就活コラム

2019/08/27

弊社と当社の違いとは?知らないと恥をかく!ビジネス用語の正しい使い分け

「弊社」と「当社」の違い、あなたはご存知ですか?実は、状況に応じて使い分ける必要があるんです。

とはいえ、社会人でもないのに、細かい違いなんてわからないですよね。そこで本記事では、弊社と当社の違いや、それぞれが使われる場面のほか、弊社・当社と同じ意味で使われる別の表現を解説します。

就活情報を中心に扱うシーズラウンジが、わかりやすくまとめたので、最後まで読めばしっかり使い分けができるようになります。

弊社・当社とは?

弊社・当社は、話す本人が勤務している会社を指します。

「うちの会社」「自分の勤務先」のように私生活で使うような砕けた言葉ではなく、ビジネスで使うための言葉です。ビジネス用語は、社会人になるにあたって絶対に必要な知識なので、覚えておきましょう。

「弊社」と「当社」敬語の違い

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次に、弊社と当社の意味の違いを説明していきます。実は、この2つの単語には敬語としての明確な違いがあります。

一体どのような違いがあるのか、これから確認していきましょう。

「弊社」は謙譲語

弊社は、「私が勤務している会社」という意味の謙譲語です。

謙譲語とは、自分の地位を低く見せるための表現です。「弊」には「くたびれる」という意味が存在し、「くたびれた会社」と表現することで、下の立場にいるのを伝えます。

社会人になると、敬語を使う場面がたくさん出てきて使い分けが大変になりますよね。しかし、意味を覚えておけばそれぞれの使用用途がわかるので、事前に尊敬語、謙譲語、丁寧語の意味を調べてみると良いでしょう。

「当社」はただの名詞

当社も、「私が勤務している会社」をビジネスの場面で用いるための形に直した単語です。

言葉の意味だけ見ると、弊社と全く同じですよね。しかし、当社は社内の人とコミュニケーションを取る際にしか使用できません。社外の人やお客さんに対して当社を使用してはいけないのです。

その理由は、当社の当にあります。当には「その」という意味しか含まれておらず、敬う意味、謙る意味、丁寧な意味が含まれていません。

ですから、お客さんやクライアントなど下の立場であることを伝える必要のある社外の人には当社は不適切となります。

「弊社」と「当社」ビジネス用語の正しい使い分け

では、弊社と当社はビジネスにおいてどういった使い分けをするのが正解なのでしょうか?
間違えて使用すると恥ずかしいので、しっかり確認しておきましょう。

「弊社」は社外で使う

弊社は社外の人に対して使います。

先ほど説明したように、この単語は謙譲語です。そのため、取引先や営業先などへりくだることで敬意を表す必要のある社外の人に向けて使用されます。

具体的なシチュエ―ションとして、メール・電話などでの取引状況の確認や直接訪問してサービスの紹介を行う際などがあげられます。

社内の人に対して弊社を使用するのは関係上不適切なので、注意してください。

「当社」は社内で使う

当社は社内の人に対して使います。

特別丁寧になる表現は含まれていません。ですから、社内でプレゼンを行なったり、何かを説明したりする場合に用いるのが適切です。

失礼になるので、間違っても当社を社外の人に使わないようにしましょう。

「弊社」と「当社」の間違いやすい注意点

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次は、弊社・当社を使用するときの注意点を解説します。社会人でも間違えることが多い内容なので、この機会に正しく理解しておいてください。

メールでも口頭でも使い方は一緒

メールの場合でも、会話で使う際と使い方に違いはありません。

・社外の人と話しをするときは、弊社。
・社内の人と話しをするときは、当社。

これさえ覚えてしまえば、会話であれメールであれ恥ずかしい思いをすることはありません。これだけは忘れないように覚えておきましょう。

小社は弊社と同じ意味

「小社」とは、自分が勤務している会社を謙遜して言う言葉です。

謙遜する=へりくだるわけですから、意味は弊社と同じ。しかし、小社は話し言葉には使用せず、書き言葉として使います。

さらに、小社は弊社よりも尊敬の意が低いです。よって、基本的には小社よりも弊社を使用します。難しいことは考えずに、「社外の人には弊社を使う」と決めておけば間違いありません。

銀行では「弊行」「当行」

銀行では、会社でいう弊社が「弊行」に、当社が「当行」と言い方が変わります。しかし、意味合いや使い方に、どちらも変わりはありません。

ただし、銀行務めの方に限っては弊行と当行を使わなければいけません。なぜかと疑問に思う方もいるかと思いますが、特別な意味はほとんどなく、昔からのなごりと考えて良いでしょう。

「弊社」と「当社」同じ意味合いで使われる別の表現

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弊社と当社と同じ意味でも使われる表現として、小社や弊行・当行を紹介してきましたが、実は他にもあります。

そこで最後に、弊社と当社と同じ意味合いでも、言い方が違う言葉とその意味、使い方をご紹介していきます。これを覚えてしまえば、もう完璧です!

わが社

「わが社」は、当社と意味合いや使い方がほとんど一緒です。「私が勤務している会社」をビジネスの場面で用いるための形に直した単語であり、丁寧な意味はないのです。

しかし、話し手の自社に対する誇りが含まれた表現ともいえるため、役職の高い人や社長・役員の方が使うのが一般的です。新入社員や若手が使用すると違和感を持たれることがあります。

厳密に言うと使用禁止という訳ではありませんが、新入社員や若手社員の内は、当社を使用するのが一般的だと覚えておきましょう。

私ども

「私ども」は、一人称の人代名詞であり自分、または自分の家族・集団などをへりくだっていう言葉です。

社会では、自分のお店や自分の会社という意味でも使用されています。「私ども」は、弊社や小社、弊行と同じく、謙譲語であるため社外の人と会話するときやメールをする際に使用します。

社内の人に使用するのは正しい使い方ではないので気を付けるようにしましょう。

自社

自社は、当社と意味合い・使い方が一緒です。

また、他社の対義語でもあるので、社外の人ではなく、社内の人に対して使います。社内で上司や同僚との日常会話をする際は、当社よりも自社を使用する方が違和感の無いスムーズなコミュニケーションが取れるのでオススメです。

しかし、社内のプレゼンや会議、ミーティングなどの際には当社を用いた方が丁寧です。時と場合に合わせて上手に使い分けられると良いですね。

まとめ

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学生生活であまり意識することのない言葉の使い方。社会に出ると、まず言葉の使い方や、正しい話し方を覚えることに苦労します。

「弊社」「当社」「小社」「自社」「わが社」…

社会では、言葉一つ言い間違えただけで信用を落とすことに繋がるケースもよくあります。自分の務めている会社の人と外部の人とで使う言葉を変えるのは、自分だけでなく会社のためにもとても重要です。

特に会社に関する言葉は、就活や入社後でも使う機会が多いので意味とその使い方はなるべく早く覚えてしまいましょう。