就活コラム

2020/09/22

ITベンチャーに新卒入社した筆者が解説!新卒ベンチャー入社はあり?

少し前までは、新卒で大企業・有名企業に入ってこそ就活成功、というイメージがありましたが、最近では新卒でベンチャーに入社するという選択肢も、就活生の間でスタンダードになってきているようです。

特に、外資コンサルや金融、大手広告代理店など、入社難易度の高い企業への就職を狙う学生が、選択肢の1つとしてベンチャーも視野に入れるようになってきたと感じます。

そんな中、ベンチャーへの就職も検討しつつも「本当に最初からITベンチャーに入社していいの?」「大手を蹴ってベンチャーにいくメリットは何なのか?」「ベンチャーから大手へは転職しづらいのではないか」と思っている方も多いのではないでしょうか。

筆者は実際に、新卒でベンチャー企業に入社し、数回の転職を試みた後、個人事業主として活動しています。筆者の実際の経験をもとにしながら、新卒でベンチャーに入ってみて感じた、新卒ベンチャー入社のメリット・デメリットを解説します。

新卒でベンチャーに行くメリット

初年度給与 / 年収が高い企業が多い

ITベンチャーに新卒で就職するメリットの1つ目は、初年度給与ないし年収が高いことです!

ベンチャーとされる企業は、どの業界でも、基本的に初年度の給与が高い傾向にあります。中でもITベンチャーでは、新卒から普通では考えられないような破格の給与を貰えるところも多いのです。では実際、高給なITベンチャーにはどんな企業があるのか。例をいくつかご紹介します。

①株式会社DeNA
1999年に設立されたITベンチャー企業です。売上1241億円(2019年3月決済時) ・連結従業員数2437人を誇り、ただのベンチャーではなくメガベンチャーとされています。事業としては、AI事業・ゲーム事業・スポーツ事業さらにはヘルスケア事業など、様々な領域に幅広くサービスを展開。

そして、気になる新卒の年収は…

エンジニア職AIスペシャリストコースの場合  600万~1000万円
その他エンジニア職・ビジネス職の場合    500万円~
デザイナー・プランナー職の場合       420万円~

(2021卒 募集要項より)

エンジニア職AIスペシャリストコースで入社できた場合、1年目から1000万円プレイヤーになれるかもしれません。

※DeNAのHPはこちら

②株式会社サイバーエージェント
1998年に設立されたITベンチャー企業です。売上4536億円(FY2019年時)・連結従業員数5433人で、DeNA同様、メガベンチャー企業といわれています。事業としては、メディア事業やインターネット広告事業・ゲーム事業・投資育成事業などを展開しています。

新卒での年収は…

エンジニアコース エキスパート認定の場合   720万円~
通常のエンジニアコースの場合        450万円~
その他ビジネス職・デザイナー職の場合    408万円~

(2021卒 募集要項より)

一般的に、新卒での平均年収は300万円前後といわれており、エンジニアコース エキスパート認定で入社できれば、普通の新卒社員の倍以上の年収を貰えるわけですね!また、他の職種で入社しても初年度年収400万円以上となっており、比較的高い給与を受け取ることができます。

※サイバーエージェントのHPはこちら

③LINE株式会社
2000年に設立されたITベンチャー企業です。売上2274億円(2019年12月決済時)・従業員数2576名(LINE株式会社単体)で、LINEもメガベンチャー企業になります。コミュニケーションアプリ「LINE」や定額制音楽配信サービス「LINE MUSIC」、その他にも保険やニュースなど、生活に関わるサービスを幅広く展開しています。

そんなLINE株式会社の新卒の年収は…

エンジニア職の場合  528万円~
デザイン職の場合   480万円~
その他(企画営業・サービス企画・マーケティング職等)の場合 408万円~

(2021卒 募集要項より)

となっています。上記2社と同様、いずれの職種でも400万円以上の年収をもらえます。またデザイナー職の場合、初年度年収がDeNA・サイバーエージェントよりも高く設定されている点が特徴的です。デザイナー職で働きたい方は、LINEの新卒採用選考を受けてみてはいかがでしょうか。

※LINEのHPはこちら

早く自分のスキルを上げられる

ITベンチャーに就職するメリットの2つ目は、大手企業等と比べて、自分のスキルを早く上げられるという点です。

理由として、ベンチャー企業の特徴である、実力主義の考え方が挙げられます。新卒でも成果を出せば、社歴に関わらず役職や大きな仕事を任せてもらえるため、若いうちから様々な経験を積むことができるのです。よって必然的に、若いうちからスキルをどんどん上げることができます。

また、ITベンチャー企業は特に社員の意欲的な姿勢や意見を尊重・後押しする傾向にあることも理由の一つでしょう。責任のあるポジションに若手をどんどん登用する、若手からのアイデアを積極採用するなどの取り組みにより、自分の意思や考え方次第で様々な経験ができるのです。積極的に手を挙げることで、早くスキルアップできると言えますね。

社員のチャレンジやアイデアを応援する企業の代表例が、先ほどご紹介した株式会社サイバーエージェント。子会社の社長に登用する「抜てき人事」や次世代の経営者候補を育成する「YMCA(20 代の若手社員活性化組織)」など、他社にない若手人材育成の取り組みを行なっています。

その結果、2019年度に新たなサービスが68個立ち上がり、子会社が新たに12社設立。社員のアイデアを積極的に採用し応援しているのがわかります。

服装自由の企業が多い

ITベンチャーに就職するメリット3つ目は、服装自由の企業が多い点です。

業界問わずベンチャー企業は、比較的服装が自由な傾向にあります。特にITベンチャーの場合だと、客先ではなく自社で開発、マーケティング、カスタマーサポートなどの業務を行うことが多くなるため、私服での勤務を認めている企業がほとんどです。

ただ、営業や打ち合わせ等で直接クライアントやお客様と接する場合は、ITベンチャーでもフォーマルな服装が求められます。ITベンチャーに入社すれば、全員が全員いつでも服装自由というわけではないことは押さえておきましょう。

新卒でベンチャーに行くデメリット

新卒でITベンチャー企業に入ると、メリットだけでなく、以下のようなデメリットもあります。詳しく見ていきましょう。

仕事量が多く、残業時間が長い

1つ目は、仕事量が多く、残業時間が長いという点です。

ベンチャー企業は仕事量が多く、重要な仕事を任せてもらえやすいのですが、それに伴って残業時間も長くなる傾向にあります。ITベンチャーの場合、エンジニアだと納期や急なシステムトラブルなどのために残業が多くなってしまうケースがしばしば。その他の職種でも、社員数の都合から営業と人事の兼任など、複数の仕事を抱えている人が多く、残業をしなければ仕事がなかなか終わらないのです。

ちなみにDeNAでは、1ヵ月の平均残業時間が50~60時間といわれています。平均的なサラリーマンの1ヵ月の残業時間は25時間前後とされており、仮にDeNAで働くと、世間の2倍近くも残業をすることになります。

このように、ITベンチャーは激務な企業が少なくありません。新卒でITベンチャーに就職したい学生は、そのことを念頭に置いた上でよく考えて応募しましょう。

教育制度が不十分・確立されていない

デメリット2つ目は、教育制度が不十分か、確立されていないことが多いという点です。

大手企業に入社したら、すぐにしっかりとした新人研修が受けられます。各企業で確立された研修を通して、

  • ビジネスマナー
  • コミュニケーションスキル
  • 事業概要やコンプライアンス
  • 業務上の基礎知識

といった会社におけるルールや、社会人としてのマナーを身に付けられます。

しかしITベンチャー含むベンチャー企業では、ある一定の研修が終わったら、実際の業務を通して自分で学ぶことを重視する傾向にあります。そのため、大手企業に比べて新人研修が比較的充実していないことが多いです。業務上の基礎知識などは、実際に業務を行いながら学ぶか、独学で身に付ける必要があるでしょう。

新卒でベンチャーに就職するためには

ITベンチャー企業の様々なメリットとデメリットを理解したうえで、実際にITベンチャーに新卒入社したい人は、どのような対策や行動をとればよいのでしょうか?

例えば、以下のようなことが挙げられます。

スカウトサービスに登録する

ベンチャーに興味がある人は、必ずスカウトサービスに登録しましょう。これはプロフィールを登録すると、興味を持ってくれた企業からスカウトが届くサービスです。
スカウトサービスの中でも、OfferBoxを利用する就活生は4人に1人と、情報感度の高い就活生であればほとんどが利用していると言っても過言ではありません。

また、大手志望の方に比べ、ベンチャー志望の方には特にOfferBoxの利用をおすすめします。
ベンチャー企業は、大手に比べて就活生からの認知度が低いため、優秀な自社に合う学生と接触するために、積極的にスカウトサービスを使っている傾向があります。
また、認知度こそは低いものの、今後の成長率や、独特な事業や企業文化など、魅力的な企業が多いのもベンチャーの特徴です。自分で調べていては出会えなかったそういった企業を、スカウトの受信を通して知るきっかけも得られるので、フル活用してみてください。

ITベンチャーに強い就活エージェントを使う

対策2つ目は、ITベンチャーに強い、あるいは特化した就活エージェントを使うことです。マイナビやリクナビといった大手以外も使うことで、効率良く企業を見つけられ内定獲得に繋がるでしょう。

例として、ベンチャー志望者向けの就活サービスを2つご紹介します。

キャリアチケット
成長中のミドルベンチャーとして人気のあるレバレジーズ株式会社が運営する新卒エージェントサービス。学生の興味・関心に合わせて、厳選された企業を紹介してくれます。19・20卒の学生からの人気が最も高いエージェントです。ベンチャーマインドを持ったカウンセラーの方が二人三脚で内定獲得まで手厚くサポートしてくれるため非常におすすめです。
▶︎キャリアチケットの実績や評判はこちら

Conpiness
Conpinessは、IT・WEB業界の有料大手ベンチャーを多数抱えた就活エージェント。一般ルートとは別の選考枠も多数保持しているので、登録しておくと安心です。

関連記事
▶︎就活サイトにない企業はどうやって探すの?リクナビとマイナビって登録しなきゃダメ?

短期インターンに参加する

ITベンチャーに興味がある人は、ぜひとも短期インターンにエントリーましょう。
ほとんどの短期インターンでは、各チームに社員1,2名がメンターとしてつき、つきっきりでフィードバックをくれる上、各企業のエース社員がメンターを担当します。
その会社で活躍する人とワークを通して関わることで、より社風を理解できるでしょう。

それだけでなく、短期インターン参加者は、就活終了までの間、メンターや人事の方との面談の機会が設けられ、定期的に就活相談に乗ってもらうケースが多いです。実際にITベンチャーの現場にいる方に、親身に就活相談に乗ってもらえるのは、大変心強いでしょうし、何よりITベンチャーでの働く人の声を対話を通して何度も聞くことができるのは、自己分析に大いに役立ちます。

また、外資系志望者やキャリアに意欲的な就活を早期に始めている学生が、腕試しとして受けることが多いのも、ITベンチャーの短期インターンの特徴です。インターン参加者は、情報リテラシーが高い学生が多いため、就活において強い情報網を気づくことができます。
実際に選考やインターンに参加しなければ分からない生の情報を、横のつながりから入手し、効率的に就活を勧められるでしょう。

まとめ


ITベンチャー企業には、初年度の給与が高い企業が多く、早く自分のスキルを上げられるといったメリットがあります。その一方で、新人研修が不十分だったり、仕事の負担が重かったりといったデメリットも。

そういったメリット・デメリットを踏まえた上で本当にITベンチャーに行きたいと考える方は、内定獲得に向けて行動を起こしましょう!

具体的には、プログラミングスキルや専門知識を身に付ける・ITベンチャーに強い就活サービスを使うこと(Good findWantedlyキャリアチケットが挙げられます。

今後ますますの成長が見込めるITベンチャー!記事を読んで少しでも興味をもった方は、ぜひ一度新卒で入社する選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。