就活コラム

2020/03/24

広告代理店ってどんな会社?仕組み・仕事内容・大手3社比較までまるっとご紹介!

古くから就活市場で人気度上位にランクインする広告代理店。

環境の過酷さからブラックなイメージを持たれるようにもなっている一方で、高給だったりキレイなオフィスだったりと、華やかなイメージも強いですよね。

広告代理店と名乗る企業は世の中にたくさんありますが、ビジネスの仕組みや実際の仕事内容を理解できている人は少ないのではないしょうか。ブラックと言われる要因はなんなのか、花形と呼ばれる特徴はどこにあるのか…。

今回は、広告代理店についてその概要から、働くうえでのやりがい、厳しさまでまとめてご紹介します。記事の後半には、業界大手3社の特徴もご紹介してますので、これを読めば広告代理店について網羅できること間違いなしです!

広告代理店とは?どんな仕組み?

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企業によってビジネスモデルに多少の違いはあるものの、広告代理店は、そのほとんどが「メディアの販売」によって収益を得ています。

ここで言うメディアとは、4大マスメディアと呼ばれる「テレビ」「ラジオ」「新聞」「雑誌」や、近年急激に拡大を果たした「インターネット」などが挙げられます。他には、電車内のチラシや、街中のポスター、モニターなども。

メディアの意味を理解したうえで、改めて広告代理店のビジネスモデルを説明すると….

メディアの所有権を持つ者(法人・個人)から、メディア内の広告枠を仕入れ、広告を打ちたい企業(広告主・クライアント)に販売する

といった仕組みになります。

これだけを聞くと、とてもシンプルで簡単そうに思えるかもしれませんが、実際はもっと複雑です。そこで、以下では広告代理店についてさらに掘り下げて解説をしていきます。

広告代理店と広告会社に違いはある?

広告代理店と広告会社、どちらも聞き覚えのある名前ですが、実はその意味合いに違いはありません。

仕事内容から業界、職種、向き合うクライアントまで全て同じとなります。違いがあるとすれば、それは言い方だけです。

ここ最近では、広告代理店と呼ぶのが一般的となってきています。どちらも同じであると理解しておくことで、今後スムーズにコミュニケーションが取れと思います。豆知識程度に覚えておくと良いでしょう。

広告代理店の種類と企業例

‌広告代理店の種類は、大きく以下の3種類に分けられます。

➀総合広告代理店
➁専門広告代理店
③ハウスエージェンシー

それぞれの特徴と企業例は次の通りです。

➀総合広告代理店
【特徴】
総合広告代理店の特徴は、メディアを限定することなく、クライアントの要望に沿って、最適な広告枠が提案ができるところです。一般に知られている広告代理店のほとんどがこれにあたります。
【企業例】
電通・博報堂・ADKなど

➁専門広告代理店
【特徴】
専門広告代理店の特徴は、一つのメディアに特化した広告代理店というところです。総合広告代理店が複数のメディアを保有しているの対し、専門広告代理店は一つのメディアしか取り扱っていません。そのため、その領域に関してはより専門的なノウハウや独自のネットワークを持ったスペシャリストなのです。
【企業例】
サイバーエージェント・オプト・セプテーニなど

③ハウスエージェンシー
【特徴】
ハウスエージェンシーの特徴は、特定の事業会社限定の広告代理店というところです。このような特徴を持つ広告代理店の多くは、大手企業の中にあった広告部署を分社化したケースになります。そのため、親会社をクライアントとして抱えている確率が高いのです。
【企業例】
ディルフィス(トヨタ)・jeki(JR東日本)など

広告代理店社員の平均年収は?

マイナビ転職が発表した「2019年版業種別モデル年収平均ランキング」によると、広告業界の平均年収は、538万円です。

それに対し、転職サイトDUDAが発表している「平均年収ランキング最新版」では、430万円という結果が出ています。

これらから、広告代理店の平均年収は、約500万円程であると考えられるのではないでしょうか。

多いと捉えるか少ないと捉えるかは、その人次第というところになってきますが、広告代理店は企業数も多く規模感もバラバラであるため、広告代理店=収入が低いと捉えるのは的外れであると筆者は考えています。

平均年収はあくまで目安なので参考程度に知っておくと良いでしょう。

広告代理店の業務・仕事内容!やりがいはある?

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ここまでの内容で、広告代理店の大枠は理解することができたのではないでしょうか。
次は、実際に広告代理店で働くとどんな仕事が待っているのか、掘り下げて見ていきましょう。

業務・仕事内容

広告代理店では、一般的にプロジェクトごとに各職種からめメンバーを集めチームを結成します。部署というよりは、チームで動くというのが特徴です。

広告代理店の職種は、主に「営業」「マーケティング」「メディア」「クリエイティブ」の4つに分けられます。あとは、企業の規模によってこの職種が3つになったり、2つになったりといった具合です。もちろん、職種が少ないほど一人が請け負う仕事量は大きくなります。

各職種の主な業務内容は以下の通りです。

【営業】
・新規顧客の開拓
・広告出稿までのスケジュール管理
・広告予算の管理
・クライアントとの信頼関係構築
など

【マーケティング】
・広告の企画立案
・出稿効果分析
・市場分析
・目標達成のための戦略立案
など

【メディア】
・新規広告枠の開拓
・目標達成のための適切なメディア選定
・各メディアの情報収集
など

【クリエイティブ】
・出稿する広告の制作
・レスポンスが出る広告の企画
・コピーライティング
・デザイン
など

仕事のやりがい

広告代理店の仕事のやりがいは人によっていろんなケースがあるので、一概に「これだ!」とは言い切れないのですが、よく聞くのは「思い描いた通りに結果が出たときの喜び」です。

広告代理店では、クライアントの目標達成に向けて分析、仮説構築、戦略立案、制作、実行をひたすら繰り返し続けます。

その中で、全てが狙い通りに進み結果が出たときの喜びが、働くうえでのやりがいだといいます。他にも、「クライアントの喜ぶ顔が嬉しいから」や「結果主義で給料が良い」など様々な声があります。

はっきりと言えるのは、広告代理店で働くやりがいは人それぞれだが、そこで働くやりがいを感じる人は世の中にたくさんいるということです。

働くうえでの厳しさ

広告代理店は、近年の労働環境に関するニュースなどにより、残業が多くとにかく忙しいイメージを持たれがちです。

クライアントあっての業界なため、広告代理店では定常タスクのような業務が少なく、臨機応変に仕事をしなければいけません。急に仕事が増えたり、スケジュールが変更されるケースはよくあることで、そういった状況に対応していくのが一つの厳しさと言えるでしょう。

さらに、各部署から集まってチームで動くのが広告代理店の働き方であるため、仕組み的にも自分一人で仕事を終わらせられません。

他者を第一に自分の仕事を進めていく働き方は、時間をコントロールできるようになるまでは大変なポイントになってきます。

広告代理店で求められる資質や能力

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ここまで、広告代理店の仕組みや種類、仕事内容について一通り紹介をしてきました。

しかし、これだけでは実際に現場で働く人達が、どういった能力を求められているのか、イメージできなかった人も多いのではないでしょうか。

そこで次は、広告代理店で求められる資質や能力についてさらに掘り下げて、解説していきます。

耐久力・継続力

広告代理店で求められる資質や能力は、「耐久力・持続力」です。

ここでいう「耐久力・持続力」とは、あらゆる状況でも素直に受け入れ、行動を継続できる力のこと。

広告代理店では、理不尽で無理難題な要望をされるときがあります。急なスケジュールの変更や、戦略が変わったことによるやり直しなどです。

こういった状況を素直に聞き入れ耐えられるかどうかは、非常に重要です。さらに、1回だけでなくそれを継続的に行えるかも重要になってきます。

洞察力・分析力

広告代理店で求められる資質や能力は、「洞察力・分析力」です。

「洞察力・分析力」とは、表面上の数字や結果、事実をロジカルに噛み砕き、因果関係をハッキリさせる力のこと。

なぜこうなったのか、この結果はなぜこうなのか、消費者は何に心を動かすのか。こういった問いの解を導き出すのは、広告代理店が成果をあげるために非常に重要です。

結果を出すためのノウハウの数=広告代理店の価値

ラッキーパンチではなく、戦略的にパンチを当てていくためには、洞察力・分析力が必要不可欠なのです。

仮説構築力・想像力

広告代理店で求められる資質や能力は、「仮説構築力・想像力」です。

「仮説構築力・想像力」とは、表面上の数字や結果、事実から、「もしかしたら〇〇を改善すれば、〇〇になるかも」というような発想をする力のこと。

広告代理店では、クライアントのさらなる目標達成のために、新たな施策をテストしなくてはならないときがあります。

当るか当らないかではなく、当てるための一手です。こういった状況下では、予測できない結果を求めていくことになります。

その際、過去の数字や実績をもとに、最低限のリスクを踏まえた仮説を立てられるかどうかは非常に大切です。

「こういう傾向が出てきたから、あと〇年でこの施策には限界が来るだろう」
「〇〇でこういう結果が出た実績があったから、△△△でも同じような反応が見込めそう」

といった具合です。

実際はもっとロジカルに仮説立てを行わないといけないのですが、このような考え方ができることは広告代理店で働くうえで非常に大切になってきます。

広告代理店の最大手3社比較!電通・博報堂・ADK

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最後に、日本の広告代理店を牽引する大手企業3社、電通・博報堂・ADKの特徴をご紹介します。同じ広告代理店でも、それぞれの色や武器があります。

ぜひとも、3社を比較していきながら読み進めてみてください!

電通:圧倒的シェア率!日本が誇る総合広告代理店

電通の特徴は、なんといってもその圧倒的なシェア率でしょう。

テレビ広告を最大の強みとしており、業界の中でもダントツのコネクションを持っています。資本力でも会社規模でも業界ぶっちぎりの電通は、そのパワーを駆使した営業力が売りです。

体育会系のイメージが強い電通は、実際に中で働いてみても、そのイメージ通りの印象を受けるといいます。

1年目から広告関係でスケールの大きい仕事に携わりたいと考える人は、電通を志望する他ないでしょう。

博報堂:絶対的クリエイティブ!創造力が輝る総合広告代理店

博報堂の特徴は、一言でいうと「個の力の集合体」です。

クリエイティブな制作力と、データを活用した緻密な戦略立案が強みの博報堂は、組織力よりも個人力が売りです。社員の個性が大切にされているため、服装やプライベートの過ごし方一つとってみても、そのスタイリッシュな姿が見て取れます。

もちろん業界2位なだけあって、クライアントも名だたる企業が数多くあります。組織の電通に対して、個の博報堂と言えるでしょう。

自分の個性を存分に活かして働きたいと考える人は、博報堂を見てみると良いかもしれません。

ADK:アニメのADK!日本のアニメを支える総合広告代理店

ADKの特徴は、なんといっても「アニメコンテンツ」でしょう。

アニメのADKと呼ばれるくらい、ADKはアニメを活用したビジネスに優れています。そのコンテンツ力は、業界の中でもナンバーワンです。

古くからドラえもんやクレヨンしんちゃんなど有名作品の制作に関わってきたことによる、配信会社や出版社との独自のネットワークが最大の武器。広告に限らず、アニメの制作や商品企画などに携われるのは、ADKならではと言えます。

アニメコンテンツに興味のある方は、迷うことなくADKを志望するのをオススメします。

まとめ

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今回は広告代理店に関して、その仕組みから仕事内容、やりがいなどをご紹介してきました。

広告代理店といっても、その種類や会社規模によってクライアントも大きく変わるため、仕事内容がバラバラです。入社すればテレビCMに携われるとは限らないと理解できたと思います。

また、過酷なイメージが強い広告代理店ですが、そこでしか味わえないやりがいもあります。華やかな仕事ができるイメージを払拭して、自分がどういう仕事をやりたくて、何にやりがいを感じるのか整理してみると良いでしょう。就職後のミスマッチを防げます。

会社の種類、規模、クライアント、強み・特徴をよく見極めて、自分にあった広告代理店を選択できると良いですね。

万が一、広告代理店一本で就活をしていたのに全て失敗してしまった……という状況に陥ってしまったら、就活エージェントに頼ってみましょう。専属のキャリアアドバイザーが、そのときのあなたのスキルや志向性を考慮しながら就職先を紹介してくれます。

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