就活コラム

2019/03/15

短期・長期インターンを理解しよう

皆さんは「インターンシップ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
言葉は聞いたことがあるけど、その内容はほとんど知らない…そんな人も多いでしょうか

「インターンシップ」というのは、特定の職務に関する経験を積み、自分が現在持ってい
る能力・スキルを向上させる期間のことを言います。いわゆる〝研修期間〟と解釈しても
よく、これは会社へ入社してから課される場合もあります。
主に就活生にとっては社会に出る前の〝予行演習〟のような期間となり、社会では実際に
どんな仕事がどのようになされているのか、といったリアルな体験を、一定期間をもって
着実に勉強できます。
このインターンシップを活用することによって、就職希望していた会社やその関連企業へ
のスライド(転向)もスムーズにいく場合があるため、「自分が本当にやりたい仕事」を
見つける際には優先して役立ててみましょう。

インターンシップには長期と短期がある

まずインターンシップには長期・短期のコースがあり、長期インターンシップの場合は
最低でも「1か月以上の期間」が設けられ、短期の場合では「1日から3日」また「2~3
週間」程度となり、基本的に1か月以上にはなりません。
つまりこのインターンシップ利用を申し込む場合には、「自分の性格や能力に見合った
期間」を先に選定しておくことが必要で、その期間で確実に成果を求められるよう配慮
することが大切です。
長期・短期インターンシップのどちらにするか迷う場合は、それぞれの特徴や作業内容
を事前にネットなどで調べておき、少しでも自分の理想に適うほうを選びましょう。

インターンシップで登用されることもある

これはインターンシップの大きな利点ですが、インターンシップは一般の研修とは違い
、その期間において目覚ましい働きをした人には会社から登用(採用)される機会が設
けられています。
もちろんこの場合、そのインターンシップ研修生の実力や能力への評価が必要となるた
め、一般的にはほとんど長期インターンシップの場合のみのメリットとなるでしょう。
たとえばIT企業にインターンで研修に行った場合、そこで既存のシステムとは違った新
しいOS機能の開発をしたり、またそれまでの営業方針を抜本的に変更される活躍をした
場合には、そのアイデア力・対応力を買われる形で登用される機会も得られます。
インターンシップ期間中は常に会社側から評価される立場にあるため、ちょっとしたこ
とでも評価されたり、また逆にクレームが付いたりする場合があるので、どこで自分が
評価されているかはわかりません。
その登用の機会をなるべく多く得るためにも、インターンシップを利用する際には「自
分の能力を確実に発揮できる分野」を選んでおき、的確に実績を積んでいける内容をピ
ックアップしておきましょう。

長期・短期インターンシップではどちらが良い?

これは誰でも迷うむずかしい選択肢になるようです。
結論から言えば、「自分の相性・能力に見合ったインターン・プランを選ぶこと」やは
りこれに尽きるでしょうか。
短期インターンシップの場合でもその期間を「2~3週間」程度とした際には、1か月イ
ンターンを申し込む場合とほぼ同じ研修内容・作業内容を経験することができ、そこで
得られる能力・スキルアップも人によっては変わりません。
一般的に短期インターンシップでは、初めから課される責任が少なく、その上、実体験
させてもらえるタスク内容も軽減されるため、「会社見学するだけで終わってしまった
」や「何のために研修に来たのか?」と、〝せっかくインターンシップを利用したのに
…〟といった残念な結果が得られる場合もあります。
長期インターンシップを申し込む場合には、初めから期間が1か月以上と長いことから
困憊してしまったり、「ずっと集中しなければならないため気力が持たず、途中からは
消化試合・やっつけ仕事的に臨むような態度になってしまった…」と言うようなおざな
りの姿勢が見られたりします。
ここで注目すべき点は「自分の能力・相性と確実に見合った分野のインターンシップ」
を利用することで、この場合は長期インターンシップを申し込む上でなるべく精力的な
疲労を軽減しておき、〝得るものを多くする〟といった的確な試みが必要です。この際
には事前の情報収集が必須となるでしょう。
短期インターンシップを利用する際には、派遣のように多数の企業にケジュールを組ん
で参加することができるため、「自分に見合った分野の仕事・企業」をなるべく柔軟な
視点をもって選ぶことができます。
この2点から見ても「自分の能力に見合ったインターンシップを利用すること」が長期
・短期を選ぶ際にも必要で、とにかく自分が確実にこなせるスケジュール・分野を確認
しておく必要があるでしょう。

長期型インターンシップのメリット

最近では中小企業やベンチャー企業をはじめ、多くの独立会社が率先して採用している
のがこのインターンシップです。そしてその場合、多くは長期型インターンシップでの
メリットが見られます。
長期型インターンシップでは、まとまった一定期間で集中的に作業ノウハウを詰め込み
、その上で実践的な仕事内容・対応能力などを養えます。
つまり、そのインターンで〝特定の仕事分野に就ける即戦力〟を育成するのに最適とな
り、その上で社員個別の能力を理想の形で迎え入れることが可能になるわけです。
中小企業でもベンチャー企業でもまず採用する人材にはこの「即戦力となる社員」があ
げられ、就活生にその即戦力になれる素質があれば迷わず採用する傾向があります。
この場合でも長期型インターンシップでは、その企業分野で求められる能力を充実して
育てることができ、さらに就活生の場合ではそのインターンシップで内定をもらえるメ
リットも見られます。

内定をもらえる魅力

先述でもご紹介していますように、長期型インターンシップを経験し、そこで目覚まし
い成長をすることができた就活生には「内定がもらえる」といった大きなメリットがあ
ります。
主にインターンシップでは「特定の仕事内容を理解し、実際の作業を経験して社員と同
程度の能力・スキルを獲得させること」を目的とし、いわゆる研修期間と同じように実
務経験によってその実績が評価されます。
会社同士の連携もあるため、そのインターン先から派遣元の本社・支社への推薦なども
普通に見られ、そうした会社側のフォローによって内定が決められることも一般に多く
見られます。
この点から見ても、就活を短期間で終わらせ、なおかつ理想の就職先に就職する際にも
非常に大きなメリットとなるでしょう。

その会社のことがよくわかる

長期型インターンシップというのはその名の通りに〝長期で行なう研修期間〟となるた
め、インターン先の会社の方針・理念・仕事内容などを含め、それぞれの特徴やあり方
がさらによくわかります。
短期型インターンシップとの大きな違いはまずこの点で、継続的に研修をするだけでそ
の会社のことが否応なくわかります。
会社のことがよくわかる、というのは裏を返せば「その会社が自分に合っているかどう
か」もしっかり確認できるということで、就活を円滑に進めていく際の大きなステップ
となるでしょう。

サラリーマン生活を味わえる

これも長期型インターンシップを経験した場合によく言われる利点になりますが、新卒
の就活生というのはまだ社会に出たことがなく、実際に社会人として働くといったサラ
リーマン生活を知りません。
そのためどの研修先へ行った場合でも、従業員としての立場を取りづらく、場合によっ
ては〝取り付く島が無いこと(自分の仕事能力を発揮できるテリトリーがないこと)〟
によって本来自分に合った仕事でも敬遠してしまうこともよくあります。
サラリーマン生活を実際に味わい、一般の会社に勤める社員がどんな仕事をしているか
、ということを経験することによって、まず「自分が社会人になること」への自信を身
につけることができます。
その上で、自分の能力に見合った仕事分野を見つける際にも冷静な視点を採り添えるこ
とができ、就活する場合には「自分の能力にまったく見合っていない会社に入ってしま
った…」と言うような初歩的な失敗がなくなります。

長期型インターンシップのデメリット

主にインターンシップというのは、「大学在学時に企業先へ申し込み、自分が目指す企
業への内定をもらいやすくするため、本名の会社やその関連会社に出向いて行う研修期
間」のことを指します。
そのため多くの就活生は〝卒業間近に就職活動を集中的に始める〟という形になり、そ
のプランのあり方によっては、学業と就活との両立が遥かにむずかしくなる可能性が出
てきます。
また長期型インターンシップの際には、通常の社員と同程度の責任が課される場合もあ
るため、それだけで気力がなえてしまうこともあります。
就活生が社会的責任を負わされるというのは、想像以上のプレッシャーが予想されるた
め、この点も甘く見ないことが大切です。
さらにインターンシップを本格的に活用しようという場合、せっかく大学に入ってゆっ
くり楽しもうと思ったのに、遊ぶ時間が大幅に削られてしまうといったデメリットも見
られます。
インターンシップを本腰入れて利用する場合には、まずインターンシップがどういうも
のかについて下調べしておき、自分の生活状況と適合する環境の確保が必要です。

学業との両立が難しい

大学で申し込めるインターンシップは一般的に3年次や4年次からとなりますが、有名大
学や特定の大学の場合は1~2年次からでも申し込むことが可能で、その場合はとくに「
学業とインターンシップ(研修期間)」との綿密かつ柔軟なスケジュールプランが必要
となります。
この学業との両立という点で挫折してしまう学生・就活生も多く、場合によってはその
インターンシップでの挫折を深く抱え込んだまま、退学してしまう学生もいるほどです

3~4年次でインターンシップを申し込む場合はあるていど卒業単位を修得できているた
め、比較的、学業との両立は問題にならないでしょう。
しかし、1~2年次でインターンシップを申し込む場合は短期型インターンシップを組む
ことがおすすめで、とくにこの場合では「仕事というのはどんなものか」という点に着
目する形で、さらっとその期間を過ごすことがベターでしょう。

アルバイトやサークル活動をする時間がない

これは先述でもご紹介しました「1~2年次でインターンシップを利用する場合」のデメ
リットです。
そもそも大学としては「現役で就職できる学生」を増やすことが大きな社会的実績とな
るため、とにかく就活に益となるものには率先して力を入れます。
そのうちの就職斡旋ツールにこの「インターンシップ」があり、たとえ1~2年次の学生
でも「一度、申し込んでみたい」と希望した学生に対しては、十分すぎる程にサポート
してくれるでしょう。
ですが、そのインターンシップ申し込みによって実際に苦労するのはその学生本人で、
とくに1~2年次で申し込んだ場合には時間の管理が大変です。
1~2年次までの学生は、「今までの受験戦争がやっと終わって遊びたい」「遊びたいつ
いでに自分の可能性を確かめるべく、いろいろなサークル活動をして仲間と楽しみたい
」などといったさまざまな夢や希望を持つものです。
そうした夢・希望が「時間がないこと」によってどんどん削られる場合もあり、それだ
けで大学生活そのものに挫折感を覚えたり、あるいは就職そのものに大きな不安を抱え
てしまったりする場合もあります。
また、大学生活をエンジョイするためにアルバイトで稼ぎたい学生も多くいるでしょう
が、インターン期間中はそのアルバイトも満足にできません。
加えてインターンシップを利用して特定の会社で研修を受けた際、その研修期間中に会
社側からクレームが付いたりした場合には、3~4年次生になってまたその会社への就職
希望が芽生えたときに、なかなか理想通りに就活を進められなくなることもあります。
「インターンシップを申し込んでしまったばっかりに…」といったことがないようにす
るためにも、必ず「確実に自分がこなせるインターン内容・期間」をあらかじめ選定し
ておきましょう。

身に着けたいスキルからインターンシップを選ぶ

さて、ここではインターンシップの選び方についてご紹介します。
インターンシップは先述からご紹介していますように、「特定の能力・技術を身につけ
るための研修期間」となります。
そのため、あらかじめインターンシップを大学などから申し込む際には、そのインター
ンシップで経験できるいろいろな仕事の識別がなされます。
〈一般的なキャリア体感プログラムの分野〉
・マーケティングスキル
・営業ハウトゥ
・事務職系スキル
・企画やプロジェクト能力(いわゆる企画力)
・情報処理スキル
・IT能力の向上と促進
・ライティングスキル(加筆修正・製本作業などを含む)
・デザインスキル(コンピューターグラフィックスなど)
・土木建築に関する技術(特定の資格が必要で課程履修の場合は可)
・介護技術(特定の資格が必要で課程履修の場合は可)
・教員スキル(特定の資格が必要で課程履修の場合は可)
・学芸員や図書館司書(特定の資格が必要で課程履修の場合は可)
まだまだたくさんあげられますが、大学によっては外資系企業やベンチャー企業へのイ
ンターンシップも率先して行なっており、少しでも多くの学生の能力・相性に見合った
経験分野を用意しています。
これらの中から就活生は〝自分に最適だと思われる分野〟や〝一度経験しておきたい分
野〟などを選定しておき、実際に体験してみたいインターンシップの申し込みをします

まずは就活時に用意されているインターンシップの分野・内容から、自分が「これなら
責任を持って研修できる」「これは自分の将来のためにどうしても経験しておきたい」
と強く思えるものをいくつかピックアップしておくとよいでしょう。
そのうちから消去法などで自分の最適な分野を引き出してみて、その分野のインターン
シップに申し込んでおけば、比較的自信を持って臨むことができるでしょう。

自分の性格や能力に最適のインターンシップを選びましょう

今回は「長期型インターンシップ・短期型インターンシップ」の区別をもって、各イン
ターンシップを申し込む場合のメリット・デメリットや注意点などについてご紹介しま
した。
インターンシップというのは就活生が自由に活用できる「就職へ向けての研修期間」と
捉えてもよく、場合によってはそのインターンシップを経験することにより、そのまま
内定がもらえるという〝凄み(破格のメリット)〟もあります。
また特定のインターンシップによっては給料が発生する場合もあるため、学生・就活生
によっては、アルバイト感覚で、社会人がしている仕事と同じ仕事を体験することもで
きるでしょう。
つまりインターンシップというのは「自分磨きをする研修期間」となり、飽くまでも就
活生各自にとって〝自分の能力を活性させて将来に役立てる大事な期間〟とも受け取れ
ます。
ぜひインターンシップを「自分の能力を確実に引き出す特別な期間」として大切にし、
就活する際の大きなステップにしてみましょう。