就活コラム

2019/06/18

部活やサークルに入っていないと就活で不利になる?ならない?

就活のガクチカを話す際、部活やサークル活動について語る人は多いと思います。ですが、「部活・サークル活動をどうアピールすればいいのか分からない」と考えている人は少なくはありません。また、部活やサークルを途中で辞めてしまっていたり、入っていなかったりする人は「入っていなかったことが就活で不利なのではないか?」と不安に思っていることでしょう。ここでは企業側が皆さんの部活・サークル活動の話を通してどんな事を知りたいのか、また何も所属していなかった人はどうすればいいのかについて紹介します。

企業が部活やサークル活動について質問する意図とは?

「人間性」を知りたい

学生時代の大きな部分を占めているのが部活やサークル活動です。
その人が部活やサークル活動にどのように取り組み、そこでどのような役割を担っていたか、そして活動を通して何を得て、何を学んだかを聞くことで、その人の人柄や人間性が見ようとしています。

「能力」を知りたい

部活やサークル活動についての質問を聞くことで、その人がどのような行動をしてきたかが分かります。
活動の中での目標や問題解決の経験を経てどのように成長したか、そしてどのような結果や価値を見出したのかを知り、その人が自社で働くことになった時、どう活躍できるのかをイメージする材料となります。

「人間関係」を知りたい

部活やサークルは当然一人ではありません。
会社も同じで多くの人とコミュニケーションを取り、協力して仕事をし、成果を出さなければなりません。部活やサークル活動で周りの人と協力して何かを成し遂げられた経験があれば、会社で働く上での基礎ができていると判断することができます。

就職活動で評価されやすい部活やサークル活動の経験

・全国大会に出たり、世間から注目されたりしたような活動をしている部活やサークル

・忍耐力が必要で上下関係にも慣れている、一般的に「体育会系」と呼ばれている部活やサークル

・企業側が思わず興味を持ってしまうような部活やサークル

ですが、上記以外の部活やサークルに入っている学生でも、企業側に自分の部活やサークル活動についての活動や経験をアピールすることはできます。

どんな部活やサークルでも重要なことは、自分の部活やサークルを通して学んだことや経験をいかに面接官にアピールできるかなのです。

部活やサークル活動をしていなかった場合

大学生ともなると部活に入っている人の方が少ないと思います。またサークルも入ってはいるものの活動に全く参加していなかったり、入ってすぐに辞めてしまったりしている人も少なくはないでしょう。そんな方でも大丈夫です。たとえ部活やサークル活動をやっていなかったとしても、代わりに学生時代にどんなことに取り組みどのような経験をしてきたかを伝えられるようにしましょう。

【部活・サークルに入っていない理由を聞かれた時】

・入らなっかた理由を素直に答える

部活やサークルに入っていなかったという理由で企業側からの評価が低くなるわけではありません。
入っていない理由を聞かれても嘘をつかずに素直に答えましょう。

・部活やサークル以外で熱中したこと、自分の取り組んできたことをアピールする

就活生の中には、部活やサークルに入らなかったことに対して悲観的になっている人がいるかもしれません。
しかし、部活やサークルに入っていなかったことを決して後ろめたく感じる必要はありません。ゼミやボランティア、アルバイト、留学、インターンなど、趣味や資格取得でも構いません。

大事なのは、その経験から何を学び、どう成長したかという点です。部活やサークル以外のことが、むしろ高評価に繋がる可能性があります。

【部活・サークルに入っていない理由を聞かれた時の注意点】

・自分が取り組んできたことや経験から学んだこと、成長過程を話す

部活やサークル活動の代わりに取り組んできたことをアピール際のポイントとしては、何を目標・目的として取り組み、そこで直面した問題や課題を解決するために行った努力や工夫、その経験を通して学んだことや成長できたことを簡潔に話せるようにしましょう。

・嘘をついたり話を盛ったりしない

部活やサークルで活躍してきた人達に負けないようなエピソードを話したいと思うあまり、嘘をついたり話を盛ってしまう人がいますが、面接官は何百人、何千人もの就活生を見てきているため、その後の回答に矛盾が生じ、すぐに嘘だと見破られてしまいます。なので、話す内容について嘘をつかず正直に話しましょう。

・自慢話にならないようにする

もし大きな成果を成し遂げられていたとしても、自慢話に聞こえるような伝え方にならないようにしましょう。アピールになるのは、結果よりもどのようにしてその成果を得たのかという過程です。

企業が本当に求めていることとは?

企業が採用で一番重視しているのは、「入社した後活躍してくれるかどうか」「一緒に働きたいかどうか」ということです。なので企業はサークルやゼミ、ボランティアなどは気にせず、自社で働く人をイメージをできるかどうかを判断するために「人柄」「熱意」「可能性」を見ています。

【企業はなぜ「人柄」「熱意」「可能性」を重視しているのか?】

企業がなぜ「人柄」「熱意」「可能性」を重視しているのかというと、新卒採用がポテンシャル採用だからです。即戦力なら中途を雇えばいいですが、企業が新卒に期待しているのは「入社後、実力をつけて、将来、企業の中核として活躍してくれること」です。ポテンシャル採用とは、潜在能力を重視した選考により、今後、大きな成長が期待できる人材を採用することです。将来活躍できるか見るためには、その人がどのような人柄・性格か?その企業に対してどれくらいの熱意・情熱があるか?伸び代があるか?で決まります。そのため、「実績があるから仕事ができる」とはならないため、企業は部活やサークルといった経験の内容自体は評価されないのです。

【どうやって企業に「人柄」「熱意」「可能性」をアピールするのか?】

・人柄

人柄とは、「あなたがどういう人間か?」ということです。
自分がどういう人間かを伝えるためには「学生時代に頑張ったこと」をしっかり伝えるのが一番です。人柄をアピールするときは、こういうことをしました!こんな結果を出したました!とアピールするのではなく、「こんなことを考えて取り組み、こんなことを考えて行動しました」という「思考や行動のプロセス」を伝えることが大事なのです。

・熱意

「企業への熱意」を重視している企業は多いですが、アピールできている学生はほとんどいません。
企業への熱意をアピールする時は、「なぜあなたはこの会社を志望するのか」を伝えるために、会社を褒めるだけでなく「なぜこの会社で仕事がしたいのか」「この会社で何がやりたいか」「なぜやりたいのか」を人生経験を元に伝えましょう。

・可能性

「今後の可能性」をアピールするのは難しいと感じる方が多いと思います。

今後の可能性をアピールする際のポイントとしては、「入社後に自分の能力をどう活かせるか」をアピールするために自分の長所だけでなく、その長所が会社でどう活かせるのか?を伝え、企業にあなたの活躍する姿をイメージさせることが重要です。

本質を見誤るな!

部活やサークルの経験の有無が就活に影響するのかというと、基本的には影響しません。大きな経験を残していた場合はその成果自体がアピールになることもありますが、ほとんどの企業は部活やサークルの経験自体を重要視している訳ではありません。大切なのは、どのような部活・サークルをやっていたか、どのような役職に就いていたかということではなく、その活動を通しての行動や思考です。部活やサークルを通して何を学んだか、具体的に何を頑張ってきたか、結果として何を得たかを伝えられるようにしましょう。