も感じるでしょう。
さらにESが通らなかったり面接で落とされたりを繰り返していると、自分を否定されているような気持ち積み重なって苦痛となり、「もうダメだ」と思ってしまうのです。
就活もう無理と思った時の対処法
ここまで、就活を無理と感じてしまう理由について見てきました。
この章では、就活がもう無理と思った時にどうすれば良いかの対処法をお伝えします。
就活エージェントに相談する
とにかくどうしたらいいか分からない人は、無理と感じるにはまだ早いです!就活エージェントという駆け込み寺があります。
就活エージェントとは、専任のキャリアコンサルタントが付いて就職活動を支援してくれるサービスです。
ESの書き方や模擬面接といった具体的な選考対策を手伝ってくれるのはもちろん、「業界研究ってどうしたらいいの?」「自分はどんな職業に向いているの?」といったざっくりとした相談にも乗ってくれます。
全て無料で利用できますので、気軽に登録し、「就活をしなければならないと分かっているが、とにかくどうしたらいいか分からない」と率直に相談してみましょう。その時にできること、今後あなたがすべきことをアドバイスしてくれるはずです。
就活エージェントはさまざまな企業が行っています。インターネットなどで調べ、自分に向いていそうなものを選んでくださいね。
こちらにも、おすすめのエージェントサービスをいくつかご紹介します。全て無料ですので、気軽に登録してみてください。担当者の合う合わないもありますので、複数登録してみるのがおすすめです。
▼相談してみる
キャリアチケット
キャリアチケットは、早く内定が欲しい人のための就活エージェントです。多数の企業人事とつながりがあるため、特別推薦枠も多数あり、早いと1週間で内定獲得する場合も。内定が取れないとお悩みの方はすぐに登録しましょう!→キャリアチケット
JobSpring
JobSpringは入社後の活躍まで考えて就職先の紹介をしてくれる就活エージェントです。キャリアアドバイザーだけでなく、AIを用いた適性検査も用いたマッチングは、そのマッチング率の高さが売り。就活が無理と感じたらまず相談してみてください!→JobSpring
逆求人サイトを使う
就活に対して自信がなくなり、無理だと感じている人は、まずは逆求人サイトに登録してみて欲しいです。
逆求人サイトとは、プロフィールを登録すると、興味を持ってくれた企業からスカウトが届くサービス。
プロフィールを8~9割以上入力すれば、ほとんどの方がスカウトを受け取ることができたというデータもあります。実際に、Seed’s LOUNGE編集部の学生が利用してみたところ、月に10件以上のスカウトを受け取ることができました。
企業側も、より自社に合う学生にエントリーしてもらうために、企業側からも学生にアプローチできる逆求人サイトを積極的に導入し始めています。
以下で紹介している逆求人サイト、OfferBoxについては、マイクロソフトや経産省、資生堂などの大手も導入し、活用しています。
スカウトの届きやすさ、企業数、就活生の利用数、などを元に、おすすめ順に逆求人サイトを掲載したので、下記のいずれかを使ってみてください。

・就活生に最も利用されている逆求人サイト
・導入企業数も最多で7,000社以上
・4年の秋冬でもスカウトが届くと行った口コミあり
キミスカ

・スカウトにランクがある
・プロフィール記入率を上げなくても、1番気軽なスカウトであればたくさん届く点がメリット
dodaキャンパス

・ベネッセが運営しており安心
・導入企業数はOfferBoxに次いで2位
それぞれのタスクに対してやる日付を決める
「時間がなくて無理」と思っている人は、時間がないのだからどうしようもないと言いたくなるかもしれません。でも実はそれ、時間がないと錯覚しているだけかも?
そんな方におすすめなのが、やる日付を決めること。
今週中にES書いて、あの会社について調べて、来週の面接の対策もしないといけないし、そういえばゼミの課題も明日までだ……。と考えると、やらなければならないタスクが一気に押し寄せて来てどうにもならないと感じてしまいます。
たとえばこれらについて、それぞれの締め切りと実施する日付を整理してみたらどうでしょうか?
・ゼミの課題提出締切:3/2→3/1までにやろう
・○○株式会社のES提出締切:3/4→3/2に作成して3/3に見直そう
・□□株式会社の面接日:3/5→3/3のうちに言う内容を決め、3/4に覚えよう
このように可視化すると、全てが今週やらなければならないと思って焦っていましたが、そこまで無理なスケジュールでもないと分かりました。さらに、実は2日ずつかけられるタスクすら存在すると発覚。その上で、「△△株式会社について調べるのは明日の学校の行き帰りの電車でやろう」と考えたりもできます。
場当たり的にやっていると取りこぼしが多くなり、焦ってしまう精神状態に陥る可能性が高まります。ぜひこの習慣を身に付けてみてください。
就活の準備しかり、学校の課題しかり、やらなければならないことばかりですが、裏を返せば今しかできないことばかりでもあります。せっかく大学生だからこその経験ですし、時間に追われて適当にこなすのではなく、じっくり味わいながらできる余裕を持てると良いですね。
就活を一旦やめてみる
「精神が限界を迎えていてもう無理」となってしまった人は、思い切って就活を一旦やめてみるのはいかがでしょうか。
内定獲得という目標に向けてのレースが否応なしに続いている中で、自分だけが就活を休むのは勇気のいることかもしれません。
しかし就活をやめてはいけないと思い込むのは危険です。無理に走り続けると壊れてしまいます。そのまま鬱状態に突入してしまえば簡単には治らず、より問題が大きくなります。
精神が限界になりながら就活をしてもうまくいきません。はたしてその精神状態で臨んだ面接で、元気に受け答えができるでしょうか?
思い切って精神が回復するまで就活を停止し、元気を取り戻した頃に、改めて始めてみましょう。
まとめ
今回は、就活は無理と感じてしまう理由、就活がもう無理と思った時の対処法についてお伝えしました。
就活を無理と思ってしまうのは仕方のないことです。真面目に一生懸命取り組んでいればこそ、余計にそう感じるのかもしれません。
しかし本記事を通じて、無理と思っても、状況によって取れる対策が色々とあるとお分かりいただけたのではないでしょうか。
「無理」に行き付いてしまったら、一旦立ち止まり、無理と感じてしまう理由を分析する習慣を付けましょう。意外と無理というほどでもなかったと思えるかもしれませんよ。