就活コラム

2019/05/07

グループディスカッション対策をしよう

就活の選考過程で行われるグループディスカッション。試験や個人面接に比べてどのように対策すればよいのか頭を悩ませている人もいるのではないでしょうか。逆にいえばしっかりと対策できれば、一気に差をつけるチャンスでもあります。

企業がグループディスカッションを行う目的を知ろう

そもそも就活でグループディスカッションが行われるのはなぜなのでしょうか?理由を知っていれば有効な対策を考えることができます。企業がグループディスカッションで就活生のどこを見ているかというと「コミュニケーション能力」「協調性」「リーダーシップ」です。これらの能力は仕事をする上で、業界や職種に関わらず必要とされているものです。

コミュニケーション能力とは

コミュニケーション能力というと誰とでも仲良くなる、話し上手な人というイメージを抱く人もいます。しかし相手の話を聞き、理解することもコミュニケーションを図る上でとても重要なことです。グループディスカッションでは話すことだけでなく、他の人の意見を聞くことができるかも見られています。

協調性の欠如は解雇理由にもなる?

実は協調性の欠如が解雇理由になることがあります。それだけ企業は仕事をする上での協調性というのを重視します。仕事は一人でするものではありません。上司や同僚、顧客に取引先。仕事ではいろんな人と良好な関係を築く必要があり、グループディスカッションで協調性の有無をチェックします。

リーダーシップを採用基準にしている会社は多い

就活生の中には、自分はリーダーに向いてないと自己評価している人もいるでしょう。しかし就活で問われるリーダーシップは、課題に対して前向きに取組み、周囲を巻き込みんで解決策を探る能力のことです。全員を引っ張るというよりは、自分の頭で考えて行動に移せる人と、理解しておくと良いでしょう。

グループディスカッションで上手に自己アピールする方法

グループディスカッションの目的は理解いただけたでしょうか。ではグループディスカッションで面接官にアピールするにはどういった点に気をつけて対策をすればよいのでしょうか。具体的な対策方法や考え方をみていきましょう。

コメンテーターではなくMCを目指そう

テレビの討論番組を見ると司会役(MC)とコメンテーターで役割分担されています。グループディスカッションに慣れてないと、問題について的確にコメントするコメンテーターを目指しがちです。しかしグループディスカッションで好結果を出すのであればMCを目指すべきです。MCというのはグループディスカッションの対策上必要な要素を満たした存在です。
まず各コメンテーターに意見を聞きます。これは他人に話を振る気配りができるということです。そしてコメンテーターの意見を聞く傾聴力。時にはコメンテーターの話を要約してその場で共有する分析力。議論が白熱したときに冷静に場を落ち着かせる調整力。前に出過ぎることはないものの、しっかりと自分の意見は伝えることも忘れません。
こうしたMCの仕事はグループディスカッションで必要なコミュニケーション能力、協調性、リーダーシップをすべて満たしています。

グループディスカッションで失敗するパターン

反対にこんなやり方だと失敗するというのもあります。しっかりと予習して対策しましょう。
なんでも否定から入る
口ぐせが「でも…」「だって…」など否定的な人は注意が必要です。グループディスカッションでは与えられたテーマについて議論するのですが、正解を出すことを求められているわけではありません。面白いアイデアを出すことや建設的に議論に参加できているかといったことを見られます。他人の意見を否定ばかりすると議論ができませんし、協調性がないと判断されてしまいます。
自分ばかり話をする
グループディスカッションは通常30分や1時間と時間が決められています。自分が話すということは他の誰かの発言の機会を奪うことになります。自己アピールも大事ですが、周囲に配慮せず自分のことばかり話す人はチームの一員として不適格と見なされます。
自分の意見がない
他の人の意見に「私もそう思います」など乗っかるだけというのは避けましょう。グループディスカッションは課題に対して自分なりに考えて意見を出すことが大事です。もしテーマについて深く知らなくても知ったかぶりをする必要はありません。分からないなりに自分のコトバで話す方が大切です。

グループディスカッションへの準備をしよう

あまり人前で話をする機会のない人は、グループディスカッションに対して苦手意識を抱いてる傾向があります。人前で上手く話ができない人は単に慣れていない場合が多いです。準備と経験でしっかりと対策を練っておけば恐れる必要はありません。
自己紹介は30秒で
グループディスカッションでは最初に自己紹介をします。第一印象というのは、その後の人物評価に影響する重要なものです。前もって30秒程度で話しきれる自己紹介文を考えて練習しておきましょう。文字数にしておおむね150字程度です。
大学や出身地、趣味や得意なことなど一番印象に残したいこと中心に書き出して対策しておくと、周囲にはとても自身に溢れた自己紹介に映るでしょう。

役割分担には積極的に名乗りを上げる

グループディスカッションの際にはリーダー、タイムキーパー、書記、発表者などいくつかの役割を分担することになります。躊躇せずに積極的に手をあげましょう。
対策はバッチリで自信のある人はリーダーがよいです。意外と存在感を出せるのがタイムキーパーです。時間を計らないとならないため冷静に状況を把握することができます。
どの役割になってもいいように、グループディスカッションの練習の時はさまざまな役目を経験して対策しておくと良いでしょう。
結論から話すことを心掛ける
時間に限りのあるグループディスカッションでは結論から話したほうが良いでしょう。「私は~考えます。なぜなら…」というように最初に結論を述べ、そう考えるに至った理由を続けると論理的な話し方に聞こえます。
普段の会話でも意識して対策することができます。また話口調も意識的にゆっくりにした方が自信があるように周囲には聞こえます。早口だと聞き取りにくいだけでなく、自信なさげな印象を与えることになります。
グループディスカッションは正解を出すことが目的ではありませんが、自信をもって堂々とした雰囲気を出していると周囲も一目置いてくれる効果があります。

グループディスカッション対策に使える教材

どんなに経験のある講師でも講演のまえはいつも緊張すると言います。ぶっつけ本番でグループディスカッションを迎えても好ましい結果はなかなか出ません。しかし練習して慣れれることはできます。グループディスカッション対策におすすめの方法をご紹介します。
ディベートサークル
大学のサークルで対策をするはもちろん、地域には社会人が中心になって行っている勉強会がいくつもあり、そういう場所に出てみることも有効な対策です。テーマに沿って社会人ならではの視点からの意見を聴けるのは貴重な機会です。
本を読む
就活対策本だけでなく、一般教養書あるいはビジネス書の話し方や傾聴力を鍛えるための本を読むのもおすすめです。幅広い知識や教養を得ることで、自分の意見を堂々と言えるようになったり、他人の意見を余裕を持って聞くことができるようになります。

家族や友人との会話もグループディスカッション

普段意識されることはないですが、家族や友人との会話も十分グループディスカッションの対策になり得ます。最初は恥ずかしいと感じるかもしれませんが、自分が話しているところを動画にとって自己チェックしたり、家族などにアドバイスを求めるのも有効な対策です。自分に対する、時には厳しい意見を聞くことができるというのもグループディスカッション本番に向けて良い練習になるでしょう。

対策をしっかり

グループディスカッションの目的は、正解を出すことでも、誰かを論破することでもありません。むしろ周囲と協力しながら課題解決策を講じることができるかを問われます。人の話を聞くこと、調整する力、周囲の人への気配り、リーダシップ。グループディスカッションへの対策をしっかり行い、面接官から高評価を得ることを目指しましょう。