就活コラム

2019/05/09

【就活生必見】モチベーショングラフの書き方のコツから使い方のポイントまで見本付きで解説

就活を始めるにあたって、「まずは自己分析をしましょう」とよく耳にします。

しかしながら、いきなり自己分析をしろと言われても困りますよね。大半の学生は、就活を始めるまで自己分析などしたことがない人がほとんどです。何をどうしたらいいのかわからなくても無理はありません。

そこでおすすめなのが、モチベーショングラフです。これを使えば、自分の大切にしている価値観や特徴などが分かります。

本記事ではモチベーショングラフの解説や書き方、さらにはESや面接への活かし方まで紹介していきます。就活に出遅れたくないけど何をしたらいいのかわからず困っている人は、ぜひ就活のスタートとしてモチベーショングラフを作成してみてください。

モチベーショングラフとは

モチベーショングラフとは、これまでの人生をモチベーションの動きと一緒に振り返る自己分析方法です。

生まれた時(あるいは中学校入学以降、などの一定の時期)から現在までの出来事を、モチベーションの上下と一緒に振り返ることで、自分のモチベーションが上がり下がりするタイミングを明らかにしていきます。

そもそも就活における自己分析の目的は、将来やりたいことややり続けられることを明らかにして、業界や会社選びの参考にするためです。それには自分の人間性を自分で理解する必要があります。

モチベーショングラフを用いると、楽しい・やる気があったという正の感情と、辛い・しんどいといった負の感情の間の揺れと一緒に過去の出来事を振り返るので、行動と感情の繋がりが分かります。

また過去の出来事をなかなか思い出せないとき、自身のモチベーションの上がり下がりを振り返ってみると、その時期に何があったか見えてくるときもあります。過去を振り返ることで行動の動機が分かるモチベーショングラフは、自己分析の第一歩といえるのです。

自己分析でモチベーショングラフを書くメリット

モチベーショングラフについて述べてきましたが、ここで改めて自己分析で利用するメリットについてまとめていきます。

就活で使うエピソードを見つけられる

1つは就活で使うエピソードが見つけられる点です。

ESや面接においてガクチカや自己PRは必要不可欠で、面接官はこれらの質問を通じてあなたの過去の行動や性格を知ろうとします。裏を返せば、ガクチカや自己PRを上手に作れば企業に好印象を与える絶好のチャンスとなります。

内容は、ハッキリとした動機をもってとった行動を伝えるのがベストです。「○○をした」や「××と考えた」だけでは、なぜそのような行動をとったのか、あるいは考えた先に何をしたのかがわかりません。ですからガクチカや自己PRでは、①動機と②実際にとった行動をセットにしてアピールするのです。

そこで頼りになるのがモチベーショングラフ。これを使えば、過去にとった行動と動機を一緒に振り返れるので、ESや面接で使うエピソードをまとめやすくなります。

自己分析をしつつ、そのまま就活で使うエピソードにまとめられるのはたいへん効率的ですね。

自身の一貫した価値観を知れる

もう1つは自身の一貫した価値観を知れる点です。

モチベーショングラフは自身の過去についてひとつひとつの出来事を振り返るのではなく、もっと広い視野を持ち、これまでの約20年間のモチベーションの浮き沈みと一緒に出来事を振り返ります。

ESや面接で使えそうな経験を探そうとしても、なかなか簡単には浮かばなかったり、エピソードが思い付いても話すほどのことでもないと感じたりするでしょう。しかしモチベーショングラフを使えば、出来事の大小にとらわれず、「自身のモチベーションの揺れ=一貫した価値観」が可視化できます。

たとえばモチベーションが高まっていた瞬間が、「友達の相談に乗ってあげた時」「サークルの広報担当としてたくさんの新入部員を勧誘できた時」だったとします。

この2つは一見あまり関連性がなさそうです。しかし、それぞれについて「なぜモチベーションが高かったか?」を考えると、意外な共通点が見えてきます。

「友達の相談に乗ってあげた時」に自分がどう感じていたかを掘り下げたら、「友達が自分のアドバイスを聞いて前向きになれたのが嬉しかった」で、「サークルの広報担当としてたくさんの新入部員を勧誘できた時」が「自分の話が新入生に響いて入ってくれたことに達成感を覚えた」だとすると、この2つの出来事の共通点は「自分が誰かに良い影響を与えられた」ということになりますよね。

このように共通点を見付けることで、自分が本質的にどういう志向なのかが浮き彫りになります。

一つの出来事ではなくこれまでの人生単位で振り返るため、モチベーションが上がりやすい時や、逆に落ち込んでしまうときの傾向が分かります。これにより一貫性のある志望動機やガクチカ、自己PRになるため説得力が出るのです。

モチベーショングラフの書き方と例

ここからはモチベーショングラフの作り方と例を紹介していきます。初めてモチベーショングラフを作る人は、紹介する例を参考に作成してみてください。

①時間とモチベーションの2軸を書く


まずは上図のような時間とモチベーションの2軸を書いていきましょう。横軸は年齢で、グラフの右に行くにつれて歳を重ねていきます。縦軸はモチベーションの高低を表し、上に行くほどモチベーションは高く、逆に下に行くほど下がります。

小学校以前、中学校、高校、大学と分けておくと、グラフを書きやすくなるので、ざっくりとでも目印を書いておくのがおすすめです。

②モチベーションの起伏と出来事を書く


グラフの枠組みができたら、早速これまでのモチベーションの変遷を書いていきましょう。

グラフの書き方は大きく2つの方法があるので、自分がやりやすいなと感じた方で取り組んでみてください。

1つ目はモチベーションの記憶からたどる方法です。「小学校の頃は毎日楽しかったな」「中学2年の時は毎日しんどかったな」など、感覚的な記憶からモチベーションの起伏を書き起こします。その後、「なぜあの頃は楽しかったんだろう、少年野球に打ち込んでいたからだ!」「なぜしんどかったんだろう、部活をやめて燃え尽き症候群だったんだ」などと、「なぜそのような感情になったのか」に対し、特に影響の大きかったエピソードを書き連ねていく方法です。

2つ目は具体的なエピソードからたどる方法です。転校の経験やクラブチームに入った経験など、身の回りの環境変化が多かった人はこちらの方が向いているかもしれません。これまでの人生で転機となった出来事を洗い出し、それが自身にどんな影響を与えたのか考えながらグラフを作成する方法です。

自分に合った方法で、モチベーショングラフを書いてみましょう。昔のことはなかなか思い出せない人もいると思いますので、一度書いたら終わりではなく、定期的に見直したり振り返るのもポイントです。

③モチベーションが最高・最低なときの感情を深掘る

モチベーショングラフを一通り書き上げたら、次にモチベーションが最高・最低な時の感情を深掘っていきます。

これまでの人生の中で特に頑張れたときと苦しかったときはなぜそのように感じたのか、具体的にはどのような心境だったのかを、当時を思い出しながら深掘っていきましょう。

このタイミングで具体度を高めておくと、ESや面接でも詳しく話せるため、相手に伝わりやすく、説得力のある話ができます。まずは、特にモチベーションが高かったときと低かったときのことを思い出しながら具体的なエピソードをまとめましょう。

モチベーショングラフの使い方


ここからはモチベーショングラフの使い方を解説していきます。モチベーショングラフは書いただけではあまり意味がありません。モチベーションの高低を見るだけでなく、使い方を知って、最大限活用していきましょう。

出来事の共通点と差異を探る

使い方のポイントの1つは、出来事の共通点と差異を探る方法です。

まずはモチベーションが高い時、あるいは低い時のそれぞれで考えます。高い時の出来事を拾い、そこにに共通点がないのかを探すのです。上の例でいうと、人とのかかわりが増えるタイミングが、モチベーションが高くなる傾向にありますね。

逆に低い時ごとでも比較をしてみて、同様に出来事の共通点を探しましょう。上の例では、現状に疑問を持ったり、変化がないと感じたりしたタイミングで、モチベーションが最低になる傾向です。

次にモチベーションが高い時と低い時の差異を考えます。これをすることでモチベーションの根源を明確にしたり、共通するキーワードが見えてくるでしょう。上の例であれば、「人間関係」、「変化・刺激」あたりが浮かびますね。

出来事の共通点と差異を探ることで、モチベーションが高いときと低いときの出来事や心情が明確になり、就活でも話しやすい形にまとまるのです。

モチベーションが上下しているタイミングを深掘りする

もう1つのポイントは、モチベーションが上下しているタイミングを深堀りする方法です。

これまではモチベーションの高くなった点や低くなった点を見ていましたが、ここでは上がり始めや下がり始めを見ましょう。

モチベーションが上がり始めたタイミングは何か良い変化があったときだったり、悪かった状況が改善したりしている場合が多いです。自身のモチベーションが上がったきっかけや、困難を乗り越えるためにどうしたのかが見えてきます。ガクチカや自己PR に使えるネタ見つかるでしょう。

一方でモチベーションが下がり始めたタイミングは、良くない変化があったときです。ここを明らかにすると、困難に直面した時の自身の行動特性や苦手分野が見えてきます。そうすれば今後改善すべきことやガクチカのテーマが見つかるだけでなく、企業選びの段階で社風との比較もしやすくなります。

このように、モチベーションの上下しているタイミングを明らかにすると就活で使えるエピソードが見つけやすくなったり、選考を受けるべき企業かどうかを判断する材料にもなるのです。

モチベーショングラフのテンプレート

ここまでモチベーショングラフの書き方や使い方について述べてきました。しかしまだ作り始めるのが面倒だと感じる人もいるでしょう。そこで、モチベーショングラフのテンプレートを2つ用意しました。

手書き用テンプレート


1つ目は手書き用のテンプレートです。手書きだと曲線で描いたり、ちょっとしたメモ書きが容易になったりと自由にカスタマイズできるので、一番おすすめの方法と言えます。

なかなか気が進まないと感じているあなた!紙とペンさえあれば書き始められるので、編集部が用意したフォーマットをすぐにダウンロードして作成を始めましょう。

エクセル用テンプレート


2つ目はExcel用のテンプレートです。手書きよりもExcelで作成したい、紙だとなくすから不安と考えている人はパソコンでの作成がおすすめになります。

ファイルをダウンロードしたら、モチベーションと書いてあるB列の数値のみを自分用の数字に変更してください。出来事をメモしたいときには、Excelファイルの上部から「挿入⇒テキスト⇒テキストボックス」の順で、気になる部分をメモしておくと良いでしょう。

自己分析には診断ツールも使ってみよう

自己分析に使えるモチベーショングラフについて解説してきました。しかし、モチベーショングラフを書いてみたもののピンと来ない人や、エピソードをまとめづらい人もいるでしょう。

そんなときは他の診断ツールも同時に用いることで、自己分析の精度を高めるのがおすすめです。ここからはモチベーショングラフ以外の、おすすめの自己分析診断ツールを紹介していきます。

OfferBox「適性診断AnalyzeU+」


1つ目は、逆求人型サイトのOfferBoxが提供するAnalyzeU+です。

AnalyzeU+ではあなたの性格気質を6タイプ25項目で診断してくれます。診断項目は社会人に求められる項目なので、診断結果から社会に出て活きる強みや克服すべき弱みが明らかになります。

モチベーショングラフと照らし合わせながら、自身の得意不得意やモチベーショングラフの上がり下がりに関連性はないのか見ていきましょう。

AnalyzeU+を利用するには、OfferBoxの登録が必須です。OfferBoxは逆求人型スカウトサイトといって、登録しておけば企業側から就活生にオファーが届くサービスになっています。利用しておいて損のないサービスなので、就活の可能性を広げるためにもぜひ登録しておきましょう。

キミスカの適性診断

2つ目は、キミスカの適性診断です。キミスカもOfferBoxと同様に逆求人型スカウトサービスを提供しており、そこが提供する適性診断もおすすめです。

キミスカの適性診断は、「性格の傾向」「意欲の傾向」「思考力の傾向」「ストレス耐性」「価値観の傾向」「ネガティブ傾向」「職務適正」「戦闘力」「虚偽回答の傾向」の9つの観点で診断します。

各診断結果を平均値と併せて表示してくれるのがおすすめポイント。強みや弱みといってもピンとこないことがあると思いますが、キミスカの結果は平均と比較してどのくらいかが見えるので、自信をもって就活で利用できるでしょう。

キミスカも逆求人型サイトですので、登録しておくと企業から声をかけてもらえます。OfferBoxにはない企業も利用していますので、こちらも登録するのがおすすめです。

キャリアパークの自己分析診断


3つ目は、キャリアパークが提供する自己分析診断ツールです。

この適性診断では、36個の質問から強みや弱み、向いている職業を導いてくれます。強み弱み以外にも適職を教えてくれるのは、志望業界から迷っている就活生にとってありがたいサービスといえますね。

こちらの診断ツールはオンライン上ではなく、PDFをダウンロードする形式なので、モチベーショングラフと合わせて一緒に紙媒体で作業できるのがいいですね。

ストレングスファインダー

4つ目は、ストレングスファインダーです。

ストレングスファインダーは177個の質問を通じて優先度の高い「思考」「感情」「行動のパターン」の特徴を分析し、あなたの資質を教えてくれるサービスになっています。この自己分析ツールは社会人も利用するほど、社会的に認められているツールです。

この分析は「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」という本についているアクセスコードを使って利用します。ひとつのアクセスコードから一度しか利用できないので、古本屋ではなく、新品を購入する必要があるのです。

本を買わないといけないことからわかるように、ストレングスファインダーはお金がかかるのが注意点です。しかし有料なだけあって精度の高い自己分析に役立ちますので、一度はやってみてはいかがでしょうか。

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まとめ

本日はモチベーショングラフを中心に解説してきました。

就活を始める第一歩として必要な自己分析。どうしたらいいか分からない人にとって、最初に手を付けるにはモチベーショングラフが最適です。
過去のエピソードやモチベーションの上がり下がりから、自分を見つめ直してみてください。

モチベーショングラフは少し面倒という人は、自己分析診断ツールも使ってみましょう。やり方は何でも構いませんので。早い段階から自己分析を始めることで精度を高め、納得のいく就活を実現しましょう。