就活コラム

2020/07/03

学歴社会の終わりは来る?今後の就活生が意識すべきこととは

日本の社会では、昔から学歴というステータスが重視されてきました。
皆さんも、社会の中で一度はこんなシーンを体験したことはないでしょうか。

Aさん:「大学生です。」
Bさん:「そうなんだ。どこの大学なの?」

人によっては、「すごいね!」と褒められる人も居れば、「そうなんだ!頑張ってね!」と、
どこか気を遣われることもあったでしょう。

就活シーンで初対面の相手との会話で必ず出てくるこの会話。
皆さんも必ず1回は経験したことがあるのではないでしょうか?

「学歴社会は終わった」「個性や人となりが評価されるようになってきている」などといわれてはいますが
就活において学歴が重要である事実は完全には否定できません。
今回は、学歴社会についての就活シーンでの現状と、企業側の捉え方について解説します。

学歴社会とは

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学歴社会とは、社会的出自,本人の能力・業績・人格などに比べて学歴 (学校経歴) が職業,所得,社会的威信,社会的地位を決定する度合いの強い社会のことを言います。要するに、何かを判断する時や選抜を行うときに、個人の能力や専門性ではなく学歴が重要視されている社会の事です。よくある例が、有名大学出身の者が就職活動で有利となることです。ESでは、大学名で通過する人がいる反面、大学名で次の試験に進めない者がいます。このように、個人の能力・専門性が評価されずその人の所属や学歴、知名度などが優遇されている世の中のこと学歴社会と言います。

日本の就活での学歴社会の現状と例

「学歴社会は終わった」「学歴偏向は古い考え方だ」といった意見も多く聞くようになってきましたが、現代の日本では、まだまだ学歴社会の文化が根強く残っています。特に就活においては、学歴社会を感じやすいのではないでしょうか。

企業によっては、偏差値の低い大学の就活生は、説明会への参加さえできないこともあります。
実際に、いわゆるFラン大と呼ばれる大学の就活生が、自分より偏差値の高い大学の友人と、同じ企業の説明会にネットから申し込んだところ、友人は日程を選択する画面が表示され、自分には”満席”と表示されていた、といった話は有名です。
説明会に参加できたとしても、エントリーシートの中身を見てもらうことなく、大学名だけで落とされてしまいこともあります

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また、「学閥」が力を持っている組織も、一部ではまだまだ存在します。学閥とは、「出身校や学派の同一性に基づいて形成される集団」のことです。いわゆる、同じ大学のOBネットワークのようなものです。
就活の場面で言えば、特定の大学の就活生には、同じ大学出身者のリクルーターがつく企業もあります。リクルーターがついた場合、面接の前後でフィードバックをもらえたり、特別選考枠にのれたりと、就活で有利に働きます。

このように、就活時にはもちろん、入社後にも学閥の強さを目の当たりにする機会もあります。
企業によっては、特定の学閥の発言力が強かったり、力のある学閥に所属していれば出世がしやすかったりというケースもあるそうです。

「高学歴=仕事ができる」なのか?

上記のように、就活だけでなく、就職後にもメリットを享受できる高学歴層。やはり、高学歴層は実際に仕事ができるからこそ優遇されるのでしょうか。
答えはNOです。高学歴だからといって、必ずしも仕事ができるわけではありません

なぜなら、高偏差値の大学に入るために必要な努力・能力と、仕事で結果を残すために必要な努力・能力は、完全に一致しているわけではないからです。
営業職であれば、コミュニケーション能力が必須です。また、エンジニアやマーケティング等、人との関わりが少なそうな仕事でも、組織の中で働く限り、周囲と協調しながら物事を推し進める力が求められます。
仕事によって求められる能力は様々ですが、勉強ができるだけで成果を出せる仕事は多くはないでしょう。
そのため、高学歴だからといって仕事ができると判断するのは、少々アバウトすぎるといえます。

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なぜ学歴社会は終わらない?学歴社会のメリットとは

高学歴層が必ずしも仕事ができるというわけではないなら、なぜ学歴社会は今なお続いているのでしょうか。
その理由は、学歴が一定は信用できる明確な指標であることと、企業の採用の実態にあります

メリット①学歴は努力をはかる便利な指標

高学歴であれば必ずしも仕事ができるわけではないとはいえ、難関大学には一定の努力をしなければ入学することはできません。その努力はしっかりと評価されるべきです。
仕事において求められる能力は、”勉強ができること”だけではありませんが、”努力”はどんな仕事においても絶対に求められます。例えば学生の間ずっと勉強をしていて、高学歴ではあるものの、人と話すことが苦手な人がいたとします。しかし、勉強を通して努力をする癖がついていれば、コミュニケーション能力についても、努力を通して改善することがでしょう。
新卒で採用されるタイミングでは、みなが就業経験がない状態なので、できないことや苦手なことがあって当たり前です。そのためほとんどの企業が、いま何ができるかよりも、今後何ができるようになるかといったポテンシャルをみられます。その点で、努力する癖があるかどうかは、非常に重視されます。

それでは、スポーツや音楽など、そのほかの分野で努力してきた人はどうでしょうか。その人たちも、努力した経験があるといえるじゃないか、と思いますよね。
もちろん、勉強以外の領域に取り組んできた人の努力も評価されるべきです。
しかし、スポーツや音楽などの実績は、勉強と比較した時に、生まれた持った特性、いわゆる才能などにも左右されやすいものです。勉強も、稀に飛び抜けて暗記力がある人や、基礎を学ぶだけでどんな応用問題も簡単に解けてしまう人もいますが、スポーツや音楽などと比較すると、努力量が平等に結果に反映されやすいといえるでしょう。
また、スポーツや音楽でも、一定の成績を残せば、推薦やAO入試などの入試方法で、大学に入学することも可能なため、最終的に大学名で判断されるのも致し方ないのです。

メリット②効率よく選考ができる

学歴は、企業側が効率よく採用活動を進めるために、便利な指標だからというのも、学歴社会が終わらない理由の1つにあります。
企業の人事は、毎年多数の就活生から寄せられるエントリーシートをもとに、期日までに選考を終わらせなければいけません。有名企業にいたっては、数万人からのエントリーシートが届きます。
そうなると、全員のエントリーシートを隅から隅まで読むことは難しく、効率的に書類選考を進めるために、わかり易い物差しである学歴でジャッジせざるを得ないのです。
これがいわゆる学歴フィルターというもので、企業によっては、一定の学歴がないとエントリーシートの中身も見てもらえないこともしばしばです。

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▶︎どこまで通用するの?学歴フィルターの実態を具体例とともに解説!

変化しつつある企業の採用基準

学歴社会は、まだまだ根強く続くでしょうが、企業側の意識にも変化がみられるようになってきました。

以前と比べ、若年層の人口も減ってきていることから、企業側も自社で将来活躍しうる優秀な学生の獲得に必死です。そのため、企業が就活生を選ぶ立場から、就活生に選ばれる立場へと変化しつつあります。
募集を出すだけで、何千、何万とエントリーシートが届くような企業を除き、企業は採用戦略の変革を迫られています。

また、スタートアップやベンチャー企業などが続々と誕生している最近では、学歴以上に、「社風にフィットしているか」「成長意欲があるか」「入社の目的が明確か」といった、就活生の中身を重視する企業も増えてきています
入社後にいかに自社に貢献してくれるかをはかるためには、学歴だけでなく、入社して成し遂げたいことや、志望理由、仕事で将来どのような成果を出したいか等、解像度の高い自己分析ができているかどうかが非常に重要です。
そのため、企業がより深く学生について知るための、インターンシップや、面接という堅苦しい形式に縛られずに気軽に話をするカジュアル面談といった機会も、多く見受けられるようになりました。

学歴を重視する傾向は、大企業に比較的強くみられます。しかし最近では、大企業がベンチャー企業の採用要件・手法をベンチマークしているといった話も聞きます。
流動性の高い世の中で、常に時代に合わせたサービスを提供していくために、ベンチャーマインドのある学生を採用したいという思いが、大企業側にもあるようです。
こういった流れから、少しずつではありますが、学歴偏重の就活も、就活生の人柄や指向性を重視するものに変わりつつあります

学歴社会下で就活を乗り切る戦略とは

少しずつ流れが変わりつつあるとはいえ、まだまだ根強い学歴社会下で、自身のいきたい企業の内定を獲得するためには、どのように動きべきでしょうか。
自身が高学歴ではないと思う方は特に、下記を参考にしてみてください。

将来を意識し早めに動く

まだ本格的に就活を始める時期ではない、自分は就活生の学年ではない、という方も、早めに動くに越したことはありません。
以前は、エントリーが始まる3年生の春休みや、4年生になってから開始する人が大半でした。しかし、最近では、就活の開始時期が早期化しているといわれています。
その背景に、通年採用を始めている企業が増えたことや、学年不問で参加できる短期インターンが開催されるようになったことで、何年生でも就活に取り組めるようになってきたことがあります。このように、企業が優秀な学生と接触するために、本選考が始まる前に、学生と関わる機会を増やそうとする動きが目立ちます。

就活というと、リクルートスーツを着て、エントリーシートを書き、面接を受けることを想像する方が多いかもしれません。しかし、就活で最も時間を要するべきなのは、エントリーや選考ではなく、自己分析と企業研究です。
自分はどんな仕事がしたくて、どのようにキャリアを描きたいと考えているかを明確にし、それにマッチする企業をピックアップすることはとても重要です
企業にエントリーせずとも、内定者の先輩や、OBの方から就活の進め方について話を聞いたり、自分の学年でも参加できる就活イベントや短期インターンに参加してみましょう。
イベント情報は、digmeeなどでチェックすると便利です。digmeeのLINEを友達登録すると、定期的にイベント情報を送ってくれます。参加する際もLINEから申し込みができるので、気軽に利用しやすいでしょう。一部選考が免除される特別選考ルートなどの紹介を受けられる場合もあります。
▶︎友達登録はdigmee公式サイトから

就活支援サービスを利用する

リクナビ、マイナビといった大手就活ナビサイトは皆さんご存知かもしれませんが、それ以外にも、学生が無料で利用することができる就活支援サービスがたくさんあります。
中でも就活エージェントは、最近の就活市場に詳しいキャリアアドバイザーの方が、就活生1人1人につき、二人三脚で就活を進めてくれるサービスです。キャリアアドバイザーの方は就活に精通しており、各企業の採用要件についても知見を持っているので、学歴を重視しない企業を聞くこともできるでしょう

オンライン・電話面談も対応しているエージェント
▶︎キャリアチケット(東京/大阪/神奈川/福岡/愛知)
▶︎ハローナビ就活(東京)
※ ()内は会って面談する際の面談場所です。
対面での面談のみ対応しているエージェント
▶︎JobSpring(東京)
▶︎Conpiness就活エージェント(東京・福岡)

中でも、キャリアチケット年間1万人の就活生のサポートを行なっており、就活生からの評判もいいエージェントです。優秀なキャリアアドバイザーの方に就活の進め方を相談できることはもちろん、スケジュール管理や、自分に合った企業の紹介を受けられます。
多くの企業の採用コンサルティングも行なっているので、キャリアチケット限定の特別選考枠の紹介を受けることも可能です。
最初は緊張するかもしれませんが、キャリアアドバイザーの方は様々な学生の方の面談経験があるので、あまりかまえずに臨んでみましょう。

スカウトサービスを利用する

最近では、学生がプロフィールを登録すると、興味を持った企業がオファーがくるという、逆求人型の就活サイトが増えています。
企業側から「〇〇さんの△△といった経験に興味を持ちました。一度お話しませんか?」などとオファーを受けられます。
プロフィールには学歴を登録する項目もあります。自分の学歴がどういった企業に通用するのか気になっている人は、実際に登録してみて、どんな企業からオファーがくるのか試してみるのも良いでしょう。
企業からオファーをもらうだけでなく、自分のプロフィールのどこに興味を持ってもらえたのか、更にどこを改善すれば良いかなど、企業の方に聞くことも可能なので、キャリアについて思考を深めたい人はぜひ利用してみてください。

スカウトサービスの中でもOfferBoxは、登録学生110,000人超え、登録企業数も6,260社以上と、就活生にも企業にも支持されているサービスです。登録企業は、ベンチャー企業や中小企業から、経産省や資生堂といった、官庁や大手有名企業の名前もあります。
利用方法は、OfferBox公式サイトから会員登録し、プロフィールを入力するだけ。プロフィールを見て興味を持ち、オファーしてくれる企業がいれば、OfferBox上でメッセージのやりとりができるので、そちらで実際に企業の方と会う日程を調整する流れになります。
中堅大学や、それ以下の大学の就活生の方でも、プロフィールを8割以上埋めたら、月に10件ほどオファーをもらうようになったとの声も多数聞きます。利用しない手はないでしょう。

まとめ

学歴社会はまだまだ続いているものの、ベンチャー企業やスタートアップの登場により、学歴でなく個々人の指向性やキャリア観を重視する企業も徐々に増えてきています。
それに伴い、企業の採用手法も年々形を変えつつあります。
学歴社会を悲観的に捉えすぎることなく、まずは自身がどういったキャリアを構築していきたいのか、しっかりと考えることで、自身に適した就活の方法で1社目を選ぶことが重要なのかもしれません。